★神戸電鉄粟生線問題で三木市の市会議員の板東聖悟さんが議会での質問と市長の回答などに付いて、ご自身のブログで纏められている。
今回の議会での薮本市長の答弁などから、『上下分離方式』などに対する見解も見られて ようやく具体的な対策へ一歩を踏み出したかなと思っている。
板東さんのブログの要約
神戸電鉄粟生線について
①神戸電鉄との今後の協議の予定と今後の方向性について
藪本市長
・・・・・私の推測だが、神戸電鉄から、粟生線の資産保有コストの超過による赤字体質そのものの抜本的な見直し案、粟生線の上下分離による関係自治体への資産譲渡の話が出てくると考えている。・・・・・
上下分離方式による資産譲渡は、・・・・市財政への影響を考えた場合、断腸の思いだが、市として受け入れできないと現時点で考えている。・・・・
板東
市長から、大変心強いお話いただいた。ただ、上下分離の問題については、一自治体で全てを持つのは大変なことだと思う。国も含めて問題を解決していかないといけないと思う。・・・・・・今すぐではないが、視野に入れて、国にも呼びかけながら考えていただきたい。
藪本市長
国は、・・・神戸電鉄粟生線だけの問題ではなく、これから人口が減少していく中で・・・一単体の自治体だけで対応できないので、国を挙げて、どのように対応していただけるのか、全国市長会なども通じて要請し、関係の国会議員にも話をしたい
上下分離方式について、1回目の答弁では「、・・・市財政への影響を考えた場合、断腸の思いだが、市として受け入れできないと現時点で考えている。」としながらも、2回目の答弁で「一単体の自治体だけで対応できないので、・・・全国市長会なども通じて要請し、関係の国会議員にも話をしたい。」ということで国への働きかけについて答弁がありました。
★粟生線問題については、もう何年も前からいろいろとお手伝いしているのだが、そのきっかけは板東聖悟さんに誘われたからである。
『粟生線の未来を考える市民の会』 という市民グループが活動しているが、この会のスタートは2011年11月のことで、
いま読み返してみても全くその考えは変わっていない。
その要約を
神戸電鉄『粟生線の未来を考える市民の会』スタート
★・・・・・私がこの会合に出席しているのは、神戸電鉄には殆ど乗ったこともありませんが、鉄道は残さねばならないと思っているからです。
『三木鉄道の時』もそう思って、あの時は薮本市長に市長メールも、市長デスクでも直接お話ししました。
この運動の音頭をとっておられるのは、板東聖悟さん、
小野の議員さん河島三奈さんも、e-音楽@みきの小巻さんも、みつけてみきのかいの松盛さんも、
そんなことで、この問題にはNPO The Good Times としても、ヨコからお手伝いしようかなと思っています。・・・・
署名をすることから一歩進めて、『粟生線の未来を考える』方向に一人でも多くの方が動かれたらいいなと思っています。
単にこの沿線の方たちだけでなく、関係のある、関心のある方は全国にいっぱいおられるはずです。
そんな方向に『大きな輪』が広がればいいなと思っています。
★千葉県袖ヶ浦で開催された二輪の3時間耐久レースにも、NPO The Good Times チームのメンバーとして、出場され今は奥さんとなられた板東さんペア。
板東さんは日本共産党に所属されているのだが、 こんなバイク仲間としてのお付き合いなのである。
昨年7月7日に、グリーンピア三木で開かれたKAWASAKI Z1 FAN CLUB 主催のKAWASAKI LEGENDS & FUTURE にもペアで参加されて、こんな賞品をゲットされている。
★神戸電鉄粟生線問題は、全国各地の過疎地鉄道でで見られる少子高齢化による日本の構造問題がその根本原因なのだから、
『上下分離方式』のような構造対策がベースにない限り、市民運動や経営改善対策だけでは解決しないと思っている。
そういう意味で、
三木市の議会で『上下分離方式』と言う言葉が出たことだけでも大きな進展だと思う。
板東聖悟さんに誘われてアタマを突っ込んだ神戸電鉄粟生線問題なのだが、
本当に解決する『仕組みの構築とは』と言う課題 を考える時期が来ているのではないかなと思っている。