喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



青森旅行も4日目、今日は下北半島に行ってから黒石の親戚家に泊まる予定です。下北半島は青森とはいえかなり距離があるので今日も朝早く出発!上北さくらホテルの前には満開の桜がありました!ホテルの人曰く、すぐ近くの小川原湖畔の桜も満開らしいです。待ってろよ~、弘前!



当初は下北半島まで下道で行くしかないと思っていましたが、なんと高速道路が一部できている!完成すれば恐山までいける様子です。うーん、これは是非早く完成して欲しいなぁ。現時点では途中までしかいけませんがかなり時間が節約できました。



⑰道の駅よこはま(9:45着)


恐山に行く前にここで小休憩。道の駅よこはまは菜の花畑で有名で、ここで菜の花畑でも見れるかと思っていましたが、開花が遅れているためなにも咲いていませんでした^^;(結局この年は5月末に見ごろだったらしい…)。でも水仙の花がところどころ咲いていてきれいだったなぁ。菜の花ドーナツが揚げたてでとてもおいしかったです。今日は先が長いし、早々に出発だ!



そしてむつ市に到着!恐山の看板は下北半島に入る前からずっと出てるから迷うこともありません。



恐山入り口を越えて山道を進むと再び雪が両脇に積もってます。やがて恐山の門をくぐると宇曽利湖が。窓をあけると、ちょっと有毒なんじゃないのかってくらいの硫黄のにおいですね^^;



恐山の手前に三途の川があります。恐山は日本三大霊場だけあって凝ってますね!石像も凝ってる。三途の川に架かる橋を全部わたるとあの世に行ってしまうと思ったので途中まで歩いて引き返すことにw何気に橋の勾配が急でした^^;

その奥にいよいよ恐山



⑱恐山(11:00着)


恐山は4月まで厚い雪に覆われているため開くのは5月1日からです。ということで今日は開山ホヤホヤ!平日だけあってまだ観光客は多くはないですね。入山は500円と割安です。ここには亡くなった人の霊を呼び寄せるイタコが有名(お盆の期間だけらしいですが)で、遠くの地から故人に会うために足を運ぶ人もいるというほど。単に観光として見学するのはちょっと気が引ける気も^^;ってそんなことを言ったら従業員が泣きますね。どんどん観光しましょう!



本堂にはまたもやカメムシの大群が!谷地温泉から2日ぶりの再会です。硫黄の臭いが大好きなのか、カメムシさんよ?本堂に続く道の側に無料の温泉もありました。恐山には宿坊もあるのでそこに泊まる人たちが温泉に入るのでしょうかね?恐山に泊まって夜中に暗闇の中温泉へ…考えただけでも恐ろしい!



本堂の左側から観光ルートへ。ゴツゴツした岩は軽石??ところどころから湯気が吹き出ています。亜硫酸ガスだそうですが、お賽銭はこのガスのおかげで錆付き、原型をとどめていないものも!お金はちゃんとお賽銭箱に入れましょう!岩も黄ばんで溶けてます^^;



有名な血の池地獄。地の池というからには赤かと思いきや・・・きれいな透明でした。血の池地獄といえば、グツグツと煮立っているイメージがありますが今なら気持ちよくは入れそうだ。そのうち赤くなるのでしょうか?開山したばかりだから準備が間に合わなかった!?



少し歩くと宇曽利湖畔に出ました。風が強く、風車が勢い良く回っています。恐山にはいろんなところに風車がたてられていて、灰色一色の風景に対して鮮やかに彩りを加えています。でもどこかもの寂しい雰囲気です。



故人の遺物もたくさん納品されているようです。故人の名前が書かれた石や遺品が道脇にたくさん置かれていました。夕方に来るとちょっと怖いかもですね。ずいぶんランダムに置いてあったけど、こういうのって恐山に申請してるのかな?



展望台への道はまだ雪で閉ざされていました。なんとか進んでいくと、釜臥山の展望台が見える。あそこから眺めるむつ市の夜景は夜のアゲハ蝶といって、とてもきれいだそうですよ。今回は雪で通行止めになってて行けませんでしたが…

帰りに霊場アイス(白:バナナ味)を食べました。霊場アイスなんて、どこかスピリチュアルな響きですが、お世辞にも美味しくない!甘さもバナナ風味もいまいちパンチが効いてなくて、しかもコーンがしけってました^^;昨日開山したってことはまさか去年のコーンを使いまわしてるなんてことはないよね??なんだかんだでゆっくり回っていたら1時間半くらいかかりました。こういう雰囲気のところ関東にはないなぁ、雰囲気が雰囲気なだけににちょっと疲れましたが、ホント貴重な経験ができました。



恐山から大間崎への抜け道は山を越えるか、一度むつ市に出て国道を走っていくかですが、どうやら国道を走ったほうが早いかも。山道はかなりクネクネしていて予想以上に時間がかかりました。



国道も一車線なので遅い車がいるとなかなか進まないですね。途中が出て視界がかなり悪くなったし、やっぱり天気も下り坂なのかな。なんとか今日くらいは持ってくれ!予定より大分おくれて本州最北端の大間崎へ。



⑲大間崎(13:40着)


着くやいなや風が強い!どうしてこうも岬は風が強いのか^^;まずは定番のまぐろの一本釣りを象徴するオブジェの前で記念撮影。昼食をまだ食べてなかったので海鮮屋に入ってみることに。インターネットで調べたときはあまり食べるところないのかなと思ったけど、思った以上に民宿や食事処がありました。



