悪臭を放つことから不快害虫とされるカメムシが、数日前から森林科学館内に登場してきました。
なじみの深い昆虫なので全国的に「ヘコキムシ」、「ヘッピリムシ」の他、いろいろな呼び方があるようです。
富山県では、ヘクサンボでしょうか。
昆虫の分類でカメムシ目のものは多く、カメムシの他、セミやタガメなども含まれます。
口が針状になっているのが特徴です。
クサギカメムシ
数はまだ多くないですが館内で張りついたり、ひっくり返ったりしています。
クサギの木につくのでこの名とのことですが、食性は幅広いようです。
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越冬のため家屋に侵入する全国的に一般的なカメムシは、このクサギカメムシとスコットカメムシです。
有峰では確かスコットカメムシだったはず、寒冷な場所では、スコットが多いようです。
ちなみに、スコットという洋風の名前は、イギリスのカメムシ研究者の名前に由来するそうです。
イチモンジカメムシ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/2d/93f730b56c55ab670ababb4c5deabfa7.jpg)
平地や丘陵、水田やイネ科植物の生える草原で見られるようです。
一匹だけいました。
冒頭に、全国的にいろいろなカメムシの呼び方があると書きましたが、よく見ると面白いのがありましたので、紹介します。
・九州地方「フウ」
・長野県南部「ともこちゃん」
・兵庫県日本海側の一部「ジョンソン」
語源が想像の域を超えています。
次のような会話を想像すると楽しくなります。
「ともこちゃんが味噌汁に飛びこんで困ったよ」
「このジョンソンはスコットかな?」