イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

踏み虹る

2010-04-17 23:52:34 | 四季折々

去年か、一昨年か、その前の年の春か秋にもこの件、ここで書いたかもしれませんが、毎年、季節の変わり目には思うことなので、毎年でも書かせていただきます。TV、ラジオの天気予報の話。

 「今日の日中は○月下旬の暖かさになるでしょう。」とか「明日の朝は○月上旬並みの冷え込みになりそうです。」式の表現はやめていただけないものか

 月河が出がけに日中、就寝前に翌朝の、それぞれ時点での天気予報チェックを心がけるのは、主に出発時の自分の服装、高齢家族に随伴するときは彼らに何を着せていくかを決めるためです。たとえば4月半ばのいま時点で「3月上旬並みの風の冷たさになるでしょう。」ならまだいい。実用性がある。1ヶ月ちょい前に何着てたか、着させてたかを思い出せば良いのだから。

 しかし「5月中旬並みのぽかぽか陽気になりそうです。」なんて、未到来の季節を引き合いに出して言われても、昨年の5月中旬に何着てたか、忘れてるっつうの。

 秋も一緒。10月の深い時期あたり、当地は秋から冬へが駆け足ですからよく「11月中旬並みの肌寒さでしょう。」なんて言ってますが、どんなコート着てたか、コートじゃなくまだブルゾンだったか、マフラーしてたかストールだったかスカーフだったか、覚えてないってばよ。中途半端だし。いっそ「年末並みのチョー異常な大寒気団だぞ!」とでも言ってくれれば、迷いなく速攻、毛つきサーモライト出してくるけど。

そりゃ気象庁には何十年分もの各月、各旬、各日のデータが蓄積されてるのでしょうから、予想最高気温、最低気温が出れば「この数値は例年のここらへんの時期の数値と近似だな」と即はじき出すことができ、「○月△旬並みのウンヌンでしょう。」とそこばくの自信を持ってアナウンスできるつもりかもしれませんが、こちとらの知りたいのは最高気温何C°という数値予想なんかじゃなく、要するに、外に出るとき何を着れば寒がりの自分が風邪引かないか、高齢家族の持病が痛み出さないか。これに尽きるのだから。

転勤族の多い当地では、「去年の○月△旬にはここに住んでなかったし」と鼻白む人も多いはずです。

放送を担当する予報士さんはぜひ、気象データ蓄積など持たない、市井のアナログ人間にもフレンドリーな表現を心がけてもらいたいものです。

本日はもうひとつ。発売前は、童話チックな、over the rainbowな缶パケデザインを見て結構楽しみにしていたSUNTORY7種のホップ リラックス”を試してみました。

昨年の同社の発泡酒“豊か”系の甘酸っぱさ含みで、決して味としてマズい出来ではありませんが、原材料表示に思いっきり甘味料・酸味料とあるのを見ると、引きますね。甘味料酸味料、つまりは化学薬品で味つけしたモノを無理やりビール気分で飲むほど落ちぶれてないわいと思ってしまう。そこまで恩に着せて糖質0にしてもらわなくてもいいし。

ビールより低価格で“ビール飲んでる気のする味”を出そうというバッタモン根性のジャンル、あれこれ知恵を絞りワザ使って、ひねり出しこねくり回して似せて似せていかなければいけない世界だからこそ、ナチュラルさを求めたいわけですよ。わがままな客だなあ。

あと、致命的なのは、このリラックス、泡の保ちもものすごくリラックスしてますよ。注げば立つんだけど、もちこたえないで、すぐ、ぐに~と弛緩してしまう。“ビール飲んでる気のする”要素の中でも、泡というものの感触や、泡が醸し出す見た目の軽やかさや豊饒感を、スーパー軽視した作りですね。

 泡で新ジャンルと言えば、SAPPOROクリーミーホワイト、こちらは3月の第一週にすでにリリースされていますが、関西地区限定で当地では販売していないんですよね。何ゆえ関西。どこへ行くSAPPORO。「ぜひ全国区に!」の声が澎湃と湧き起こっている……なんて噂は聞こえて来ないので、試す機会が来る前に泡と消えてしまわないか、ちょっと心配ですが。

コメント
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