頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

秋の空気

2022年10月15日 | 紅葉
朝の冷えこみで空気がきりりと引き締まっています。
ここ数日、朝、車のフロントガラスの結露をワイパーで払っての出勤です。

〇〇心と秋の空、といわれるように雲もいろいろな表情を見せています。

本日の空は、雲の塊が大きいので羊雲でしょうか。
大群の羊がたなびいています。

これは昨日、科学館裏のスギ林、秋霧に朝日が射してます。

大気中に水蒸気が浮遊している現象ですが、
俳句の季語では、春のものを霞(かすみ)、秋のものを霧(きり)とするそうです。

秋霧を眺めながら、このスギ林の林床に進入してきたセイタカアワダチソウが気になります。

数本だけなので、この環境でのアレロパシー(周囲の植物の生育抑制)効果がどれほどのものか、実験的にほったらかしておこうかとなどと思案しつつ事務室に戻ります。

秋の空気は、湿度も高くない爽やかな日も多く、本日もドライフラワー日和でした。

ケイトウ、センニチコウ、オミナエシ、アジサイの陰干しをしました。

さて、この写真を撮ったあと、はたと思いつきました。
セイタカアワダチソウは、ドライフラワーに使えるのではないか。
ネットを見ると使えそうです、渋いアレンジになるようです。

かくして科学館裏のセイタカアワダチソウはドライフラワーとなる運命となったのでありました。




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小さい秋

2022年10月15日 | 紅葉
水生植物園入口の「石の門」周辺に植えられたモミジバフウ(アメリカフウ)数本のうちの1本が色づいてきました。
右半分が日焼けしたように赤くなっています。

なお、頼成の森の通常の進入口ロータリーから「石の門」までは、途中道路陥没により車ではいけません。
歩いては行けます。
裏側から車で行くルートがありますが、このホームページのお知らせ欄8月4日版に案内図がありますので、参考にしてください。

山の木々の紅葉はまだですが、10月半ば、秋本番です。
小さな秋を探してみました。

ヤマノイモのむかご
美味しい秋みーつけた。

ホオノキの絨毯

ネットを見ると、朴葉が売られています。
100枚8,000円とかで。
10万円の絨毯を踏みしめている気持ちで歩けます。

オオマムシグサの実

立派な綺麗な実ですが、マムシグサ全体にシュウ酸カルシウム針状結晶などの有毒成分を含み、実を食べると大変のようです。
こう書いてありました。
謝って食べると、口に激痛、飲み込むことすらできない。
万が一体内に入ると、下痢・嘔吐、最悪の場合心臓麻痺。
確認してみようと思わないようにしましょう。

スギヒラタケ

昔は、スギ林で手軽に採れるおいしいキノコと思われていましたが・・・。
平成16年に食中毒事故が発生して以来、要注意の毒キノコとなりました。
なんとこの年、Wikによると59人の方が急性脳症を発症し、17人の方が亡くなられたということです(主に腎機能障害がある方のようですが)。

キノコの毒判定が変わるのは、食べてすぐに症状が出ないものもあり、そうなるとキノコと病状の因果があると思われなかった面もあるのでしょう。

先日のキノコ鑑定会で、食用だと思っていたマスタケやチチアワタケなどが今は有毒となっているという話を聞きました。
キノコに関しては、常に情報更新する必要がありそうです。

クサギの実
青い実と赤い萼、近くで見ると非常にゴージャスです、成金趣味のようです。
クサギは葉や枝が臭いので臭木。
話がネガティブな方向に流れました。

侮るなかれ、クサギはなかなかやります。
葉の臭みは茹でると消え、若葉は山菜に、特に佃煮は珍味。
珍味に弱し、食べたし。

草木染、実は青色の染料、淡い青に染まるみたいです。
青い染料というのは希少で、藍染めのタデアイとあとはクサギの実くらいしかないようです。
大変な実力者でした。



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