ノーベル物理学賞に日本人が3人受賞の報。6年ぶり。
今日読み終えた茂木健一郎の「ひらめきの導火線」は『トヨタとノーベル賞』の副題がついている。
茂木は「ひらめき」に上下の別は無い。どれほど鮮烈なひらめきもそこに至るまで数々の小さなひらめきが存在している。それこそがノーベル賞につながる。日本人は創造性に乏しいなどと言われるがそれはフィクション。日本的な創造原理は「みんなでやる」ことに特徴がある。トヨタのカイゼンしかり、という。
一人の天才のひらめきが画期的な発明を生み、科学を率いていくとされるといういわば「フィクション」でノーベル賞は成り立っているとも著者はいう。
みんなで知恵を出し合うという日本が大事にしてきた価値観こそが、洋の東西を問わず脳が創造性を発揮する際に実際に起こってきたことだ、と著者は説く。
こうした日本の特質を伸ばせ、ということだと思ったが、問題は国際性。
特にアカデミックなところが問題で、自分としては学生に元気が無いと思っていたが、著者の言うように、教授がそうなのだと書いてあり、納得。そんな内容の本でした。
今日読み終えた茂木健一郎の「ひらめきの導火線」は『トヨタとノーベル賞』の副題がついている。
茂木は「ひらめき」に上下の別は無い。どれほど鮮烈なひらめきもそこに至るまで数々の小さなひらめきが存在している。それこそがノーベル賞につながる。日本人は創造性に乏しいなどと言われるがそれはフィクション。日本的な創造原理は「みんなでやる」ことに特徴がある。トヨタのカイゼンしかり、という。
一人の天才のひらめきが画期的な発明を生み、科学を率いていくとされるといういわば「フィクション」でノーベル賞は成り立っているとも著者はいう。
みんなで知恵を出し合うという日本が大事にしてきた価値観こそが、洋の東西を問わず脳が創造性を発揮する際に実際に起こってきたことだ、と著者は説く。
こうした日本の特質を伸ばせ、ということだと思ったが、問題は国際性。
特にアカデミックなところが問題で、自分としては学生に元気が無いと思っていたが、著者の言うように、教授がそうなのだと書いてあり、納得。そんな内容の本でした。