★ 初詣で神社に行かれる方は多い。
私はこのところ『初詣』にも神社にも行ったことはないのだが、
テレビなどで観ていて
『二礼二拍手一礼』はいいのだが、正しい柏手の打ち方をされている方はほとんどいない。
社会的に立派な方でも殆ど正しくないし、
日本人なのに『柏手の正しい打ち方』をご存じないのである。
『柏手の正しい打ち方』と検索すると次のように表示される。
- 胸の高さで両手を合わせます。
- 右指先を少し下にずらします(第1関節くらいまで)。
- 肩幅程度に両手を開き、2回手を打ちます。
- 指を揃えます。
2項目の『少しずらす』のが殆どの方が出来ていない。
こんな解説もある。
柏手は、神様への敬意を込めて行う拍手で、神さまに誠の心を捧げ、ご加護をいただいていることに感謝して打つものです。
右手を少し手前にずらすのは、神様と人間はまだ一体ではないため、人を表す右手を引くことによって、1歩下がって神様を讃える気持ちを表現しています。
★ そんなことなぜ知ってるのか? と言われたら、
私は戦前の『小学校時代、先生に教えて頂いた』のである。
当時は日本の植民地であった韓国の京城(今のソウル)にいたのだが、
流石に神社は朝鮮神宮が一つあっただけだから、
実際に柏手を打つ機会は滅多になかったのだが、その作法だけは知っていた。
いまの学校はなぜこんな『日本の正しい作法』などを教えないのかな?と思う。
若しご存じなかったのなら、次回神社で柏手を打たれるときはぜひ『正しい方法』でお願いしたいものである。