1982年10月、日本でのCD販売がついに始まり、1986年頃には世界のマーケットではCDの販売数がLP 追い越したそうな。
とは言え、その後もLPの生産も細々と続けられ21世紀になるとLPの音質が見直され生産量が少しばかり回復した。
そして40数年経った現在、CDの売り上げがLPのそれを下回ることになるとは一体誰が想像しただろうか?
70年代からアナログ・サウンドに親しんできたオイラとしては嬉しい限りではあるが、手軽で便利なメディアであるCDが急に衰退してしまうのもなんだか寂しいね。
てなことで本日は初期に生産されたCDでも久々に鑑賞してみようと思う。
取り出したのはエルトンの1971年作のMadman Across The Water。ポール・バックマスターのストリングスをふんだんに取り入れ重厚な仕上がりとなっている。
今回のCDはAADによる1985年西ドイツ・プレスの初回盤。
当時のマスタリングは90年代に勃発するラウドネス戦争とは関わりのないほぼフラット・トランスファーで音圧は低めも上品な仕上がりでMadman Across The Waterのような重厚作品でも聴き疲れしない。
たまには古いCDを聴くのも悪くない。もちろんマスター・テープがダメージを受けLP盤起こしで制作されたCD音源は論外だが…
去年はヤフオクでだぶついてるレコードや音響機器を幾らか処分したのですが、まだまだたくさん残っていて今後徐々に減らしていきたいと考えています。
中古ショップに買取依頼を出せば一発で解決なのですが、査定額がチョット酷いんですよね。