喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



今回の旅行は長野の木曽方面へ。五街道の一つである中山道の宿場町めぐりは一度やってみたかったし、7年に一度の善光寺の御開帳が重なったこともあり観光には絶好のタイミングと言えるでしょう!旅行の期間は天気もよいみたいだし、アウトドアを最大限利用したプランを作ってみました。






プロローグ(6:40出発)


次の日(4/30)は平日とはいえ、4/29を甘く見てはいけない!首都高の渋滞を避けるために前日のうちに実家の足利に移動し、足利から木曽方面を目指します。天気は、、、あれ?思ったよりよくない?なんか雲が多いけど大丈夫だろうか(結果的に問題ありませんでした)?コンビニで100円セールのおにぎりを買って足利ICへ。



北関東相変わらず道は混むことなく、スイスイと進んでいきます。途中でが車の上方から降りてきて「ゴン!」と当たったのが気になったけど、上信越道に乗っても渋滞はなく、更埴JCTまで快調♪いつもどおり姨捨SAで休憩してくか~。天気もよくなってきたぞ!

(8:30-9:00 姨捨SA)


姨捨SAでは善光寺の御開帳PRがすごかった!というか長野は今の時期どこも御開帳押しやってるよな。。。御開帳は3日目に行く予定ですが、さすがに混んでるんだろうな~。ちなみに2泊3日の今回の旅行、わざわざ善光寺の近くまで行くのに初日に寄らなかったのは祝日の混雑を回避するためです。3日目の最後に持ってくれば時間を気にすることなく観光できるだろうという想定の元、敢えて3日目に回しています(そしてこれが結果的に正解だったと思う!)



それにしても上信越道を走り抜けたとはいえ、なんだかいろんな虫がこびり付いているな^^;とよ~く車を見ていると…、なんと車のボンネット下部にある空気の取り入れ口に鳥(すずめ)が挟まっている!おっ、おい!大丈夫か?

返事がない、ただのしかばねのようだ

そりゃそうだな、恐らく事故が起きたのは北関東道のあの時…。そこからかなりの距離を走ってるし、かわいそうだが生きているハズがない。ということでとりあえず持っていた割り箸を駆使して取り出そうと試みるが、どうやら頭が挟まっている様子。割り箸で何とか外してみるものの、あらら下に落ちてしまったorz下から覗いてみると下には落ちないようにガードされてる感じだし、割り箸ではもう届かないところに落ちてるから…取り出しようがないな。仕方ない暫くはこのまま行くか。
てかこんなところで愛車の欠点発見orz鳥が入ってしまうことがあるとはね。

初めの目的地は平出遺跡日本三大遺跡に数えられる場合もあり(そもそも三大遺跡というのは諸説あるが)縄文時代から平安時代にかけての大集落跡らしい。塩尻IC側から降りて資料館にたどり着くまでにいくつかの復元モデルを見られます。




①平出遺跡(9:45-10:30)


資料館から少し離れた駐車場に駐車。山へと続く階段が。まずはこっちから行ってみるか。陽菜歩くの早いな~、階段を手を付かずにのぼれるようになりました。長野の山々は足腰を鍛えるのに絶好の場ですね!



登った先には古代の高倉倉庫と、古墳が2つ。古墳は6世紀~7世紀に平出付近を統括していた権力者たちの墓らしい。まぁどんな過去の偉人でも現代人に見つかれば掘り起こされ、考古学の肥やしにされてしまうわけだ。死んでからも目立とうとするのは考えものだな。



こちらは復元住居。手前に貞子みたいなのが写っているけど近くに井戸はなく、自分の娘になります。



資料館へ。集落から発掘された土器や道具などを見学できるけど、素人目から見てもそのすごさはよくわからない^^;思うのは生まれたのが現在でよかったな~、ということくらいか!?



