雑感日記

思ったこと、感じたことを、想い出を交えて書きたいと思います。

KAZE雑感

2006-11-09 09:08:49 | ジェットスキー&KAZE
http://www.kawasaki-motors.com/kaze/

モーターサイクルやマリンスポーツに関心のある方は、「KAZE」には多分出会ったことがあると思う。

Kawasaki Amusing Zone for Everybodyの頭文字をとって、風を切って走るスポーツビークルとかけて、「KAZE」と呼んだ。

カワサキのユーザークラブで、最盛期は5万人のメンバーを集めた。
各メーカーが、それぞれのユーザーークラブの活動の充実に注力した時代があったが、今も活動を続けているのは、「KAZE」だけだと先日誰かに聞いた。

現役の後半、KAZE活動には心底熱中したので、「KAZE」に関する思い出や想いはいっぱいある。

その想いの一端をご紹介したい。

上述の「KAZE」4文字のなかで、特に想いが入っているのは、「Everybody」である。

メーカーは、自社の商品を売り込むことに熱心である。
当然のことではあるが、それだけが目的になってしまい勝ちである。

二輪車とかジェットスキーという商品は、それをどのように使って楽しむのか。
ツーリング、遊び、レースなど使い方はいろいろある。

商品を買ってくれたユーザーだけではなく、その周りにはいろんな人たちがいる。
公道を走る二輪車は、それに関心のない人たちの間も走るのである。そんな人たちにも、せめて迷惑をかけない心遣いが必要だと思う。

カワサキの基本コンセプトである、「Good Time」コンセプトはカワサキに出会うすべての人たちが、カワサキと出会うことでHappyになる。「Good Time」を持てることを願っているのである。

KAZEの「Everybody」も、カワサキを買ってくれたユーザーだけでなく、KAZEに関心のあるすべての人たちを対象にしているのである。

ホンダ、スズキ、ヤマハを持っている人も、誰でも文字通り「Everybody]である。

従って、ユーザークラブという呼び方は、本当はあたっていない。
私は、1台のオートバイも買ったことはない。ユーザーではないが、今でも現役のKAZE会員である。

レースの世界では、1台のマシンを中心ににチームとして沢山の人たちで構成される。
車を買ってくれた人、それだけがユーザーであると思ってしまうのは間違いだと思っている。

先日のブログで「顧客とは誰のことか」を書いたが、日本の企業の「顧客」と言う意味の捉え方は、どうもおかしいと思う。

現実は、売ることばかりに熱心で、企業の社会的責任などを口では言うが、心では顧客のことなど真剣に考えていないのではないか。

そんなことを考えさせられることが、多すぎる昨今である。
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ハンカチ王子

2006-09-20 08:56:10 | ジェットスキー&KAZE
ハンカチ王子と騒がれた、早稲田実業の斉藤君はいい青年だし、ピッチャーとしても、逸材であることに間違いない。

ただ、野球というチームで戦うスポーツにおいて、全国制覇をしたナインのことよりも、斉藤君一人に話題が集中するのは、それもプレーそのものではなく、青いハンカチを介してというのは、今の世の、マスコミが少々おかしいのかも知れない。

昔はそんな事は、カケラもなかった。

自慢話になるが、昭和25年夏、甲子園に出場した、阪神の吉田義男さんも京都から出場していた。夏の大会は1回戦で敗退したが、私の野球人生で一番多くプレイした球場は甲子園であるのは自慢である。

当時、兵庫県の予選は甲子園球場を使っていたし、正月に行われる県のOB戦も甲子園だった。何よりも、大学の春秋のリーグ戦が甲子園であったので、今思えば、夢のような、野球部生活を送った。

それにしても、今の高校野球の実力は相当なものである。本場アメリカのチームを寄せ付けない強さは、賞賛に値する。
私などは、青いハンカチもいいけれど、そんな高校野球の実力の分析などに話題が集中して欲しいと思うのでだが。

そんなことを思っている矢先、今アメリカの娘のところに遊びに行っている、家内から、ハンカチ王子を直ぐ近くで見たよと興奮気味の電話。野球を観に行ったことよりも、斉藤君を見れたことのほうが、自慢のようである。

人それぞれ、興味や関心事は異なっているのである。そんな価値観の違ういろんな人が、いろんなことに関心を持つことが、人気があるという証明なのかも知れない。

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