本日はロキシー・ミュージックのギタリスト、フィル・マンザネラが1975年に出したソロ・アルバム、Diamond Headでも。
フィル・マンザネラは前任のギタリストがロキシーから脱退したため1972年に正式にロキシーの3代目ギタリストに就任。
バンド活動の合間にソロ・アルバムを制作すると、集まったサポート・メンバーは新旧のロキシーのメンバー、ジョン・ウェットン、アンディー・マッケイ、ポール・トンプソン、エディー・ジョブソンにブライアン・イーノと豪華メンバーとなり結構人望があったのだろう。また、初期のソフト・マシーンのメンバーだったロバート・ワイヤットやクワィエット・サンのメンバーも曲によって客演している。
音的にはイギリス系緩めのプログレ・ポップって感じですかね。
また、イギリス人の父親とコロンビア人の母親の間に生まれたフィルはラテンの香りも感じさせ、特に一曲目のロバート・ワイアットがスペイン語でボーカルを採るFronteraには驚かされた。
元メンバーのイーノがイニシアディブを採ることでまさしくブライアンのいないロキシーって感じでこれはこれで面白い。
とは言え、知名度的には英ロック奥の細道系マイナーな存在で、誰それ?って感じになるかも…