★昨日は12月8日だった。
「毎月8日は大詔奉戴日」などと言ってみても何のこと?と思われるか知らぬが、
子供の頃の想い出はいつまで経っても、昨日のように鮮明に覚えている。
昭和16年(1941)12月8日は、大東亜戦争がはじまり、真珠湾攻撃があった日なのである。
確か小学2年生だったのだが、こんな写真が新聞に大きく出たのを覚えている。
★ 12月8日の開戦と同時に、南方ではイギリスに対するマレー作戦が開始され、
翌年2月はには、難攻不落と謳われたシンガポールを攻略し、
イギリス軍が降参し、 シンガポールは「昭南島」と名付けられたりした。
当時は今のソウル・京城にいたのだが、
小学校では「世界の白地図」に日本が占領したところを「赤く塗っていく」ように言われて、
当時は満州も中国の半分くらいは占領していたし、当初の戦果は勝利・勝利の連続で、
子供心に「世界はすべて日本になるのでは」と思ったりしていたのである。
★そんなことから大東亜戦争開戦の12月8日にちなんで毎月8日は「大詔奉戴日」と定められ
こんなムツカシイ「開戦の勅諭」を毎月8日には運動場で直立不動の姿勢で聞かされたのである。
小学生だったが、こんなムツカシイ勅諭を何となく覚えたりしたのは、今思うと不思議である。
天佑ヲ保有シ萬世一系ノ皇祚ヲ踐メル大日本帝󠄁國天皇ハ昭ニ忠誠勇武ナル汝有眾ニ示ス
朕󠄁玆ニ米國及英國ニ對シテ戰ヲ宣ス朕󠄁カ陸海將兵ハ全力ヲ奮テ交戰ニ從事シ朕󠄁カ百僚有司ハ勵精職務ヲ奉行シ朕󠄁カ眾庶ハ各〻其ノ本分ヲ盡シ億兆一心國家ノ總力ヲ擧ケテ征戰ノ目的ヲ逹成スルニ遺算ナカラムコトヲ期セヨ・・・・
★そんな大東亜戦争が始まった1941年12月8日から80年が経とうとしている。
昨日の12月8日はアメリカにいる孫・門野真也が日本に遊びにやって来た。
80年も経つと世の中は変わるものである。
かって戦争をしたアメリカにいま娘家族は住んでいる。
孫の真也も小学校2年生の頃にアメリカに移り住んで、
アメリカのほうが長いのだが、なぜか日本が好きなようである。
来年の年明けまで約1か月、日本の生活を楽しむのだとか。
彼は私のネットの先生だが、
こんなスマホに付ける器具を持ってきて、
自動で私を追っかけて、動画をとったりしている。
さて、これからの1か月、結構オモシロイ生活になると思うのだが、
どんなことが待っているのだろうか?
今年はそんな生活が始まる「12月8日」なのである。