最後に平出の泉を見学。おぉ~、泉が青い!上水道が整備されるまでは生活水として使用されていただけあってきれいな水なんだろうな。ではいよいよ木曽11宿に入っていきますか。



道中、ところどころでが咲いていました。やっぱり長野は標高高いし桜がまだ残っているものなのか?いずれにせよ今日の気温は25℃だし長くは持たないだろうな。ちなみに長野の桜というと蓼科高原あたりの桜が一番咲くのが遅く、ゴールデンウィークあたりから咲き始めるそうです。




②奈良井宿(11:00-13:20)


奈良井宿は北から2番目の宿(一番北は贄川宿)で、名前だけなら妻籠宿や馬籠宿の方が有名かもしれないけど、長さでは1.1kmとこれらの宿場よりも長く保存がされているところです。駅から近くの公園には滑り台やブランコがあり、近場の人も遊んでいるようでした。



まずは駐車場からすぐのところに木曽の大橋という観光スポットへ。奈良井宿の看板もあり写真スポットにも最適だ。



橋はかなり傾斜が急で両端は階段状になっています。うーん、天気もいいし橋からの景色も素晴らしい。



線路の下をくぐって奈良井宿のメインストリートへ。その前に二百地蔵に寄っていこう。



少し坂を上って林道へ。まだ階段があるのか!妊娠中の妻にこれ以上階段を登らせるのはちょっと気が引けるが…もう少しだと思うが。。というあたりで発見。



二百地蔵というが、ホントに200体いるのかな?数える気になれば数えられない数ではないけど、そこは触れちゃいけないところかと思って参拝のみ。でも後から数えておけばよかった~って思ったりwあと奈良井宿周辺から集めた地蔵の割にはどれも似たような感じ。地蔵にも規格があるんだろうか?



メインストリートへ。建物の色が黒ということもあり、天気が良すぎてうまく写真が撮れない^^;



昼食前ではあるけど、小腹がすいたので名物のおやきや団子を食べ歩き!このお店のおばあちゃんがいうには、今年は善光寺の御開帳や北陸新幹線の影響のためか、奈良井宿はガラガラだとのこと。確かに29日なのに思ってたより空いているなとは思うけど。。。



昼食は「かなめや」という食事処で。この店の内装はかなり凝ってた。囲炉裏があるし、上を見上げれば古い梁がめぐらされていて昔の家という雰囲気だった。



やっぱり長野に来たのだからそばを食べたいところ、もりそば大盛りを注文!さすが歯ごたえいいね。蕎麦湯もおいしかった。



ちなみに陽菜はまだそばは食べさせていません。自分としては2歳になったし食べさせてもいいと思うけど、やっぱりそばアレルギーは注意した方がいいようで、3~4歳まではどこの家でも控えているみたいです。そんな陽菜はカウンターにちゃっかり座って店の人にかわいがってもらいました。店の方はとても優しかったです、ありがとうございました。

奈良井宿の人はみんないい人ばかりだった印象があります。他に、今ちょうど花桃という花が満開だという情報をゲット!なんでも明日行く予定の阿智村では祭りもやってるらしい。こういう現地情報って貴重だ、明日のプランに組み入れてみようかな。



続いて福島宿へ!こちらは日本4大関所である福島関所跡を見学してきます。こちらは関所門




③福島関所資料館(13:50-14:25)


駐車場からは資料館が見えないけど、たぶんこの急な階段を上がっていくのかな?階段を上ったところで一休み。木曽福島の町が見下ろせるいい場所だ。やはり関所というのは通る人を必ずチェックできるように複雑な地形のところにあるものなんだな。



資料館発見!300円払って入場。当時役人が来ていた服や常人では読めない書物などがたくさん展示されていた。やっぱり資料館に行くときは事前にある程度予習しておくべきだな。外が暑いから涼む分にはいいけど、内容が理解しきれないわ。



番所の復元が。定番にはなるが席について写真を撮ったが陽菜が爆睡しているところで、あまり大それた写真は撮れなかった…。

どんどん行きましょう。木曽福島から南下し上松へ。ここ寝覚の床は竜宮城から戻って老人と化した浦島太郎が釣りをして余生を楽しんだという伝説が残る場所らしいが、そもそも浦島太郎自体が実在した記録が残っていないわけなので肩書きとしてどこまで本気なのかはよくわからない。ただ中央線の電車に乗っている人が寝覚ノ床を見て感嘆の声を上げるくらい素晴らしいということで、これは行かないとな。




④寝覚の床(14:40-15:15)


岩場があるみたいなので妊娠中の妻はさすがにと思い、自分一人でダッシュで行ってきます。入場料200円を払い中へ。なんかテントみたいところで宴会をしている人がいて何の集まりをやっているのかと^^;



