『エゴイスト ~egoist~』の久保田邦夫さんによるサウンドトラックCD、未だ購入検討中です。放送開始後ほどなく音楽通販サイトに挙がって予約を受け付けていたので、むしろ楽しみにしていたのですが、内容がアップされると、OP主題曲『誰カノタメニ』と挿入曲『ワスレナグサ』のインストヴァージョン込み全16曲、演奏時間42分少々のヴォリュームで税込2,625円。今クールはドラマ本体が全40話でしたから、曲数が少ないのは当然とは言え、ちょっと食い足りません。
試聴できるサイトを探してみると、概ね“甘美に切ない曲”と“切迫感サスペンス風味”と、あとは芸能界というかショービズ的な雰囲気を意識したスケルツォ風のユーモラスな曲、この3種類に尽き、意外性や奥行きもこのお値段ならばもうひとつ。
全体的に、“音で再現するドラマ”としてのサウンドトラックというより、“BGM集”といった感じの軽い仕上がり。1曲めに入っている“エゴイストのテーマ”の、お洒落な中にも、明里たちが最終話まで住んでいた古い日本家屋を思い出させる湿り気ある情緒など、好感持てる曲も多いのですけれどね。
←←左柱←←にもあげてある『愛の迷宮』のように、放送終了後1年以上経ってからそういえばあのドラマの、あんなシーンに流れていたあの曲、あの音色が…とむらむらと購買意欲がUターンして、買ってしまったタイトルもあるので、『エゴイスト』に関してもいずれそんな経路をたどるかも。当面、次クール『夏の秘密』の、岩本正樹さんによるサウンドトラックが、30曲収録で8月12日に発売予定との事で、そちらに資金を確保しておきたい気持ちのほうが勝っちゃってますね。『エゴイスト』音楽スタッフの皆さん、どうもすみません。今度は3ヶ月60話クラスのヴォリューム作でお会いできれば。
NHK朝『つばさ』、今日(30日)放送の、優花ちゃんママ千波さん原作・つばさ補作オリジナル童話『おはなしの木』はよかったですね。まさかNHK朝ドラで泣く日が自分にも来るとは思ってもみなかった。
真瀬(宅間孝行さん)と優花ちゃん(畠山彩奈さん)父子の絆回復劇より何より、急遽変更したつばさの読み聞かせ作品のために、ロナウ二郎(脇知弘さん)「いまから新しい効果音仕込むワケ?」とか不満そうにしながら、いざ本番始まるとソロバン丸山(松本明子さん)・隼人くん(下山葵さん)親子も浪岡(ROLLYさん)も、総出で手作り音効。この場面で“来て”しまいました。
「物語は、ベタでもハッピーエンドがいい。」とラジオマン(イッセー尾形さん)のナレーションがあったけれど、境遇や履歴や年齢性別や、シロウト玄人の力量差や、“ラジオぽてと体温”の微妙な差も一瞬越えた、ああいう戦隊的チームワークが、家族愛やらほのかな恋愛話なんかより、月河が好きなベタなんだよなぁ。
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