★ 今年は酉年、私は年男の年である。
テレビでこんなことを言っていた。
犬猿の仲といわれる、犬と猿、ホントに仲が悪いのかどうかは解らぬが、その間に鶏がいて、まあまあと酉年の人はその仲を取り持つのだという。
年初からアメリカ大統領のトランプさんなど出現して、世界が『混沌』としていることは間違いない。
そんな世界情勢などとは関係なく生きている今年84歳になる私だが、世間一般の84歳の方よりは元気に生きているし、自分でも体力的には、現役時代の還暦の頃よりは『元気かな』と実感しているのである。
当時はまだ会社勤めで、『カワサキ』や『二輪の世界』という狭い世界の中で生きていたし、現在と全く違うのは『ネットの世界』がなかったことである。
私の退職後の人生は、70歳を過ぎてから覚えた『パソコン』と『ネットの世界』に出会って、それ以前とは全く異なった『広い世界』の中で今は生きているのである。
★今年もその延長線上で『生きる』ことになるのだろうが、
新春早々の1月から、『全く新しい方』からも、『旧いトモダチ』からも、『この数年に出会った方』からも、具体的にお声が掛かっていることが、なかなかいいと思っているのである。
その内容もなかなかなのである。ひょっとしたら、今年はまた『非常に活発』な年になるかも知れないのである。
● まずは『全く新しい方』
これはつい先日も、取り上げた『大丹波ふるさとネット』の中山和子さんのプロジェクトである。
『大丹波』と名付けているのは、京都だけではなく兵庫も含めての大きな丹波が昔は存在したというのである。
次の1月29日の日曜日に、 南丹市の美山吉田地区に、このプロジェクトに関心があり、且つ核になるであろう人が集まることになったのである。
このプロジェクトを『手伝ってほしい』と突然中山和子さんからご挨拶を頂いたのは この新春なのである。
中山和子さんとは2015年の1月に私が大阪ベンチャー会でのスピーカーを務めたときにお会いして以来なのである。全く不思議なご縁だが、忘れずに『声を掛けて頂いたら』私は決して断ったりはしないのである。
このプロジェクト構想はなかなか壮大だし、お金もかかるが『クラウドファンデアイング』でそれを調達しようとしているし、ここに集まる人たちも、京都女子大の名誉教授の先生など多彩で、私にとっては初対面の方たちが殆どなのである。
多分、この大きなプロジェクトを『大丹波ふるさとネットを愛するヒトの会』としてトータルシステムを創って展開することになるのだろうが、そんなトータル・システムと広報・情報発信の分野をお手伝いしようかなと思っているのである。
● 『旧いトモダチ』
と言えば、それはカワサキの二輪関連の方が圧倒的に多いのだが、この1月に突然4年間休眠していた、元川崎重工業社長の田崎雅元さんから、2回も電話を頂いて、それぞれ1時間以上の長電話だったのである。
何をそんなに話してたのか?と言われたら、『私と田崎さん』以外では話せないような二人での独特の話をしていたのである。これは昔の仲間の特権で、そんな『共通の想い出を共有』しているから仲間と呼べるのだと思っている。
そんな仲間は『いっぱいいて』昨日は突然東京の清水さんと関初太郎さんが、関西に来るので会いたいと仰るのである。何事かと思ったら、これも昔の仲間の月木レーシングの月木さんのところに用事があって、そのついでに三木までやってくるというのである。その親文格の平井稔男さんからも電話があって、2月11日に三木の登山道夫さんのところでお会いすることになっている。
さらには、野田浩志さんから久しぶりに灘の旨い酒でも飲もうと、桑畑・北村・大前・井川さんなどに加えてかって本社で二輪を手伝ってくれた阿二さんも入れて、2月にやろうと言っていたのだが、酔心館が2月は修理中でダメだというので、3月に延びたらしい。
旧いトモダチとの昔話は、この齢になるとなかなか楽しいものである。これにも田崎さん、復活しないかなと思っている。
● 『この数年に出会った方』
というのは、ネットで繋がった方、7年前にスタートしたNPO The Good Times 関連の方が多いのだが、このNPO法人も7年前の1月末に、ひょんなことから思い立ちその年の6月に新しくたち上がったのだが、今年はどうもその年の再現のような感じの動きなのである。
昨日の朝、これも突然なのだが、関西国際大学の松本茂樹先生から、
『2月4日の午前中に私のゼミ生1年生に講義をお願いできませんでしょうか。昨年よりも増えて51名になりました。地域活性化に興味のある学生が多いことに驚きます。まず1部で川崎重工でのお話。2部でThe Good Timesのお話でお願いします。殿界さん、垂井さんにもお願いしたいと思います。』
というのである。
松本茂樹先生は、関西国際大学の経営学科長をされているのだが、私などに講義の依頼をされるなど、大学の先生としてはちょっと異質なのである。 神戸ベンチャー研究会を主宰されているし、元々銀行の支店長もされていて、実業の世界をご存じだから、発想がなかなかユニークで、NPO The Good Times の理事も、その地域活性化のプロジェクト燦々SunSun の世話人代表もお願いしている仲なのである。
正直、現役の頃から、人前で喋る機会は多かったのだが、原稿など創ったことは一度もない。常にぶっつけ本番なのである。
今回も松本先生に『テーマ』だけはお聞きしたのだが、『一部でカワサキの話、2部でNPO The Good Times の話を』と仰るので、そんなテーマなら、殆ど準備など要らないので気楽である。
松本先生はFacebook で『カワサキ二輪事業と私』を読んでおられるし、NPO The Good Times がどんな基本コンセプトなのかもよくご存じなので、そのご希望に沿うようなお話が出来ればと思っている。
お話をする相手は大学生と言っても、ちょうど孫の世代の若い方である。そんな若い人たちに、短い時間だがお話をする機会は、私にとっても貴重である。いつものことだがその中の何人かとは教室だけでなくFacebookのトモダチとして繋がっているのである。
今年の元旦、今年の予定表には『墓参り』ぐらいしか入っていなかったのに、今は結構予定が埋まってきた。