自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

ベルヴィルランデブー

2008-11-02 | Weblog
 風邪はなかなかしつこくて、熱はなくなったが鼻水や声はまだまだ戻らない。一日中家の中にいて、午前中は寝ていたり、うだうだ過ごす。
 そんな中で、NHKhiから録画してDVD-Rに落としたこのアニメを再度見た。80分足らずの短いアニメだが、再度見ると細かいところを見るようになる。 アニメのストーリは、両親を亡くして、おばあさんに育てられた自転車好きの青年がツールに出るようになり、17ステージのバントゥの登りでリタイアしてギャングの運転する偽回収車に連れられ(写真は捕まる寸前、回収車にギャングが乗っている。しかしなんという理想的な自転車のりの体型だ?!)、NYを模した都市「ベルヴィル」へ船で連れられる。脚漕ぎボートで追いかけたおばあさんと愛犬が3人の婆さん歌手と協力して救い出すというお話。
 (ギャング達は選手3人を大きな機械仕掛けのローラー台のようなものの上で漕がせて自転車賭博に酷使していた。これが映画の原題「Les Triplettes de Vellbille」(ベルヴィルの3人乗り自転車(les triplettesは3つ子、3姉妹・la tripletteは3人乗り自転車で意味を掛けてある)、である。「ランデブー」ではちょっと違うかもという題だ)
 見てのお楽しみだが、セリフは全くと言っていいほどなく、描写は手描きの味を出して、波の表現には一部CGを使うなど、味のある絵だ。場面によっては大人向きの所もあり、子ども向きのアニメではない。2003年のアカデミー賞2部門にノミネートされている。 
 こういうのは日本で制作することは出来ないな、と思う。
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