徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

エクセル

2006-10-19 16:13:16 | Weblog
先月末、クラスメートから突然電話がかかってきた。

大至急話をしたい

と。彼は私の仲のいいクラスメートの1人ではあるけれど、こんなに「緊急」の電話は初めてだった。その頃、私は、引越しやワークショップで忙しかったので、その日、話の内容を聞いて、会う日時をアレンジした。

彼は、私にエクセルの使い方を習いたい、と言った。どうやら、彼のスーパーバイザーが、彼に、「あおがエクセルを良く使える」と言ったらしい。私はエクセルのエキスパートではないけれど、多分、標準のオフィスワーカーよりは慣れていると思う。

後日、彼に会った。私は、「ピポットテーブルの作り方とか、教えればいいのだろう」くらいに思っていたのに、彼はまず、

彼のデータの説明

から始めた。「まぁ、いいや」と思って聞いていた。で、次に彼が言い出したのは、

こういうことを知りたいんだけど、どういう表を作ったらいいの?

えっと、そういうことを考えるのはあなたの仕事なのでは?私は、表を作る手伝いはできるけれど、考えることはできない、と彼に伝えた。

彼は、エクセル、というより、PCそのものを使ったことがほとんどなく、ピポットテーブルを作るのも一苦労だった。さらに、その表の読み方も分からず、私が1から説明した。2時間くらいで切り上げ、「また何かあったら連絡して」ということにした。

その後。また彼からヘルプメールが来た。今度はグラフの作り方を教えて欲しい、という。さらに、回帰直線も書きたい、と。今回は、彼のスーパーバイザーがアドバイスしたメモを持っていたので、どれとどれをグラフにしたいのか、分かったので、作り方を教えた。たった1つのグラフを作るのに、1時間半もかかった・・・でも、他にも同じようなグラフを作るようだったので、「後はできるよね」と言って私は立ち去った。

が、翌日の夕方、また手伝うことになった。今回は

「手伝う」というより私の分析か?

という感じだった。確かに、スーパーバイザーが、「これとこれを見て」とアドバイスしていたので、それに沿って表やグラフを作ったけれど、彼はあまり数字に強くないらしく、平均値を見ればいいのか、標準偏差を見ればいいのか、総数を見ればいいのか、ぴんと来ていないようだったので、私が一度彼に、「どれを見る?」と聞き、ちょっとずれているな、と思ったら、「これも加えよう」と言って、加えた。

彼は提出日まであと10日ほど、ということであせっていた。で、私が彼に、「私が表とか作ってもいいけれど、せっかくだから自分でやってみない?」と聞いたら、

もう時間がないから、あおがやったほうが早いからやって

と言われた。4時間かけて彼の修士論文の表とグラフ、ほとんど作った・・・自分の修論もままなっていないのに。こういう機会にエクセルの使い方とか、学べるのに、本当に私がやってしまってよかったのだろうか。
コメント
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