徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

EUMETSAT

2007-05-19 20:36:36 | 勉強
まったく進んでいない私の修論。4月からテーマも新たに再スタート!となった。研究内容は前と大きく変わらないけれど、新しいもの好きの教授はまだテスト段階、というデータに食いついた。

そのデータは、今までは衛星データは15分に1回だったけれど、データ取得範囲を狭めて5分に1回、データが取れるように研究中というもの。そのデータは6月から9月に私たちの研究対象エリアをカバーする。つまり、まだ手元にデータはない・・・早くも再び期間延長(できるのかは不明)の感じ。

で、そのデータは同じようにEUMETSATから入手できる。先月から教授が、

あお、2,3日、EUMETSATにデータの勉強に行かない?

と言っていた。でも、いまいち自分の研究のコンセプトも分からないし、「行ったところでねぇ」と思っていたら、教授は乗り気で、話がとんとん拍子に進み、この前の月曜日に日帰りで行ってきた。

結果。

行ってよかったよ、本当に

教授はアイディアはあるけれど、実際にデータをハンドリングしているわけではないから、「こうすればいいんじゃない?」という提案をもらうことは少ないけれど、この前話した人は実際に衛星データを使って論文を書いている人だから、いろいろ教えてもらえた。

その人のオフィスは個室。パソコンは3台。そして、そのうちの1台のデスクトップにいつでも「魔女」が片隅に出ていた。ふと壁を見ると魔女の人形がかけられていた。思わず、「魔女、好きなんですか?」と聞いてしまった。彼女の返事は、

私ね、魔女になりたかったのよ

という、想像を超えた返事。

彼女はとても面白く、

ほら、4月は暖かい日が多かったじゃない?6月からのプロジェクトでいいデータ取れるわ、と興奮していたんだけど、5月、雨じゃない?心配よ~

と言っていた。私たちのプロジェクトはconvectionの分析なので、地表面が温まって雲ができることが必要。そっか。彼女は4月からうきうきしていたんだ、とちょっとかわいらしく思えた。

ランチはEUMETSATのカフェテリアで。さすがに大学のメンザとは味も値段も違った。広々としたきれいなカフェテリアだった。メニューも日替わりでいろいろあった。

駅まで車で送ってもらったので、電車までに時間ができた。本当は、大きいアジアンショップがある、と聞いていたので、行ってみたかったけれど、大雨だったので断念。

ちなみに、彼女の車はトヨタ車。フロントガラスにセンサがついていて、雨の強度によってワイパーが自動で動いたり、スピードを変えたりする。彼女の家は、彼女の両親、だんなさま、2人の息子全員トヨタ車に乗っているそう。ディーラーがうまくやっているらしい。そんな彼女に、「いつかメルセデスに乗りたいと思う?」と聞いてみた。

全然思わないわよ。この車、私の欲しいものが全部ついているのよ。もし、メルセデスで同じものを買おうと思ったら2倍お金がかかるわ

と言っていた。へぇ。そういえば、私、先日メルセデスに乗せてもらった。まだ肌寒い時期で、「寒~」と思いながら助手席に座っていたら、なんと、腰の辺りに暖房が・・・背中ではなく、腰、というのがポイント高かった。

研究についていろいろアドバイスをいただけたので、本当、行ってよかった。データをいろいろいじるのは好きなので、最近は寝る時間を削ってデータ分析に励んでいます。