入ってすぐの展望台からも寝覚の床を一望できるが、意外とせまい範囲なんだな。それと、この位置からは線路や電線が邪魔をしてあまりいい景色とは言えないな。もっと近くまで降りてみよう。



階段や坂を下っていくと、分岐点が!「裏寝覚」だと?行ってみたいが今は通行止めらしい。



だいぶ眺めがよくなった!岩の上に祠があるのが見える。これが浦島堂だというのは事前に調べておいたのですぐわかったけれど、評判通りそこにたどり着くにはそこそこの岩場を歩かないといけないと書いてあったのでちょっと迷ったけど、、、若いうちでないとこういうところいけないもんな、と思って進みます。



中には「落ちてくるなよ~」と思う岩や、乗るとぐらつくトラップ的な岩もあったけど、油断さえしなければ問題なく進めるはず。浦島堂にたどり着いても特になにもやることはないけど、達成感はあった。ここで浦島太郎が釣りをしたということかな?玉手箱を開けた浦島太郎、なかなかの健脚だったようですな。



こちらは浦島堂から撮影した寝覚の床。裏寝覚には行けなかったけど、ある意味これが裏寝覚(寝覚の床の裏側)とも言える!?



おぉ、浦島堂だけじゃなくて、入り口付近に宝物館もあったのか。なんとここには浦島太郎が使ったという釣竿が展示されていた。ここは黙ってコンセプトに入り込めた人の勝ちなんだろうな。



南木曽へ。途中やたら長い木製の橋が架かっていた。これが桃介橋かな?





⑤妻籠宿(15:50-17:10)


一応ここが本日のメインかと思っていたけど、奈良井宿がすごくよかったからどうかな。ここでは陽菜をベビーカーに乗せて観光することに。結果としては妻籠は階段もあるしベビーカーだと何かと不都合な個所もあるけど、ベビーカーで回れないことはない、といった感じだった。



妻籠宿はトラックや乗用車がバンバン通っているのに驚いた。奈良井宿もたまに車通っていたけど、妻籠は頻度が断然高かった。トラックも通ってたし!それでも自然風景は見事なもので、水車や橋のふもとで眠るネコなど、昔ながらの風景も楽しめた。気温も夕方でだいぶ落ち着いてきてなんか田舎の風景という感じがしました。



こちらは鯉岩。地震の影響で一部の岩が崩れ落ちてしまって、今は原型をとどめていないらしい。形以前に藤の花に覆いつくされてしまって、言われなければ気が付かないレベルまで周りの景色と同化してしまっている感じがした。



家は昔の形を維持しているのかわからないが、入り口がやたら小さいのが気になった。見た目障子なんだけど、裏にはちゃんと扉がついているのかな?今の時代紙でできた玄関というのはさすがに不用心だと思うが。昔の街並みを保全するということは難しいものだな。



行ってみようと思っていた妻籠本陣へ。もう閉館間際だからか観光客はほとんどいない。ベビーカーを入り口に置かせてもらって300円で入場。



こ、これは!やたら暗いですね^^;外廊下に出ると明るいんだけど、室内は真っ暗で、灯っているあかりが幻想的!



建物自体は完全に復元ではあるけど、当時の間取り図を基に忠実に再現したらしい。相変わらず走り回る陽菜が入ってはいけないゾーンに入ろうとするのを追いかけて捕まえたりで慌ただしかった^^;



妻籠宿の街並み。奈良井宿に比べて坂が多いのと、前に書いたけど車の交通量が多いのが印象に残った。さすがに疲れが…。



17時にはどこの店も閉まってしまうので、最後にまだ食べてない五平餅を買う。外国人が席に座っていて、陽菜がGood morning!と話かけていたのにビックリ!外国人だってわかるのかな?外国人は笑ってHelloと返してくれた。子供の学習力と度胸はやっぱりすごいと思わされた瞬間だった。

ここまでで予定していた観光の基本コースはほぼ終わり(他に夕日を見ようと思ったけど、天気が崩れて見れる状況じゃないし)。ホテルも妻籠宿からものすごく近いんだが、ここまで来て最後の馬籠宿まで行かないのももったいないかなと思い、若干疲れが溜まっているが、馬籠宿まで行ってみることに。




⑥男滝・女滝(17:15-17:30)


馬籠峠手前に滝の看板を見かけたので、ちょっくら降りてみた。中山道は実際はこの山の中を通っていて、その道中にこの滝もあるみたいだ。後から知ったけど、妻籠宿から馬籠宿を歩くツアーもある。時間があればぜひ歩きたいところだな。やっぱり古い道だけあって橋もかなり傷んでいるが風情たっぷりで、ここのウォーキングは実は外せないんじゃないか?



