もうすぐ今年もおしまい。
ソフト・タッチで年越しするも悪くないが、オイラとしてはハードに締め括りたい。
てな事で、本日はディープ・パープルでも。
デビューしてから内容のいいアルバムを制作してきたもののイマイチ人気が出ない。ツェッペリンがブルージーでヘビーなロックでアメリカで成功を収めたことから、我らリッチー師匠はこれだ!って叫んだかどうかは定かではないが俺たちも続け〜って事でハード・ロック路線に舵を切る。
第1期でのバンド編成でボーカルだったロッド・エバンスとベーシストのニック・シンバーが脱退し、1969年にハード・ロック仕様に対応できるイアン・ギランとロジャー・グローバーが新たに加入した事からここに第2期パープルが誕生。
ただ、新メンバー加入後のツアー最中にバンド・リーダーのジョン・ロードたってのお願いにより、ロンドン交響楽団を引っ張り出しクラシックとロックの対話・融合なる実験的なライブを敢行する寄り道はあったものの、かえって思い残すことは無くなったのかハード・ロック路線まっしぐら。
完成したアルバムが1970年に出た彼らにとって通算4枚目のスタジオ・アルバム、In Rock。
(2016年の再発LP)
ポップな要素、プログレ的な展開やオーケストレーションのダビングなど余計なものを削ぎ落としここにシンプルなれどビートとギター・リフを強調したハード・ロックが完成。
いや~、久々に聴くといいね。
これで今年にあったろくでもない負の記憶を全て吹っ飛ばしスッキリさせようじゃないの。