徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

英語

2005-07-21 03:07:32 | Weblog
ドイツはイギリスに近いので英語はイギリス英語に近い。スペルや発音が私の習ってきたアメリカ英語と違う。まぁ、スペルや発音の違いはそれほど大きな失敗には結びつかないから、心配することはない。しかし、アメリカ英語とイギリス英語で同じ単語を使いつつ違うことを表す、というのは厄介である。

あるとき、友達と待ち合わせをした。
友達:second floorね
私:OK. second floorだね

待ち合わせ時間になっても友達が来ない!!Telしてみたら彼女は1つ上の階にいた。友達はイギリス英語で、ground floor, first floor, second floorと数え、日本で言えば3階、私はアメリカ英語で、first floor, second floorと数え、日本の2階にいた。
ちなみに、ドイツ語もイギリス英語と同じように階数を数える。

コントみたいな出来事で、一人で笑ってしまった。それ以来、複数階ある建物で待ち合わせるときは、「それって、ground floorはあるの?」と聞くようにしている。「いい加減覚えてよ」と大不評であるが、今のところ、止められない。
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国籍と時間感覚

2005-07-20 01:14:25 | Weblog
国籍と時間感覚はもちろん個人差が大きいものの、大まかに分けられると思う。

スペイン語圏。
比較的スペイン語圏の人は時間に対して寛容であるような気がする。南米出身の男の子は「7時に待ち合わせね」と言うと、必ず「OK。7時くらいね」と返ってくる。いえ、「くらい」ではないんですけど・・・そして遅れてくる。南米の別の国からの女の子も待ち合わせ時刻前に現れたことはない。

ドイツ人。
比較的時間に厳しい気がする。ある教授は10時から講義を始める、と決めると、必ず時間前にやってきて

「あと30秒ある」

と言って、ぴったり始める。終わる時間も大体ぴったりである。私の友達は、待ち合わせ時刻の5分前からカウントダウンを始め、3分待って来ないとTelする。あと、待ち合わせ時刻を11:47とか、わけの分からない時刻にされたりもする。

アジアのあるイスラムメインの国。
時間はあってないようなもの。「夜9時から一緒に夕食を食べようよ。作るからさ」と言って誘ってくれるのだけど、9時半に行っても「あ、今から作るね」と。結局食べ始めるのは夜11時からだったりする。
待ち合わせに2時間くらい遅れるのはよくある話で、すっぽかされることもしばしば。

そして、物事には「例外」がつきもの。
先ほどの南米からの男の子とランチをし、その後、講義があった日、2人とも時計を持っていなかった。が、彼が、スペインからの女の子を見て、「彼女がいるから大丈夫だよ。彼女はスペイン人だけど、講義に遅れたことがないんだ」

私の印象では、冬の寒さが厳しくないところでは時間に対して寛容な気がする。←寒い中、長時間外で待つことをしなくていいから??
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オーラル試験

2005-07-19 04:08:45 | 勉強
オーラル試験を受けました。勉強不足のため散々で、追試を受けることにしました。今回は試験が3つ重なっていたので、スキップする人が多かった。ここのシステムでは、追試を受けてもAを取ることができるから。

やはり、オーラル試験、というのは、私みたいに中途半端に勉強している人にとっては運・不運が大きいですね。教授が出した問題がちょうど手を抜いたところだったりして、「あ・・・」と思ったり。友達が出された問題だったら「Aとまでは言わないけれど、Bは取れたのに」と思ったり。まぁ、仕方のないことだけど。

納得いかないのは、私が在籍しているプログラムは英語またはドイツ語で授業を行います、というものなのに、教授がフランス語も話せるから、フランス語が公用語の学生はフランス語で試験を受けられた。ちょっとフェアじゃないよな、という感想。

うーん。次回、最初に「日本語で答えていいですか?」と聞いてみようかな。だって、全部の専門用語を英語で覚えて説明するなんて不可能。が、けんかを売っても仕方がないので、とりあえずちゃんと勉強しよう(来週から)。今週はリラックスしたい。
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友達

2005-07-18 06:29:58 | Weblog
試験が近いので、ここのところ毎日友達と一緒に勉強している。なかなか面白い行動をしてくれる。

約束の時間に行ったら、彼女はベッドの上で寝ていた。しかも、ドアは完全に開いていた・・・聞いてみると2時間くらい寝ているよう。さすがに無用心なので、ドアの件は注意しておいた。ちなみに、私が到着してからも1時間は寝ていた。

ある日は、朝9時から勉強しよう、というので、9時過ぎに行き、勉強し始めたら、彼女は10時に
「30分、見たいテレビ番組がある」
と言って友達の部屋へ。そういうの、あり?

