某学校PTA会長:まあ!なんてお下劣なジャケですこと。レコードを愛す健全な青少年の皆様の目に触れさせてはなりません!
すぐさま店頭のディスプレイから撤去していただきたく存じます。
てな話が当時あったかは定かではない。
1972年のスティーリー・ダンのデビュー・アルバム、Can’t Buy A Thrillのジャケが強烈なインパクトを私にもたらしたのは間違いない。
当時丸刈り頭だった少年がレコード・ショップの若くて綺麗なおね〜さんに“これ下さい”ってとてもじゃないが言えなかった。
ただレコードを買う事はなかったが、ラジオから流れていたシングル・カットされたDo It Againのメロディーだけは頭のなかをグルグル回っていたような気がする。
てな事で、私にとってスティーリー・ダンは2枚目のクールなアルバム、Countdown To Ecstacyから正式に始まる事に…
(菩薩って邦題のBodhisattvaのカッコいいこと)
因みに物の本によるとバンド名の由来がウイリアム・バロウズの小説に登場した男性器を模した大人のおもちゃ、Steely Dan III From Yokohamaてな事らしいんで、実はバンド名のスティーリー・ダンって唱えるだけでお下劣極まりないって事だったんですね。
あれから約50年、今や羞恥心も消えたオジンの身。
堂々とスティーリー・ダンって唱えようじゃないの。