渡部篤郎さんと中谷美紀さん、“復縁”って騒がれてるってことは、付き合ってたのね、過去に。うっわー全然知らなかったわ。話題になってました?当時。それ方面の話題が載る週刊誌、女性誌、中吊り広告ぐらいは見てたつもりなんだけどなぁ。
俳優渡部篤郎(39)と女優中谷美紀(31)が交際していることが14日、分かった。出会いは99年のTBSドラマ「ケイゾク」での共演。スポニチ本紙の取材では、2人は一時親密な関係になったものの、04年に破局。今年に入って再会し、都内の飲食店などで頻繁に会っている。すでに親しい仲間に交際を明かしており、人気も実力も兼ね備えた大物カップルの今後が注目される。
出会ったドラマから“ケイゾク愛”と呼ばれ、何度も恋の噂が取りざたされた渡部&中谷。そんな大物カップルは運命の糸に手繰りよせられるように再会し、ひそかに愛をはぐくんでいる。
2人は当たり役となった「ケイゾク」の後、翌00年にも日本テレビ「永遠の仔」で共演。仕事に全力で打ち込む姿勢にひかれ合い、表現者としての感性にも互いに魅せられ、プライベートでも何度も会うようになった。中谷が大好きなフランスで2人が一緒に旅行している姿も目撃された。
しかし、スポニチ本紙の取材では、04年ごろに破局。その後、渡部は05年12月にタレントの村上里佳子(41)と離婚。国内のドラマ、映画だけでなく、パリ郊外の国立劇場で2人芝居「HIROSHIMA MON AMOUR」の舞台に立つなど幅広く活躍中。
一方、中谷も映画「電車男」のエルメス役で話題を集め、今年初には主演映画「嫌われ松子の一生」で毎日映画コンクール女優主演賞、日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を獲得。名実ともにトップ女優となった。
そんな2人が、3年ぶりに出会ったのは今春。都内の飲食店で再会した際、役者としてさらに磨かれた互いの感性にそれまで以上にひかれ合った。その後は頻繁に会っており、親しい仲間には交際を打ち明けている。
(スポーツニッポン6月15日付)
出会い作とされる『ケイゾク』というドラマを、月河、一度も見てないんですよね。好評なことも、それにこたえて劇場版も製作されたことも知ってはいたんですけど。事件捜査もの、警察もの、基本的には好きなんだけど。
なんか、『踊る大捜査線』とは違う意味で“刑事ドラマとして変化球”っぽい気がして遠ざけていたのかな。
渡部さんと言えば、いちばん印象的だったのは97年の『ストーカー 逃げきれぬ愛』と、99年の『ラビリンス』。
どちらも医師役で、ひと癖もフタ癖も三癖も…一万癖もあるキャラでした。『ストーカー』では“怖いけど、結局いろいろかわいそうな人”みたいな落とし所になったのがちょっと失望だったのですが、『ラビリンス』ではハラの底を絶対に見せない、愛して大切に思う人にほどますます見せない、まさに“ダークヒーロー”で、放送途中での主題歌(槇原敬之さんの例の事件前の『Hungry spider』)CDプレゼント応募ハガキに「野崎先生(←渡部さんの役)を死なせないでください」と書いて出した記憶があります(恥)(しかも当たらなかった)。
中谷さんのほうは、96年頃はアーティストとしてCDリリースなどもされていて、FMラジオから顔よりお声のほうを先に知ったのですが、ヴィジュアル的には97年、年明けの単発SP『沙粧妙子 帰還の挨拶』の犯人役が月河の中では女優・中谷美紀のデビューでした(遅い?)。
悲しく美しく、かつ醜悪なサイコ・シリアル・キラー。逃走時、タクシー運転手にバックシートから「…ねぇ…どっか行こう?」と囁く(その後惨殺)場面が最高。
その後99年の『女医』も、飛び飛びに3~4話しか見られなかったけど、健気なところと不気味な面とを演じ分けていて、整い過ぎるくらい整ったお顔立ちに演技力が追いついてきたなぁと、頼もしく思っていました。
思い返せば、あの頃まで、大雑把に20世紀中までは、結構、ゴールデンのドラマも観ていたんだな、月河。
ヒマだったのかな。…て言うか、「初回から見ないと、途中からじゃついてけないだろう」「見はじめたら最終話まで見届けなければ」的な縛りを自分に課さないで、気の向いたとき適当なチャンネルをつけて見たり見なかったりしていたので、結果的に良作にぶつかる確率が高かったのかもしれません。
そう言えば、お2人とも、映画や舞台ではますますご活躍のようだけどTVでは最近見かけなくなってましたね。芸能マスコミ的には微妙に“死角”に入りかかったところへの、ある意味タイムリーな“復縁”報道。
…で、ふと気がつくと、当地、午後2:00台から『永遠の仔』再放送が昨日から始まっているではないか。本放送時とは違うネットの局ですが、まさか、復縁報道にぶつけたわけではないよね。
天童荒太さんの原作がまずベストセラーになった作品ですが、なんか陰惨で後味が悪そうで、読みたいという気になれないままスルーしてました。『このミステリーがすごい!』その他レヴュー本から、ネタは大体わかったしね。
ドラマ版は、いま考えると、我らが昼ドラキング・中島丈博さん脚本。いろんな角度からタイムリーな再放送だなコレ。トリプル主役のうち、椎名桔平さんが剛毅・直情担当で、渡部さんは表面穏和で内に屈折した系、中谷さんはその間の“イタいエンジェル”って布陣みたい。今日は間に合いませんでしたが、来週月曜、第3話からでも、録画セットしてみるかな。
その中島脚本最新作『麗わしき鬼』は回をかさねて本日第55話。「ワタシたち3人の子供を」と夢みる悠子のファンタジーを、犀一の性欲と洵子のガード低さが上回り、とうとう普通に洵子、姉の夫との不倫の子を身篭ってしまいました。
この破廉恥な成り行きを、太郎の耳に吹き込んだのは、太郎が秘める姉・洵子への想いを追い出したい麗花(村井美樹さん)。
村井さん、昨年の『新・風のロンド』で演じたような、“まじめで努力家で、健康的で愛嬌もあるちょっとイモっぽいOLネエちゃん”ぐらいがしっくりくるタイプだと思うんだけど、「ワタシはこう見えて、アナタ(=太郎)よりずっと経験豊富なのよ」とか、いじらしいくらいクネクネ妖艶に攻める攻める。
そして本日の白眉は、何と言っても太郎ちゃんのその麗花への決めゼリフ「毒の塊り!毒のデパート!毒の総合商社!」
……よくコレ、演じる山口翔悟さん、吹かないで言い切ったわ。褒めてつかわす。
アレかな、83年生まれ24歳山口さん、政治系のニュースとかはあんまり見ないほうかな。だったら比較的言いやすかったかな。周りのスタッフさんのほうが笑いこらえるのに必死だったかも。
血縁無き戸籍上の姉への、許されぬ恋心と幻滅を、目の前の性悪マムシ娘への憎しみに振り替えて「おまえなんか愛してない!全然愛してない!」と叫びながら組み敷く姿はこのドラマの中でもかなり哀切なシーンだったのですが、このセリフの破壊力であらかた吹っ飛びました。
こういう、“ネタのかたまり”みたいなセリフ、役者さんは大変だろうけど、脚本家さんは書いててある意味、愉快、痛快、爽快なのかな。「ウケなかったらどうしよう」なんて脳裏をよぎ………ってたらやってられないか。
鈴木宗男さんや奥さん、娘さん、辻元清美さんもこのドラマご存じかしら。ぜひお見せしたかったですね。
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