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サンモリッツからツェルマットまで氷河特急に乗った。
8時間弱
サンモリッツからクールまでは前日のベルニナ特急と同じ路線なので、再びランドヴァッサー橋などを通って行った。氷河特急は、日本語の案内、アナウンスもあり、とてもよかった。
途中、天気が悪く、雨が降ったりもしたけれど、車窓からの眺めはまずまずだったように思う。一番標高の高いところは2033mで、真っ白な雪の中だったし、標高の低いところでは牛や羊が放牧されていた。
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サンモリッツで乗車するとき、私たちは後ろから2、3両目くらいの車両だった。機関車の写真を撮りたい、と思った私は、発車までまだ10分くらいあったので、駅のホームを走って先頭車両に向かった。
走っても走ってもまだ先頭車両につかず、『やばい。乗り遅れるかも』と、思ったけれど、それでもこの機関車は途中で切り離されるので、頑張って見に行った。その結果が上の写真。
COOPかぁ…
よく写真で見るような、赤い機関車をイメージしていたけれど、目の前に見えたのはCOOP。スポンサーも大切だろうけれど、頑張って走ってきた結果がこれだったのはちょっと悲しかった。
それでも写真を撮っていたら、外国人の人が『機関車と一緒に撮ってあげようか?』と言ってくれたけれど、ちょっとイメージが違ったから断った。そうしたらその人は、『あぁ、発車までに時間がないからね』と解釈した。違うけれど、訂正することもない、と思い、そのままにした。
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さて、半日も乗車するとなると、車内で食事をすることになる。乗車後すぐにメニューが配られ、その後、スタッフが注文を取りに回ってくる。
私たちは、両親が日本で予約した『セットメニュー』を食べた。
が、このセットメニュー、疑問がいっぱい。
まず、メニューにセットメニューはあるけれど、
値段が書かれていない
両親の話では、1人当たり6,000円くらいかかり、さらに、3人で5,000円くらいの手数料を旅行会社に支払った、と言う。ということは、60フランくらいなのかしら、と、予想し、(当然内容は違うけれど)メニューに載っているアラカルトのサラダ+メイン+デザートを計算してみたら
真ん中~やや高額のメニューを選んでも40フラン程度
よくわからない値段の付け方だ。
写真はセットメニューのメイン。最初にお皿が配られ、次に、ライスを持った人、ニンジンを持った人、肉を持った人が次々に回ってきてサーブしてくれた。デザートはティラミス。
冷凍の
まだ若干凍っているところがあった。まずまずおいしかったけれど。
思うに、事前販売はすべてこのセットメニューになるのだと思う。同じ車両でアラカルトを食べていたのは1組だけだったし。両親の話では、『アラカルトがあるなんて一言も言われなかった』そうだし。
まぁ、一生に何度も乗るものではないから、仕方ないかな。
氷河特急と言えば、『傾いたグラス』。私は20歳のころにスイスを旅行した時(氷河特急には乗っていないけれど)も欲しくて欲しくて仕方なかった。そして、今回、やっと購入。
2回目にお土産のワゴンが回ってきたとき、隣の人が絵葉書を購入していた。それを見て私も欲しくなり、『次にワゴンが来たら買おう』と決めていた。が、
ワゴンが回ってくることはなかった
残念。そういえば、食事が終わって結構すぐのころ、スタッフが下車していた。お土産はもっと早く決断すべきだった。