★ 日本の人口推移を示すこんなグラフがある。
日本の人口は1億人だと思っていたのに100年後には2000万人の水準になるという。
本当にそんなことになるのかと信じられない気持ちだが、
人生100年の時代とは言え、今現存する人達は100年後にはいないから、今の若い人たちがコドモを産まなかったらそんなことになってしまうのだろう。
100年後と言うが、孫たちの晩年に時代のことなのである。

この表を改めてみて、いろんなことを想った。
江戸時代の始まりの頃は、人口1000万人だったとは驚きである。
私の子供の頃、父がこんな歌を教えてくれた。
『日いずる国と昔より、世に名も高き我が国は、人口わずか5千万』
父がコドモの頃、明治時代に唄われていた歌である。
本当に人口問題を真剣に考えないと日本の将来はおかしくなる。
『日本人』は世界的にもちょっと特殊な『いい人類』だと思うが、
それが2000万人を割ってしまうのはこれは大変なことだと思う。
私の子どもの頃は『産めよ増やせよ』と言う時代だったから、5人兄妹など珍しくなかった。私は5人兄妹なのである。
昭和の時代、日本の人口は1億2000万人台まで行ったのだが、それをピークに減り始めている。
人生100年と言う時代だが、100年経つと今の世代はこの世にはいなくなる。
いまの若い人たちがコドモを産まなかったら、人口2000万人になってしまうことになる。
日本人は世界でもちょっと特殊な、なかなかいい人類だと思う。
そんな日本人が2000万人以下になってしまわないように、
本当に若い人たちによく考えて欲しいなと思う昨今である。