60年代は自身の歌唱をメインにシナリオを制作した一連の娯楽映画にチンタラ主演し続けたエルビスだったが、68年にテレビ・ショーに登場し歌手として復活。
69年のアルバム、From Elvis In Memphisを経て70年のOn Stage時代に突入し本業に目覚めた。
そのOn Stage時代の第二弾のアルバムがFebruary 1970, On Stage。
ラスベガスのステージでの実況録音盤(正確には、収録曲のうち2曲は1969年8月のステージでの録音)で日本でエルビスの人気に再び火をつけたライブ・アルバム、That’s The Way It Isと対をなすもの。
このアルバムの特徴としては有名どころの曲をカバーしているところで、これがなかなかの出来。
Release Me、Sweet Caroline、Runaway、YesterdayにProud Maryなどなど、もう完全に自分の持ち歌になっているところがスンバラシ〜
のちにハワイからの衛星中継のライブやマジソン・スクエア・ガーデンなどの大箱でのライブと比べると、客との距離が縮まったホテルでのディナー・ショーはエルビスの歌唱やバックの演奏により多くの臨場感をもたらし、これまたスンバラシ〜