イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

きゃらくたの中に輝いてた物がいっぱいあったろう? ~キャラ大賞2021ふりかえり~

2021-07-08 22:50:24 | キャラクター

 6月はもっといろいろここで書きたい事があったのですが、メールソフトやなんちゃらアカウントのセキュリティ疑惑がなぜか相次ぎ、無い知恵を絞った対策でパスワを変えたり、変えたのを控え取り忘れてまた作り直したりしているうちに、またもうかうかと月を跨ぎ、あまつさえ2021年の折り返し地点も過ぎてしまいました。

 最近は、金融機関でもプロバイダでもネットショップでも、取引開始時に暗証番号やパスワ設定させられるクチでは必ず「パスワードは定期的に変更してください」の通知催促がしつこいですね。こちらもあまりネット取引にシンパシーを持ってなくて、ぶっちゃけ信用してないですから、通知が来る都度、セキュリティ強化か!ヨッシャそれそれと応じたり後回しにしたりしているうちに、気がつけば“ちょっとずつ変えたパスワ枝分かれラビリンス”の真っ只中に。この際ばっさり整理しようとやり始めたら果てしない果てしない。

 6月に積み残したと言えば、やはりサンリオキャラクター大賞2021ですよ。今年は昨年の様にパソコンからの投票が出来なくなったので、期間中ショップで何かしら買った分のチップだけでホソボソと参加するのみでした。もう世の中、非スマホユーザーは人頭に数えてすらもらえませんな。

 とりま1位シナモロールには文句なし。もうなんというか、全盛期の昭和の大横綱・大鵬ぐらいの安定感です。巨人シナモンたまごやき

 可愛さ、それもサンリオ的なかよし平和的な可愛さに、一分のスキもないですもん。この一年で月河も勉強したんですが、色白青い目のシナモンくん、設定では「遠いお空の雲の上でうまれたこいぬの男の子」が「空からフワフワ飛んできたところを、カフェシナモンのお姉さんに見つけてもらった」んですね。

 ・・ってことは、いまはカプチーノくんやモカちゃんシフォンちゃん、エスプレッソくんたち“ほんもの”のわんこのおともだちと一緒に行動していますが、いつか、“風に乗って”やってきたメアリー・ポピンズのように、”お空の雲の上”に帰って行く可能性も残しているような。2001年グッズデビューの前の企画段階では白くてぽっちゃりしたウサギのキャラだったというシナモンくん、男の子(しかもイヌの)なのにリボンやお花やスイーツが似合う乙女チックさもさることながら、どこか天上的な妖精っぽさ、この世のものならぬ、ほわっとしたファンタジー感も、安定人気の源泉でしょうね。

 いっぽう「ゴールデンレトリーバーの男のコ」と、具体的犬種込みで自己紹介している、こちらはドーンと地に足付いてる系代表のポムポムプリンが僅差の2位。食いしん坊でおいしいものとお昼寝が大好き、ポムッとした体型も地上的なら、趣味も年じゅう花壇作ったり畑耕して食材収穫したり土の匂い。ハムスターのマフィンくん、リスのベーグルくんネズミのスコーンくんなど野山の小動物がお友達。カスタードプリン色の体色にカラメル色のお帽子見ているだけで美味しい気分になってくる、シナモンには無い“ぬくい”感じが、こちらも人気の秘訣でしょう。デビューはちょっと先輩の1996年で、今年は生誕25年のグッズプロモ面プッシュもあり中間発表ではシナモンを抜いて一時、1位にもなりました。

 3位には月河ハコ推しのはぴだんぶいのエース・ポチャッコが昨年に続いて飛びこみましたが、さすがに金・銀メダルの両横綱からはちょっと票数の水が空きました。シナモンの天上感~プリンの人肌感の、ちょうど中間、フェアウェイを行くといいましょうか、オッチョコチョイキャラなんだけど、がちゃがちゃドタバタ多動的なそれではなく、どこか天然に抜けてる、或る意味いちばん“わんこらしい”牧歌的な雰囲気がこのコの魅力でしょうね。アパレルや文房具などのグッズも、女の子だけでなく、男の子が持っても恥ずかしくない落ち着いた色調・デザインが多い。

 輪郭線が黒に統一された絵柄(シナモンはソフトブラウン、プリンはお帽子より一段濃い焦げ茶色の輪郭線です)、イベントコスやバイト(?)時以外は、おおかたいつも人間ならおヘソが出る丈短の赤Tを着ている天真爛漫さ、うちの高齢家族が「(はぴだんぶいで)いちばんカワイイ」と評する、おクチを敢えて省いた顔の描き方で、“おとなしい=(カワイイアピールが)うるさくない”感じに見えるのもポイント高い。

 シナくんはベタに可愛いけど「ちょっとあざとい」、プリンくんは可愛いプラス三の線もはいってておもしろいけど「ちょっとあつくるしい」と感じる人もいるかもしれませんが、ポチャくんに関しては砂糖っけもクリームっ気も控えめで、「苦手」と思う人は少ないでしょう。

 ちなみに月河は、もう時効だろうと思うから白状しましょう。ドドドドドド・・(←ドラムロール)・・じゃーん。昨年のはぴだんぶいお披露目のちょっと前、本当にちょこっと前まで、ポチャくんとスヌーピーとの個体識別ついてませんでした。うひゃー。ひらにご容赦を。だってサンリオショップで、しれっとPeanutsグッズ置いてるんだもの。ドラえもんとかと同じで、ライセンス販売らしい。商売っ気ぶっといなあサンリオ。Peanutsがぶっといのか。

 結局1~3位の表彰台を昨年に続いてイヌの男のコキャラが独占、「サンリオ、犬の時代」を再び印象づけましたが、こうして一人(“人”?)ずつ見てくと、ひと色一本被りじゃなくうまいことキャラによるファン層の住み分けができている感じです。キャラをプレゼンして商売にする企業サイド以上に、推してるお客さんのほうがわかっていて、ちゃんと自分にしっくりくる子を選んで推してるなという印象。

 上が盤石な分、月河のはぴだんぶいの、ポチャッコくん以外の面々は概ね、突き抜け大ジャンプはしきれませんでしたが、いちばんのベテラン(=79年デビュー)・タキシードサムくんが昨年10位から一桁の壁を破って9位と気を吐いたし、ハンギョドン13位、バッドばつ丸14位、けろけろけろっぴ15位、あひるのペックル17位と、推してる皆さんの顔が見える手堅い結果。特にペックルくんは総合順位では昨年16位からひとつ下げちゃったのは残念だったけど、ホームグラウンド(?)の香港では今年も1位を譲らず4連覇を果たしました。香港、激動の1年だったけどさすがペックル。広東語で“あひる”を意味する発音が縁起がいいんだそうですが、だったらディズニーのドナルドとデイジーとかも大人気なはずで、やっぱりペックルくんの人徳、もといトリ徳と思いたいですね。

 香港いま大変ですからね。民主化運動の女神・周庭さんもペックル推しかしら。今月27日がペックルのバースデイなのでお楽しみのグッズ新発売もあり、釈放後の雌伏先に差し入れしてあげたら元気が出るかな。林鄭月娥さんはどうかな(←・・「りんていげつが」で変換されるか入力してみたかっただけ)。


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