本日の日経朝刊国際面のフィナンシャルタイムズ翻訳記事「若者の高失業率と社会不安」から。
若年層の高失業率が社会不安につながるという理屈を裏付けるできごとが最近、相次いだ。最も劇的だったのは中東・北アフリカに広がったアラブ民衆の蜂起だ。若者の40%以上が職に就けないような状況を生んだ体制への不満が理由だった。
北アフリカだけではない。先週、暴徒による略奪行為が各都市に広がった英国では若者の5人に1人が職を持たない。米国の状況もこれと大差ない。欧州大陸はさらに厳しく、スペインでは若者の45%強、ギリシャでは38%が失業中だ。
若年失業率45%なんて聞いてしまうと、就職氷河期だ世代間格差だと云われている日本もまだまだ幸せなもんだと思えてきますな。
日本の15~24歳の失業率は8%だそうです。
しかしこの彼我の差ってどこからくるんだろう?
失業率って求職してないと分母に算入されないから、そのへんの数字の拾い方の違いもあったりするのかな。
それにしても45%って…どうやって生きてるんだろう?
働かざれども暮らせるくらい福祉が厚いってことだろうか。
若年層の失業率の高さが問題視される一方で、少子化も問題視されているところにいつも不思議な感覚を抱いてます。
アメリカでは失業者が家もなくし、大変な状況になっていると思います。親類縁者に頼る人がいないとそうなってしまうんでしょうね。