徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

伝言ゲームをする

2014-04-01 16:28:37 | Weblog
友達がカナダへ帰国することになり送別会が開催された。彼女はアクティブな人で、参加者14人のうち、10人くらいがハイキングクラブで知り合った人たちだった。アメリカ人やポーランド人など、ドイツ人以外が多かったけれど、みんなドイツ語と英語を普通に話していてびっくりした。

パーティの途中、隣に座ったソクチくんが、『これは伝言ゲームね。この話を次の人に回して』と話しかけてきた。私が聞いた話は、

中国人のお父さんが息子にパンパースを買いたかったけれど、手に入らなかったので飛行機でどこかに行った。でも、そこでもパンパースがなかったので車を代わりに買った。

というものだった。「は?車がパンパースの代わり?」と思ったものの、伝言ゲームだからそういう話なんだろう、と思い、次の人に回した。ソクチくんはよく『おむつ』という単語の代わりに『パンパース』というので、私は『おむつ』と『パンパース』の両方を伝えた。途中まではうんうんと聞いていたけれど、「車を代わりに買った」と伝えたら、『は?それは

回ってきたもの?それとも自分で作成したもの?

』と聞かれた。気持ちはわかるけど、私が作ったわけではないから。
私は7番目だったので真ん中くらいの順番だった。まぁ、文章もそれほど複雑ではないし、残りあと7人くらいなのでそんなに文章は変わらないかな、と思いながら最後の人を待った。最後の人に伝わった文章は

中国人のお父さんが赤ちゃんを殺した。…

というものだった。残念ながら周りが騒がしかったし、最後の人も大笑いしながらだったので最初の文しか聞き取れなかった。

で、気になるのは元の文章。元の文章は、

○○(アラブの名前だったけれど聞き取れなかった)さんがラクダのおむつを買いに空飛ぶ絨毯でデパートへ行ったけれど、おむつがなかったので大きなシーツを代わりに買った。

だった…
たぶん、『○○さん』を聞き取れなかった人が『中国人』とし、『ラクダ(camel)』が『車(car)』になり、『空飛ぶ絨毯(flying carpet)』が『飛行機でどこかに行った(fly to somewhere)』になり、『大きなシーツ(big sheet)』が『大きなウンチ(big shit)』から『赤ちゃん(baby)』になったのでしょう…

全く違う話になっていて(というか、共通する単語は『おむつ』だけ?)大人の伝言ゲームもなかなか面白かった。

あとでソクチくんが『僕は「おむつ」を「パンパース」で回したのに「おむつ」に戻っていたよね。すごいね』みたいなことを言ったので、『いや、私が「おむつ」と「パンパース」の両方を回したから。というか、

伝言ゲームで勝手に単語を変えるな!

』と言ったら、『だって「パンパース」のほうが面白いかと思って』と言われた…
そういう人がいるから少しずつ話が変わっていくんだな、と思った。


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