自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

頓宮への道

2007-10-21 | Weblog
 10月も下旬に入り、随分涼しくなってきた。昼には暑くなるかな?と思ったが、半袖アンダーにハザードジャージを着てウィンドベストを着用。下はレーパンにニーウォーマー。8時25分に家を出たがこれでも寒いぐらいだ。体が暖まるまでの我慢。冷たさが辛いのは歳のせいかもしれない。
 まずは安楽越えへ。安楽は50-21T通しで登る。少し負荷を与えたかった。24分20秒と遅いが我慢の登り。続いて黒河の坂も17,8Tで登り、脚に来る。イーブンペースで走る予定が怪しくなってきた。青土ダム湖畔で暖かいお茶で持ってきたおにぎりでも食べようかと考えていたが、自販機は冷たいものばかり。そろそろ暖かいものが欲しいんだよね。と、早々に立ち去る。ダム下から頓宮までの軽快な道を走っていたが、ふと思い出して、国史跡垂水頓宮跡を訪れることに。
 「頓宮」とは、斎王が泊まる所である。7世紀に制度化された斎王制度は、天皇の皇女(娘など)を伊勢神宮で祭事を行うため斎宮(明和町にある)へ交替で派遣している。
 平安時代は京から、勢多、甲賀、垂水、鈴鹿(関)、一志と5泊の旅である。斎王の群行(行列)は多いときは500人にも及んだという。
 垂水頓宮の史跡ではここで詠まれた歌が紹介されている。
「世にふれば またも越えけり鈴鹿山 むかしの今に なるにやあらむ」9歳で斎王として伊勢に赴いた皇女が、49歳のときに娘がまたも斎王に選ばれ、母として付き添って再度ここに来たとき詠んだ歌である。
 いつもは通り過ぎるだけの頓宮の町並みだが、昔を偲んでおにぎりを食べた。
 上組から「鹿深の道」に入り、いつものコースで帰宅。
 100kmで4時間1分。Av24.9。とまぁ目標どおり。行きは向かい風でやや時間を取りすぎた。走行102km

 
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