喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



谷川岳に登ってきました。ゴールデンウィークあたりでは残雪があり道具なしで登るのは無理だと、現地に問い合わせた際に電話で言われたのが去年のこと(代わりに妙義山に登りましたが…)。5月末はどうなっているのだろうか?

谷川岳はロープウェイで天神平まであがってから登山道に入るのが一般的なコースで時期によっては激混みらしい。とはいえ他のコースから行くのも無理なのは目に見えているので多少の混雑覚悟でオーソドックスなコースを行きます。なんせ1931年~2012年で805人死んでいるという世界のギネスに登録されている山ですからね。魔の山とか人喰い山とか異名を持っているくらいです、間違ったコースを選んだら大変です。



プロローグ(9:30発)


谷川岳の一般タイムは天神平から山頂(オキの耳)の往復で4時間半くらい。まずロープウェイの時刻を確認。17:00が最終なので、余裕持って11時には登り始めたい。ということは9時には家を出ておかないと!と思いつつも、母が大ブレーキで出発が遅れた!いつもどおり過ぎだろ。言い訳がましく、「9時に出たいなら8時半出発のつもりで進めてくれ」、とのこと。早くも車の中はおお騒がし^^;しかも高速に乗ってる途中腹が痛くなり、結構ギリギリな感じでSAに駆け込み!こんなんで登山大丈夫だろうか…



谷川岳ロープウェイ到着。今日は天気いいはずなのに、いまいち曇っているなぁ。でも空気が澄んでいるから景色は悪くなさそう。



そんなに人がいなかったのでロープウェイはゆったり乗れました。緑がまぶしいぜ^^普通の休日にこういう緑に囲まれるのっていいものだね。



天神平に到着。広々としてます(冬はスキー場だし)。ここからリフトに乗って頂上へ。あ~、時間が結構押してるよ



リフト乗らず歩き始めてもよかったんだが…、なんてちょっと思ったけどリフトも気持ちよかったし、やっぱり頂上にきてよかった。



天神平よりもずっと眺めがいい!これから登る登山道もはっきり見えてイメージしやすかったし、景色もよかった。



とりあえず3人で一枚。なんか母、今日も登らないらしいよ。。。山頂に来て本でも読んでるんだと。折角来たんだから途中まででも登ればいいのに。


12:00登山開始


前置き長いですが、ここから登山スタートです。この時点で12:00ちょうど!リフトで頂上までくるとまずは下ります^^;下ってるところは岩がごつごつしているけど、登山道と合流すると歩道が整備されてます。ただ、ところどころ傾いてて歩きにくい!



熊避難小屋まではハイキングのノリで行けそうです。母もここまでくればよかったのに。ここから先がやや傾斜あがってきますよ~。



鎖場も登場。しかし鎖を使わない方が登りやすいな?こういう場がいくつかありました。つかわなくて済むなら極力使いたくないですよね^^;



谷川岳はずっと尾根を歩いていく感じなので景色がよいです。人が歩いているのがよく見える。人気がある山っていう理由がわかるな~w道はそんなにきつくないのに、絶景が長い時間楽しめるってなんてお得な山なんだ!新緑がまぶしいです。



天狗の止まり木で昼食にすることに。頂上までどれくらいかかるか分からないからあんまりゆっくりはしていられないけど、、、



おにぎり、サンドイッチ、りんごにトマトなどここで食べてリュック軽くしていきたい。岩陰に目をやると…ヘビがいました!俺らからおこぼれを狙ってもムダだぞ!?

さらに高度をあげていきます。ここ谷川岳は寒い環境のせいもあり、1500メートル以上はあまり木が成長しないから、登山道がよく見えたし、富士山登っているみたい感じだった(さすがに距離は比べ物にならないけど)。



斜面の緑が美しい!生で見たら見惚れますよ~(ちなみにもっときれいな景色を帰りに見ることができました!→ブログの後半に写真載せてます)。



冒頭に述べた通り、5月末だしひょっとしたらと思っていましたが、残雪地帯もありました。ここは気を付けないと!ロープが張られてましたが、滑るものは滑ります。雪を蹴って足場を作りながらゆっくり進みます。



うーん、靴にちょっと水が入ったか^^;気持ち悪いわ~。でも道具なしで登れたし、なんとかなるレベルでよかったわ~。



残雪地帯を過ぎるとすぐに小屋が。ここから頂上まではもう一息です。



谷川岳は2つのピークがあります。「トマの耳」「オキの耳」です。一応これが頂上ということになっているから、とりあえず両方行っておこうかね。まずはトマの耳。さすがに人が結構いました。