さらにさらに、夜8時過ぎに、「パーティに行かないか」と友達に誘われ、「10時くらいに行くから一緒に行こう」と答えた彼女。10時目前になって別の友達に「今からDVDを見るけど来ないか」といわれ、「行く」と即答。えっと・・・あなた、さっきパーティに行くって言っていたよね。
パーティに誘ってくれた友達にすかさずTelし、「足の調子が悪くて踊れそうにないからやっぱり行かない」と。そして私に「DVDのことは黙っていてね」。それでいいの?と聞くと、「私のスケジュールだから私には変える権利がある」と。いえ、あなたを待っていた最初の友達の立場は??←彼は少し怒っていました。そりゃ、怒るわな。「待って」いたわけだし。

そんな感じの彼女だが、なぜか私の一番の親友である(ような気がする)。
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中国人と日本人

2005-07-17 07:26:40 | Weblog
私は外見では日本人、韓国人、中国人の見分けに自信がない。なので、私自身が間違えられてもそれほど気にしていなかった。ドイツにいる人数は、日本人より中国人のほうが圧倒的に多いし。

しかし、さすがに1ヶ月の間に3回も中国語で話しかけられると、「私の外見、日本人ぽくないのかしら」と心配になる。

1回目は寮で。新しく入った女の子が中国語でぺらぺらぺらっと話しかけてきた。唖然とする私を見て「あ、中国人じゃなかったのね、ごめんなさい」と言って終了。

2回目は中央駅で。友達を待っていたら、見知らぬ女性にいきなり中国語で話しかけられた。やっぱり唖然としている私を見て今度はドイツ語で。私のドイツ語は片言なので、あまりコミュニケーションをとれず、英語に変え、5分くらい話をした。

3回目は電車の中で。見知らぬベトナム人の男性に中国語で話しかけられた。さすがに3回目なので特に驚かず、私、日本人です、と伝えたところ、「本当に??どう見ても中国人だよ」と言われた・・・なぜベトナム人に・・・気を取り直して1時間くらい彼と談笑して過ごした。

その後、やっぱりちょっと気になったのでクラスメートの中国人の女の子に聞いてみた。「全然違うよー」と返ってきた。「目の大きさが違うよ」と。うーん。私、目の大きさの違いってほとんど分からないんですけど。みんな、よく見ているんですね。
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握手とハグとキス

2005-07-16 23:27:28 | Weblog
あまり触られるのが好きでない私。
ドイツに来て最初のころは握手に戸惑った。タイミングが分からない。クラスで、道で、街で、とりあえず会えば「Hi」と言って握手。が、慣れるのにそんなに時間はかからなかった。触れるのは手だけだし。

スペイン語圏の人同士はすでにこの時期からハグ&キス。でも私は日本人だし、することはないだろうな、と思っていた。さすがに、仲のいい女の子の友達とはハグはしていたけれど。

パーティに参加したり、だんだん打ち解けてくると、一緒にいる友達が、パーティで別の友達に会い、彼とハグ&キスをしたりなんかすると、当然のように次は私の番・・・仕方ない、と思ってぎこちなくハグ&キス。そんなことを半年くらい続け、「この人は会ったらハグ&キス」という見当がついてきたので、ずいぶん気持ち的に楽になったし、ハグ&キス自体にも抵抗は少なくなった。

しかし。
誕生日にタンデムくんと待ち合わせをした。待ち合わせ場所で彼が近づいてくるのを見ていた。途中で、「あれ?近づきすぎじゃないか?」と思い、少し後ずさった。そうしたら、彼が手を広げ、「Happy Birthday」と言いながらハグしてきた・・・私、驚いてまた後ずさる。だって、知り合って半年たったけど、ハグしたことなんてなかったし、握手だって知り合って間もないころに数回しただけなんだもん。

ハグ&キスに慣れてきた、といっても突発的なことに弱い私。果たして本当に慣れる日は来るのだろうか。
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日本のサービス

2005-07-16 02:27:52 | Weblog
タンデムくんが日本の友達に花を送りたい、ということで手伝った。日本の花屋さんのウェブサイトから注文をした。

その日の夜、彼が、「こんなメールが送られてきたんだけど」と言って花屋さんからのメールを私に転送してきた。それは、「ご注文ありがとうございます」というものだった。

その翌日、また彼から転送メールが。今度は「発送しました」というものだった。

彼は、最初のメールは予測していたものの、2通目は予想外だったようで、「僕がして欲しいのはメールを送ってくることじゃなくて、花を確実に届けて欲しいことなんだ」とちょっと興奮していた。なので、私がなだめようと思って、「日本のサービスの1つだよ。発送した、と分かったら安心するでしょ」と言ったら、火に油を注いでしまったようで、

