喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



本日乙4を受験してきました。東京で申込していたので、受験地は渋谷区の中央試験センターです!どこだ?と調べてみると最寄りは笹塚でちょっと離れたところに代々木上原が。代々木上原なら常磐線快速から各駅に乗り換えるだけで着けるので、こちらのルートで行くことにしました。



しかし代々木上原から中央試験センターまでは結構遠かった!挙句の果てに到着したら、「敷地の反対側なので道路を迂回してください」との看板が^^;13:00集合でしたが結局ギリギリになりました。

会場は200人くらい収容できそうな部屋が2部屋!そこにぎっしりと受験生がいるのでかなりの受験者数です^^国家試験だけあって、本人顔写真との照合を(簡潔にですが)実施したりもします。他の国家試験でもこれくらいやってほしいもんだ。

危険物取扱者乙4類は3つの分野に分かれており「危険物の法令」が15問、「物理化学」が10問、「危険物の性質」が10問の計35問ですが、試験時間は120分なのでかなり余裕があります。第1問は別表第一の危険物として存在しないものを選ぶという問題。「可燃性気体」という選択肢があったのでこれが答えですね(危険物は液体か固体なので)。試験のレベルとしては大体Webにある模擬試験問題と同等レベルと考えてよさそうでした。

ちなみに自分はこちらの模擬試験の6回分と、U-CANの巻末についていた模擬試験2回分、消防試験研究センターに掲載されてる26問を解いておいたんですが、同じ問題もいくつか出ていました。過去問は公開されていませんが、webに無料で公開されている問題のみでも対応は十分可能だと思うので、意外と心配要らなかったなと思いました。

でもいくつか意味不明だったり、テキストで見たことないような問題もありました。
高分子化合物のポリエチレン」に関する問題がありましたが、高分子化合物とかテキストに載っていなかったので対応できなかった。確か高校の化学Ⅱの範囲だったかな?各分野で6割とらないと不合格になるから、例えば物理化学なら10問中6問正解しなきゃならない。だからこういう難問が出てくると、あと3つしかお手付きが許されないという観点からすると結構難易度が高いともいえるんですよね。。。

問題自体は40分くらいで終了。確実に正解した自信があるのが「危険物の法令」が10問、「物理化学」が7問、「危険物の性質」が8問なのでたぶん各々合格してるはず。3つの分野がすべて合格しないと全体の合格にはならないからちょっとまだ確実ではないけど、恐らく全体でも合格できているんじゃないかなと期待してます。



帰りに合格した際の免状申請の封筒をもらいました。合格した場合これを申請するかはまた考えたいと思います。しっかし試験問題は回収されちゃったし、答え合わせができないのは何とももどかしいな~。まぁTOEICほど時間に追われる試験ではないので、問題を覚えておけばある程度あとで答え合わせもできるかもだけど。


============================================================================
ちなみに今回出題されてたのはこんな感じでした。自分がまた他の危険物を受ける時に役立つかもしれないので備忘録程度に載せておきます。


【危険物の法令】
・危険物としてないものを選ぶという問題。⇒可燃性気体
・予防規定の問題:対象が「すべての製造所」と「届け出が必要」の間違いを選ばせる問題
 正確には許可が必要
・指定数量の倍数を求める問題:アルコール、ガソリン、灯油が出題され、たぶん答えは21倍
・燃焼の難易に直接関係ないものを選ぶ問題。⇒体膨張率
 ★消防試験研究センターに掲載されてる問題と同一
・仮使用の問題:「変更工事に関わる部分」と「消防署長への申請」の誤りのペアを指摘する
 正確には「変更工事に関わる部分以外」と、市町村長への申請
・保安距離の問題:高校は30mを答えさせる問題(他に中学校、病院、高圧架空電線など出題)
・保安講習の問題:現在危険物の取扱作業に従事しているものが受講するを答えさせる
・危険物保安監督者の業務:甲乙の免除保持者しか定期点検に立ち会えないの間違いを選ばせる
・定期点検の対象:地下タンク貯蔵所を選ばせる問題。
・移動貯蔵タンクから引火点40℃未満の危険物を移動するときはエンジンを停止するの「40℃」を選らばせる問題(選択肢は30/35/40/45/50)。
・危険物保安監督者の問題:屋内貯蔵所には選任不要を選ばせる
・防油堤に必要な容量を求める問題:3つくらいタンクが出てくるが、一番大きな6000ℓを対象にするので6600が答え。
・給油所で固定給油設備以外からでも給油できるようにするという誤りを選ばせる問題

【物理化学】
・金属はすべて燃焼しないという誤りを選ばせる問題。
・燃焼の種類:詳細忘れたが分解燃焼と蒸発燃焼を取り違えていた問題。
・高分子化合物のポリエチレンについて(答え不明)
・泡消火器の冷却効果と窒息効果のペアを答えさせる問題
・引火点が低いほど危険ということを選ばせる問題
・乾燥砂が第二種消化設備であるという誤りを選ばせる問題(実際は第五種)
・気体→液体の変化が凝縮であることを選ばせる問題
・有機化合物の問題:詳細忘れたけど、「完全燃焼すると水と二酸化炭素になる」とかいう選択肢があったはず。

【危険物の性状】
・危険物の性状:固体と液体しかない、を選ばせる問題(多分)
・危険物の蒸気を排出するのに高所から行ったという誤りを選ばせる問題。
・耐アルコール泡消化器を使う理由として泡が破壊されない事を選ばせる問題
・エタノールの性状:引火点が0℃以下という誤りを選ばせる問題。
・自動車用ガソリンの性状:電気をよく通すという誤りを選ばせる問題。
・アセトアルデヒドの性状:水にとけないという誤りを選ばせる問題。
・灯油の性状:蒸気は空気より軽いという誤りを選ばせる問題。
・第四石油類の性状:引火点が第一石油類の引火点より低いという誤りを選ばせる問題
・ガソリンを注入するときに、A(絶縁した長くつと手袋)をして、C(チューブを底から離して)D(勢いよく注入)したら火災になったという事例から誤った動作を指摘する問題。Bと答え不明



全体として第四類が電気伝導性が低いから静電気には注意が必要と知ってれば解ける問題が3つくらいありました。


コメント ( 2 ) | Trackback (  )