残すはオキの耳のみ。そもそもなんでオキとトマという名前なんだ??(正解は末尾に、さぁ考えてみよう!)近くに近くに見えるようで意外とたどり着かない。。。



オキの耳到着。かなりガスってきましたが、曇る前に写真も撮れたし満足!気温は15℃くらいだろうか、半袖で登ると結構頂上は寒いです。背中は汗びっしょりで気持ち悪いけどジャージ着るか。父が母に着いたぞーと電話したが母はまだリフトで下らず山頂にいるらしい。ある意味すごい忍耐力だ^^;



耳から見る一ノ倉沢の景色は絶景です。写真だと高度感がわかりにくいけど、こんなところよく登ろうという気になるなぁ。今の時期でも雪だらけ。ここを上れるのは夏の一時期だけでしょうね。



普通に下ればロープウェイの最終時刻までには間に合いそうだな、念のため少し速足で下っていきます。頂上から下るころに、晴れて来ました。晴れた時の景色はまた一段ときれいです。



ちょっと気になったのはこちらの尾根沿いのルート。小屋のあたりから分岐しているようです。どこに通じているのでしょうか?32kgのリュックを背負っているという若者の軍団がこの道を通って今日は山中で宿泊すると言っていました。痩せ尾根なので危険個所も結構ありそうですけどね。面白そうな道だと思いました。



標高差がそこまでなかったから帰りの時間も実はそんなに縮まらないんじゃないかと思っていましたが、意外と帰りは早かった。遅い時間だったから空いていたというのもあったんだろうけど。


16:07 天神平着


天神平到着。母も直前にリフトを降りてきたようです。後ろを振り返れば先程登った谷川岳が夕日に照らされてきれいに見えました。想像していた以上にきれいな景色で、ここはまた違ったルートで登ってみたいと思いましたね。



ロープウェイを下って駐車場へ。さて、どこの温泉に行こうか??



水上はいろいろ温泉がありますが、まだ入ったことないということで谷川岳のふもとにある湯檜曽温泉にしました。湯檜曽温泉も昔は温泉街として栄えていたらしいですけどね、今はほとんどの宿が閉まっていて、廃れた雰囲気になっていました。そんな中で明らかに繁盛しているホテルが。伊東園系列みたいですね、ここホテル湯の陣の日帰り温泉(980円)に決めました。



さすが伊東園。卓球もゲームセンターも揃ってます。カラオケも無料なんだよね、土日も変わらず低価格なのでかなり重宝するホテルです。温泉は露天付きで、自分は気が付かなかったけどサウナも付いているみたい(父も気が付かなかった、ホントにあったのか?)。入ると少しヌルっとするような感じのなめらかな温泉でした。色は透明でやや臭いがあったかな?



あ~温泉入ったらお腹もすいてきた。どこかに食べるところない??道の駅やってるか見に行ったけど残念ながら店じまいしてた。代わりに太鼓の演奏会やってたので一瞬だけ見てきたけど、、これでは腹は膨れぬぜよ。



この時間になると店もほとんどしまってしまうんだけど、諏訪峡というレストランがやっていたので入ってみることに。結果大満足の店でした。店内の雰囲気もいいし、料理のボリュームもすばらしい



自分の食べた焼肉丼1000円で大きな豚テキが2枚のっていてご飯大盛りにしたら食べきれないほどだった!父母が注文した揚げ物系もトンカツ屋並みのレベルで値段の割にお得感があっていい店見つけたと思ったな。



出るころにはようやく暗くなってました。日が延びたねぇ。。それなりにつかれたので帰りの父の運転は若干心配ではあったが、無事到着。面白そうなルートもあったので、またチャレンジしてみたいなと思いました。雪を警戒するなら6月中旬以降に登った方がいいかもしれませんね。

ちなみにトマの耳は手前の耳(テマエ→トマ)、オキの耳は奥の耳(オク→オキ)という由来だそうです(なるほど!ってそこまでへぇ~、とはならないけどw)



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【登山・ハイキングデータ】
・日時:2016年5月28日(土)
・気温:17℃(天神平)
・登山時間:4時間7分
・天気:★★★☆☆(基本くもりだが一部は青空も)
・疲労度:★★★☆☆(思っていたよりもきつくない。岩山が多いところが一部疲れた)
・スリル:★★★☆☆(切り落ちたようなところもあったけど、特に危ない箇所はなかった気が)
・景観:★★★★★(見晴らしよいし迫力あるし、天気が多少悪くても満足できます)

・各ポイント通過記録(■が最高地点)

・9:30  足利発  
・谷川岳

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