「サービスって言うのはね、客が望んでいることを素早く、確実にすることだよ」

と。間違ってはないけどね。日本では普通のことなのよ。慣れてね。それに、多分、ドイツ人よりも日本人のほうが普通に、素早く、確実に仕事をしていると思う。

さらに、到着予定日。
「花屋さんから到着のお知らせが来ない!!なぜなんだ?」と、また興奮気味に連絡してきた。えっと・・・花屋さんは発送が終わったら花の到着のお知らせをする責任はないから、と伝え、さらに、2通目のメールに花の追跡に必要な情報が記載されていたので、宅配便業者のウェブサイトから追跡してみた。そうしたら、既に到着済みになっていたので、そう彼に伝えた。

そしてその後。彼から花については何の連絡もない・・・
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ドイツで髪の毛を切る

2005-07-15 00:54:05 | Weblog
去年の10月、日本を出国したときは、「半年に1回は帰国する」と信じていた私。9月に思いっきり髪の毛をカットしてもらって「うん、これで春までいけるかな?その前に年末年始に帰るかもしれないし」と思っていた。

結局年末年始は帰国しなかった。髪の毛が気になってきたので冬休みの間に髪の毛を切ることにした。あまりに安いところは不安だったので、そこそこの値段のところに行った。

前髪を切るとき、ぎゅっと押さえられ、まっすぐに切られた・・・いまどき、そんな切り方をするのか?それとも外国人だと思ってやっているのか?といろいろ思ったけれど、「出来上がりがよければいっか」とのんきに思っていた。

そして出来上がりのとき。
えっ??前と横の髪の毛が90度の角度になっているんだけど・・・恐る恐る美容師さんに「ちょっと不自然じゃありません?」と言ってみたところ、

「横の髪の毛を後ろから前に流せば目立たないわよ」

とアドバイスを頂きました。えっと・・・返す言葉が見つからず、引き下がった私。そしてブロー。あれ??もしかしてこれで終わり?というブロー。
冬空の下、生乾きで放り出されました・・・

二度とドイツで美容院へは行かない、と誓ったものの、時がたつにつれ、「もしかして私、2年間帰国しないかも」と思い始め、先日行ってきました。もちろん、前回とは別のところ。今回はヘアカタログを持って行き、まぁ、写真とは違うけれど、OKかな、という感じになった(料金は前回の約半額)。ブローは料金に含まれていないので、自分でブローをしたのだけど、今回は心行くまでブローをした。

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世界の言葉でラブレター

2005-07-14 00:06:25 | Weblog
アフリカから来ているクラスメートの男の子が、自分の国にいる彼女に手紙を送るから、といって「日本語で"You're my special"って書いて」といってA4サイズの紙を持ってきた。

そこにはすでにぎっしりと両面に、彼女に伝えたい愛の言葉がスワヒリ語やブルガリア語、中国語、ベトナム語、フランス語、ドイツ語などで書かれていた。

彼に、「これは英語でなんていうの?」と聞いてみると、"I love you", "You're always on my mind", "How can I forget you"などなど日本語に訳すのが難しい文章をいくつも言ってくれた。私はそんな、sweetなことを言われたことがないので、私に対して言ってくれているのではないのに、照れてしまった。
そして、そんな私を見て彼は、「試験が終わったらコピーしてあげるよ」と。幸せのおすそ分けをいただけるようでうれしいのですが、複雑ですね。←だって、私宛ではないから。

ちなみに、私は、「あなたは特別な人」と書いた。
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ドイツの講義・授業と学生

2005-07-13 06:26:13 | 勉強
私が在籍しているプログラムでは、基本的に出席は取らず、試験にさえ合格すればよい、というスタンス。プレゼン・セミナーを課す講義は多いが、レポートは今のところ皆無。

ほとんどの学生はバイトをしている。私は日本で働いていたときの貯金を取り崩しているので、働くつもりはありません。バイトをしている人全員ではないけれど、まったく講義に来ないクラスメートが数人いる。彼らは試験のときだけやってくる。そして口をそろえて言うことは「忙しくて時間がないんだよね」。

中には、セミナーをブッチしたり、教授に、「その日、働くから別の日にセミナーをしたい」と堂々と交渉する人も。ドイツは授業料がかからないせいか、教授たちも「学生に勉強させないと」という使命感は持っていないような気がする。学びたい人が学ぶ。

そして、評価は日本の大学院のように甘くない・・・ちゃんと「不可」もつく。「優」が誰一人としてつかない講義もあった。

最後は私たちが講義を評価。最近は日本でも行われているようであるが、やっぱり、よりよく、より有益にしていくためには欠かせないものではないでしょうか。
例えば、ある講義で、去年の学生たちが、「専門用語が多すぎて、大変」と記入したら、今年は準備のための講義を行ってくれたり、専門用語集を購入してくれたりしてくれた。こうして講義を年々改善していくことは学校の評価の上昇にもなるので大切なことだと思う。
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