男滝・女滝というと、女滝は小さく、男滝は大きいイメージがあったけど、ここの滝はどちらも立派な滝だった。上の写真の男滝は水しぶきがかかるくらいまで近寄ることができるし、もしウォーキングツアーに参加したらここで一発滝に打たれたいくらいだな。



こちらは女滝と中山道の山道。犬の散歩をしているオジサンがいた。時間ある時にぜひ歩いてみたいところ。




⑦馬籠峠(17:35-17:40)


当初はここから夕日でもみようかと思っていたけど、そもそも馬籠峠は夕日が見れる位置ではないことがわかった(道中で見れる場所はありそうだけど)。。定番の峠の茶屋も閉まってるし、バス停の時刻表を見たらもう今日の便はないみたいだからシーンとしてます。外国人観光客がいたくらい。



ここが長野と岐阜の県境になってるみたい。そうか、馬籠宿だけ岐阜にあるんだね。さらに進んで馬籠宿へ。



⑧馬籠宿(17:45-18:10)


やっとついた!これが中山道11宿の最南端の宿場町か。馬籠宿は山のふもとだけあって全体的に坂になっているんだな。当然この時間で店はやっていませんが、一応途中まで歩いて引き返してきました。1日こうやっていろんな宿場町を巡って、それぞれの宿が違った顔を持っていて面白いなと。天気によっても雰囲気変わるし、また違った顔があるんでしょうね。この宿場町群を本当に理解するには実際昔の人になりきってこの馬籠宿から塩尻くらいまで歩いてみないといけないのかもしれないな。



少し視界が開けた場所からは一面緑の風景がありました。


さ~て宿に向かうか、という頃雨が降ってきた!今日は降らないと思ってたけどなぁ。でも観光はすべて終わったタイミングだからなんでもこいっ!って感じだ。雨の峠を越えてホテルへ。




⑨ホテル木曽路(18:30着)


何もない暗闇の中に、宮殿みたいな外見のホテルが現れた時は「おぉ~」となりました。ロビーもきれいなホテルですね。貸し切り家族風呂付のプランにしていたところ、貸し切り風呂が20時からしか空いていないらしいので、時間逆算するとすぐに夕食にしないとだな。



部屋は小庭がついていていい感じ。横になったら寝てしまいそうなので、夕食会場へ。

(18:45 夕食)


まずは陽菜のターン。陽菜に食べさせないことには自分の食事の番は来ません。自分でフォークをもって食べられるようになったから、去年みたいにつきっきりということはなくなったけど、食べ物で遊びだすのと、散らかしたりするのでまだ目が離せません。



今回の夕食はバイキングで、ステーキの食べ放題が目玉。これは、、、本気をだすしかないだろ?ということでステーキを3枚おかわりしたけれど、ほかの料理もおいしくて、実際は本気が分散されてしまいました。でも豚のしゃぶしゃぶ、鴨のローストなど肉料理がメインだったので、恐らく今日が今年一番肉を食らった夜になったことでしょう。


(20:00 貸し切り風呂)


そして楽しみにしていた南木曽温泉。口コミでは評判が高かったけど入って納得。入ってすぐこれだけのヌメヌメ感が出る温泉はそんなにないな。単純泉ではあるけど、温度もちょうどいいしすぐ気に入りました。貸し切り風呂は少し値段が上がるけど、家族で入る温泉というものはいいですね~。ちなみに貸し切り風呂は爛漫の湯でした。


で、部屋に戻って一息ついたらもう一回温泉行こうと思っていたけど、疲れがたまっていたのかそのまま21時半には寝てしまったっぽい。いい温泉だったのにもったいないことしたわ~。確かに1日目はかなりの弾丸旅行になってしまった感はあるが…、自分も歳をとったということかね。

そういや、、鳥。取り出すのすっかり忘れてたorz



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