自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

山の神を食べる

2021-04-27 | Weblog

 次の絵はなんとしようと、未だに思い悩んでいる。その中で、この夏で5年前になるが、紀伊長島漁港の水揚げ風景を撮った写真があり、そうは言っても、当時は写真サークルにも絵のサークルにも属していなく、使えそうなのは2,3枚あるのみ。
 モノになるかどうかは分からないが、行動しなければ解決しないので、今日、長島漁港へ行ってきた。前日に漁協の了解を得て、朝の状況を写真撮影、クロッキー、スケッチをした。朝3時半に目が覚めたので、おにぎり朝食、軽量化をすませて車で。
 成果となるかどうかは、今後の作業次第。取り掛からねば結論は出ない。
 地元密着型スーパーで地魚を購入して帰宅。買ったのは、写真のオニカサゴ、カマスとアカイカ。オニカサゴは高級魚だが、店のシールには「山の神 オコゼ」とある。オコゼはこの地方の通称。オコゼとカマスの下処理は自分が行った。カマスは26,7cmのが8(×7)匹入って480円(税別)と安い(今朝、大敷で大量に揚ったのを見ている)。オコゼはパックの中で生きていた。背びれ胸鰭等のとげが毒なのでハサミで切り落とす。味は「高級」いう事なし。身は刺し身、アラは潮汁とアラ炊き。


(尾鷲にはこのオコゼを懐に入れて山に登り、チラと山の神様に見せて「ワハハ」と笑う神事がある。)

※昔、山の幸、海の幸を集める山と海の神の争いがあった。同数引き分けになろうとしたところで、オコゼが現れて山の神が負けてしまう。負けた山の神(女性)をなぐさめるため「オコゼは魚ではありません」と村人たちは醜い本物のオコゼを見せて笑い飛ばす珍しいお祭り。農耕具の木製模型や木製の男根型も供えられ豊作を祈ります。(「三重の観光」より)
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