大間というとやっぱりまぐろですが、残念なことにこの時期は大間の海にまぐろは居ません。なので今の時期は近海でとれたまぐろを提供しているそうです。炉端で焼いていたまぐろもそう。まぁ、近海のまぐろが9月~10月になると脂を乗せて大間の海にやってくるのだから、考えようによっては今のまぐろはヘルシーな大間のまぐろと言うこともできるのだけれど。



オーダーは3色海鮮丼(まぐろ、ウニ、いくら)と、まぐろの中落ち定食+殻つきウニを注文。ウニは今捌いたようで、まだトゲが動いていました^^;見た目は結構地味でしたが、いやぁやっぱりまぐろがうまい!近海のまぐろでも十分に脂が乗ってるし、これが旬な時期になったらどうなっちゃうの?という感じです。「10月にまぐろ祭りがあるからそのときにまた来てね」と店員さんに言われましたが、そう簡単にこれるとこじゃないよここはorz



こちらは津軽海峡春景色。なぜか大間崎にいる間は天気が悪かったですが、見晴らしがいいときはここから函館が見えるようです。夏は漁火もきれいだとか。。下北半島も夏~秋が見ごろなんですかね。てかトイレもまぐろ仕様なんかいw

親戚の家に19時半に行く予定だったのに既にこの時点で14時半!この後、景勝地の仏ヶ浦に行きますが、この調子だと19時半には間に合わないことは確実か!?



仏ケ浦に向かっているうちに天気はよくなってきたけど、途中思った以上に距離が縮まらない・・・。一本道だけど曲がったり細かったり山道だったり。途中の願掛岩(上写真)につくころにはいい感じの西日に。




⑳仏ヶ浦(15:50着)


険しい山道を抜けてようやく駐車場に到着しました。出るんかい^^;駐車場から仏ヶ浦までは徒歩で20分とのこと。山を徒歩で下っていくので、行きはよいよい帰りは怖いの典型です。帰りの登りを配慮して入り口の小屋での貸し出しをやってました。



道や階段をくだっていくと、ようやく仏ヶ浦の景色が見えてきました。これはすごいかも!下まで降りて、これは見ごたえあるなぁと感心していると、なんと自分のデジカメが電池切れに!昨日充電しとけばよかったぁ~。ここからは妻のデジカメで撮って行きます^^;



仏ヶ浦には舟でも来れるのですが、ちょうど舟が埠頭にとまっていました。陸側からみてもこの迫力だから海側からみたら全体が見えて感動するだろうなぁ~。海は透明でウニがたくさんいるのが見えます。取っちゃダメの看板がないから食べてもOK??



奥のほうに歩いていくと、ヒビの入った巨大な岩が!これ地震きたら完全にアウトでしょ!?岩は青っぽくて変わった感じです。岩の大きさも歩道の両側にそびえ立つような感じだし、こういった地形がなぜこの土地でできたのか考えると不思議ですね。恐山といい仏ヶ浦といい、下北半島はちょっと自然を超越したような雰囲気があります。ちょっと北には北海道があるし、別に最果ての地というわけではないんだけどねぇ。



まるで針地獄のような岩が並んでいます。近くに歩いていくのも大変です。そしてここで地震が起きたら・・・なんて思うと津波とがけ崩れ両方の意味でぞっとしますね^^;いや、見えない力で仏ヶ浦がきっと守ってくれるさ^^



針地獄のような岩場からの写真。小さく嫁が写っているんですが、気がつかないくらいに周りの岩が大きく、壮大な景色でした。いやぁ、仏ヶ浦は想像以上の見ごたえ!帰り道がなければ最高なんだけどなぁ。帰り道は想像通り、超急な上り坂に変身していました。ここにきて持ってきた杖が意外と邪魔なことに気がつく。置いていきたいけど、返却してくださいって書いてあるし・・・でもがんばって歩いて18分くらいで戻れました。

仏ヶ浦を出たのは5時。ここから2時間半で黒石市まで行くのは物理的に不可能ですね^^;下北半島から青森市は直線距離は近いですが、ぐるっと遠回りしなければなりません。直接行けたらどんなに楽なことか^^;仏ヶ浦からむつ市に出るのに、来た道を戻るか、それとも南下するかで迷いましたが、南下してダムを通る道を抜けていったら想像以上に早くむつ市まで出られました!そこから有料道路やら高速やら使って黒石ICに到着したのは21時。親戚の家は温湯温泉郷のすぐそばにあるということで、温泉郷を抜けて到着!




㉑温湯温泉郷(21:00着)


今回訪れたのは、嫁のお父さんのお母さんの妹。一人でとても大きな家に住んでいました。豪華なおもてなしをしてもらい、自己紹介や結婚式の写真を一緒に見たり話したりしたあと、家の風呂に直接温泉を引いているということで、温泉を入れてもらいました。温泉の近くに住んでるとそんなメリットがあるんだなぁ。

2階の寝室を使わせてくれましたが、すごい!なんか旅館みたい。温泉郷だし旅館にしてもいいんじゃないかといくらいいい雰囲気です。しかし、ここでまたもやカメムシが!ん~、なんか青森に来てからカメムシの耐性がついてきました。山が多いので仕方ないよなぁ^^;そして気になるのはやはり開花状況!テレビを見ると、既に弘前は満開の様子。明日はやっぱり雨かぁ。関東では既に土砂降りだとか。この調子だと帰りの高速道路も心配^^;午前中は曇り~小雨のようだし、早めに観光済ませて本降りになる前に帰るしかないかなぁ。。

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