イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ショートコンツェルン

2007-11-17 22:35:36 | スポーツ

オシム監督、心配ですね。

脳梗塞。市原の監督をされていた頃から、親戚に“それ系”の多い月河には、年齢とは別に、体型・歩き方・動作・顔つきなどが濃厚に“予備軍”のそれに見えました。

いちばん暑い時に暑い国に行ってアウェーでプレーするような代表監督の職責、手腕や指導力の問題じゃなく勤まるかしら?と懸念していたのですが。

思えば川淵三郎キャプテンもついてないですね。この人が「彼なら」と見込んで信任し重い職を任せた人は、みんな散々な、あるいはパッとしない結末になることが多いし、まあまあの成果をあげた人は、在任中ずっと川淵さんと摩擦係数が高い。

オシムさんと言えば母国ユーゴスラビアの政変を現役の青・壮年期にまともに食らった世代で、サッカー人生も実人生も波瀾万丈をきわめた人なので、もう代表監督の座云々じゃなく、何とか回復して安らかな暮らしに戻ってほしいですね。

先週(9日)も今週(16日)も『爆笑オンエアバトル』見てるのに、結構笑かしてもらってるのにスルーしてます。

時間的、身体のコンディション的にそれどころじゃないってことが大きいですが、やっぱりTVを通じての娯楽の中では“お笑い”ってドラマやスポーツイベント、政治や社会面の大ニュースや、いっそ気象情報などに比べると“わざわざニーズ”の低いアイテムなんだと思わざるを得ません。

体調悪かったり仕事に家庭に問題山積で気分がダウンしているとき、お笑い番組見ても、意外に“上がらない”し、癒されもしない。

特定の芸人さんに贔屓がいたり、あと、関西生まれ関西育ちの人ならちょっと違うのかもしれません。

とりあえず月河は“自分が‘落ちてる’ときには、にぎやかで明朗快活なものより、どよんとしたものやダークなものを見たり聴いたりするほうが‘上がる’”

それはさておき16日放送分では、何より上々軍団の満点545kbに驚きました。うーん。松山収録回。何がある松山。坊っちゃん、坊っちゃんスタジアム、道後温泉、あとはみかんか。タルトか。伊丹十三記念館か。杉作J太郎か。こうさせた下手人は誰だ。この完成度で。

地方収録から放送までは1ヶ月ちょっと空くのが普通なので、TVでは朝から晩まで亀田一家問題を垂れ流していた頃だったかも。そうでも考えないといまさら『だんご三兄弟』を使った、あの程度のつかみでの会場のむさぼる様な食いつき良さが説明できません。

メインの校歌ネタもつまらなくはなかったけどいかにも粗かった。次のチャレンジで真価が問われますが、この程度で“真価が問われる”ステージに上げられてしまうのも気の毒な気が。よく思うことですがオンバト、特に地方収録には魔物が棲んでいます。

例によって計量順がネタ見せ順だとすると、トータルテンボスが525kbの“大関相撲”を見せたあと、ドラハッパー341kb(オフエア)で大きくへこみ、ラブ守永189kb、オレンジジュース205kbと低空が続いて、会場審査員が“玉入れないでいることに倦んできた”ところへ、ちょうどいいハジけ具合・粗さ具合だったのかもしれない。

………しかし、とにもかくにもの満kbネタを自分がおもしろいと思えないことについて、一生懸命理由を探しているのもつくづく不毛だな。

over500も“なんでアイツらのアレで満kb?”と嬉しさ中ぐらいになっただろうトータルテンボスは手堅い。“ボイラー室”のリフレインが冗長でもったいなかったほかは、今週ダウンな月河なんか「おフトンで大丈夫ですか」「かまわん」「畳ですよ」「オッケーだ」「フスマもございますし」「どんと来い」というおなじみの“小憎らリズム”が全オンエア中いちばん笑えた。

ただ、この手慣れっぷりが玉数の天井になっている気もする。一度『ザ・イロモネア』のような、瞬発力オンリーの他流試合に出て、個別の絶対能力を見せてくれないかな。

流れ星497kbも妥当に手堅かった。「ミートソースYシャツについちゃうよ」は笑ったな。

ボケの振りにツッコミがしぶしぶ乗ってノリツッコミ、という終盤~クロージングは上々軍団と一緒だけど、瀧上の“終始ボケに手を焼く悪友”スタンスのほうにやっぱり一日の長があると思う。上々軍団の鈴木はまだ“心配性の子分キャラ”にも“おっとり長男キャラ”にも“普通にヴィジュアル担当”にも見えて、一ネタの間での振幅が大きすぎる。この辺を含めて次ネタ以降に真価が問われるということ。

流れ星に話を戻すと、この人たち、さしたる爆発力は感じないわりに無傷の15連勝中なんですよね。逆に“オフエアになるようなネタをやったことがない”のが弱点かもな。

ギリ5ジャルジャル365kbも辛いなりに妥当でしょう。ズレてるバイト生とズレてる店主のズレ→ズレ会話だけど“どっちも似た方向に同じ程度ズレてる”うえ、二人揃って笑わせガッツが表に出ない系な顔立ちなので、なんともつかみどころがない。もっとピリッとしたところを挟んで緩急つけないとズレネタのおもしろさが出ないと思う。

「ネモトタツオとかホンマヨシオもそこですよ」「誰やねんそいつら」は笑えたけど、「定番スポーツ」言ったときには“あ、聞いたことない種目名言うな”と予想がついてしまう底の浅さにももうひと工夫。

4位までが400台後半というインフレ大会での4位が髭男爵461kb。噂には聞いていましたがオンエアを見ることができたのは初めてです。何のこっちゃない横山たかし・ひろしの「大金持ちのお坊ちゃまじゃ、笑えよ~」の延長線みたいな芸風なんだけど、メガネのヒグチ君を見た途端、TVブロスのコラムその他で劇作家・松尾スズキさんと組んでいるイラストレーター漫画家の河井克夫さんを思い出し、以降、河井さんと松尾さんのコスプレ芸にしか見えなくなってしまいました(倒)。

それはこっちにおいといて、とことん小劇場向きなこういうネタをTVで見られるのも『オンバト』の魅力。連勝狙いでオンバト向きにネタを練って行くんじゃなく、オンバトの客を自分らの波長に合わせるべく“調教”するぐらいの気持ちでまた来てもらいたい。

前週9日放送分も結構内容があったので、時系列逆になるけど次にまた触れてみます。

コメント
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