イエスのサード・アルバムを出した後バンドから脱退したキーボーディストのトニー・ケイはイエスの前ギタリスト、ピーター・バンクスが結成したバンド、フラッシュにゲスト参加し、その後自身のバンドを結成することに。
ジョン・アンダーソンがイエス結成前に所属したバンドのバンド・メイトだったベーシストのデイヴ・フォスターとトニーの二人はギタリスト、ブライアン・パリッシュとドラマー、ロイ・ダイクをリクルートして4人組バンド、バジャー(穴熊)を結成。
彼らのデビュー・アルバムはなんと1972年末のイエスの公演の前座として行われた公演から収録されたライブ盤、One Live Badgerである。
1973年に出たこのアルバム、ロジャー・ディーンによるアルバム・カバー・デザインや元イエス出身なんてイメージからプログレ・サウンドか?と当時思いきや、トニーのキーボードによるプログレの香りは少々あるものの実際はR&B寄りのガッツある演奏を披露している。
このアルバム制作の後、デイブとブライアンがバンドから脱退し新たなメンバーを加え翌年セカンド・アルバムを出す。芸風が完全にR&Bバンドへ変身するもあえなくバンドは解散と短命に終わった。
まあ、メンバーの個性がよりぶつかり合うロック・バンドってそんなもの。
ちなみに会社を新規に設立すると、大体6~7割が3年まではなんとか存続するも10年後となるとたった生存率はたった6%程度だそうだ。
それを思うと、従業員の入れ替わりは多々あるものの今でも活動しているイエス・カンパニーってすごいな~
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