今日の日経朝刊から数字ネタをもう一つ。
一面の特集「厳寒 就職前線」より。
昨年12月時点の大学生の就職内定率は73.1%と厳しい情勢が続いているようですが、実は95~00年や03~04年の「氷河期」ほど求人状況は厳しくないとのこと。
就職できた大学卒業生の数でいえば、今春は35万人で、バブル期の90年に比べても3万人程度多い計算になるらしい。
では何が就職率を押し下げているかというと、大学卒業生の人数が増えていること。
90年に約40万人だった大学卒業生の数は、大学数の増加に伴い増え続けてここ数年は55万人前後で推移しているという。
意外な数字でした。
要は、就職が狭き門になった一方で、大学入学は広き門になっている、ということのようで。
少子化により、同年齢人口は20年前に比べて7割くらいになっているはずなので、以前は大学に進学しなかった層も進学するようになり、就職で苦労している、という側面があるのかもしれない。
十把一絡げに「大学生の就職状況」として数値を見るよりも、大学生を「層別」に分けてきめ細かく分析を行ったうえでの対策が必要なのかもしれません。
一面の特集「厳寒 就職前線」より。
昨年12月時点の大学生の就職内定率は73.1%と厳しい情勢が続いているようですが、実は95~00年や03~04年の「氷河期」ほど求人状況は厳しくないとのこと。
就職できた大学卒業生の数でいえば、今春は35万人で、バブル期の90年に比べても3万人程度多い計算になるらしい。
では何が就職率を押し下げているかというと、大学卒業生の人数が増えていること。
90年に約40万人だった大学卒業生の数は、大学数の増加に伴い増え続けてここ数年は55万人前後で推移しているという。
意外な数字でした。
要は、就職が狭き門になった一方で、大学入学は広き門になっている、ということのようで。
少子化により、同年齢人口は20年前に比べて7割くらいになっているはずなので、以前は大学に進学しなかった層も進学するようになり、就職で苦労している、という側面があるのかもしれない。
十把一絡げに「大学生の就職状況」として数値を見るよりも、大学生を「層別」に分けてきめ細かく分析を行ったうえでの対策が必要なのかもしれません。