気楽にとり(鳥&撮り)歩き

近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

ハシビロガモ♂ずんずんずん

2023年12月08日 | カモ 2023年秋~
 
ハシビロガモ(嘴広鴨)のオスがこちらに向かって泳いできます

ずんずん ずんずん 近づいてきます
その迫力ある顔つきに目が釘付け!
好きなカモなので、思わず連写してしまいました




ザバァ! 大きなクチバシで水をかきわけた!
水面からプランクトンをこしとって食べるのか?と思ったのですが~
そんな様子もなく・・・?












磨きたての革靴みたいにツヤツヤしたクチバシを誇示するかのよう。
いったい何をしに寄ってきたのでしょう?
まるで「写真を撮ってよ!」と言わんばかりの行動でした。
そんなわけ、ないのでしょうが、野鳥との接近遭遇はいつもアメイジング!



ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆野鳥画家 神戸宇考(ごうどうたか)さん ハシビロガモを観に行こう
https://vanguardbirding.blogspot.com/2015/12/42.html


いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヘラサギ 赤いのど?

2023年12月07日 | トキの仲間

ヘラサギ(箆鷺)は下クチバシの裏から喉にかけて黄色っぽい裸出部があります
二羽のヘラサギのうち、成鳥とみられる一羽はこの部分が真っ赤に見えます

記事の最後にリンクしたe-bird を閲覧すると
この裸出部が繁殖期に赤く染まる個体もいるようです



最初に観た時は、鮮血のような赤さにケガをしているかのように見えてしまいました。



二羽のヘラサギ 左が喉元の黄色い若い個体 右が喉元の赤いほぼ成鳥と思われる個体





画質は荒くなりますが、喉元の裸出部を拡大してみました。成鳥


喉元が黄色く見える若い個体 拡大するといくぶん赤みを帯びているとわかります。


クロツラヘラサギ(黒面箆鷺)にはこのような黄色の裸出部はありません

参考画像:2021年 地域に滞在したクロツラヘラサギ


左~ヘラサギの若い個体  右~クロツラヘラサギの若い個体

 両方とも翼の先端に黒い部分が残っているので幼い個体と判断しました。

▼ ヘラサギ&クロツラヘラサギ 飛翔
https://blog.goo.ne.jp/romeo135bb/e/255a90e1ce6ea1505d3170bd873aaddb



ヘラサギ(箆鷺)Eurasian Spoonbill
ペリカン目トキ科ヘラサギ属

クロツラヘラサギ(黒面箆鷺) Black-faced Spoonbill 全長約74㎝
ペリカン目トキ科ヘラサギ属


◆e-bird ヘラサギ
https://ebird.org/species/eurspo1?siteLanguage=ja


いつも当ブログを閲覧してくださってありがとうございます。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ケリ 道路を渡って…

2023年12月06日 | チドリの仲間

溜池で探鳥の帰り道、農耕地にケリ(鳧、計里)を見つけました
警戒心の強いケリですが この小群は車内から見ている分には逃げません
見えるだけでも3羽、畔の影に他の仲間も潜んでいそうな雰囲気でした

ケリは日本を含むアジア東部に分布していて、日本での区分は「留鳥」です
私の地域では繁殖もしていて、ほぼ一年中見られるおなじみの野鳥です







お菓子のポッキーみたいな足ですね


ひらひらと黄色い蝶が一頭、ケリの上を通過していきました





ケリ(鳧、計里) Grey-headed lapwing 全長約34cm
チドリ目チドリ科タゲリ属




◆BBCニュース ケリ 英国で初記録
https://www.bbc.com/news/uk-england-tyne-65456945

2023年春、イギリスにケリが一羽現れて世界中のバードウォッチャーの話題となりました。
「一生に一度のチャンス」とばかりに、アジアの超珍鳥を観に1000人を超す人々が集まったとのこと。
現地時間5月1日ノーサンバーランド州ロー ニュートン バイ ザ シーという小さな漁村で発見されたそうです。



◆e-Bird ケリ
https://ebird.org/species/gyhlap1?siteLanguage=ja



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌートリア 上陸編

2023年12月06日 | その他

2頭の若いヌートリア 水中から護岸壁に上ってきました。
「ヌートリアは生後3~6カ月で繁殖可能になる」とのこと
兄弟のように見えたこの2頭も 雌雄でカップルの可能性もあります

ヌートリアはもともと日本には生息していない外来生物です
第二次大戦時中から戦後にかけて特に軍用品の毛皮用に移入
飼育されていたものが逃げ出し野に放たれ代々命を繋いできました


「兵庫県の個体群でも野外での寿命は2年程度」とデータベースに記載されています
もとは南米に分布するヌートリア、やはり日本での冬越しは過酷なのでしょう











ヌートリアの前足は小さく、水かきがないので物をつかむなど器用に動かせます。
大きな後ろ足に水かきがついていて、水中で巧みに泳ぐのに役立っています。
地上を早く歩くことは苦手なようで、陸上を長距離移動する姿は見たことがありません。


左下の黒い棘があるのは、菱の実。
ヌートリアの好物のようです。
この池は夏には菱が繁茂するので水底にいくつも沈んでいるのでしょう。






ヌートリアの長い尻尾は「大きなドブネズミ」を連想させます。
尾の平たいビーバーや、尻尾のないカピバラとの大きな違いです。



4~5年前には、地域の水辺にヌートリアを捕獲するための「巨大ネズミ捕り」のような仕掛けも設置されていましたが
ネズミ算式に増えるヌートリアの勢いに追いついていないのが現状のようです。
ヌートリアが日本に来たのは人間の身勝手さゆえ、ということもあり、地域の人たちも積極的に通報や駆除をせず
溜池の多い当地の野生の一部として受け入れている感が温暖化の進行とともに濃厚になっています。


◆国立環境研究所 侵入生物データベース  ヌートリア
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/10140.html



いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヌートリア 水中編

2023年12月05日 | その他

地域の溜池をゆうゆうと泳ぐヌートリアを目撃
すいすい泳ぐ姿は動物番組でおなじみビーバーのよう

ヌートリアは、歯がオレンジ色なのです!
初めて見た時は鮮やかな色にドキッとしました






2頭はまだ幼さの残る小柄な体つきでした。
兄弟のような雰囲気に見えました。








2頭の若いヌートリアと同じ池の中の島にて
子供連れのヌートリアを見つけました。


身体の大きな親のそばにぴったりと身を寄せる幼い3頭
親は、子どもたちに水の弾き方を教えているかのようでした。





◆特定外来生物 ヌートリアについて 山口市
https://www.city.yamaguchi.lg.jp/soshiki/64/2816.html



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。
次回は、ヌートリア上陸編を掲載予定です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オオバン ボクも食べたい

2023年12月05日 | オオバン

都市公園のボート池にオオバン(大鷭)も飛来しました

来園者から水鳥専用の餌をもらうカモたちに混じって寄ってきました
オオバンは植物食が中心の雑食ですが
甲殻類や水棲昆虫、時には魚を獲って食べることも

「なんでも食べる」 このオオバンのたくましさが
日本各地で越冬数が増えている理由のひとつかもしれません













オオバン(大鷭)  Black coot   全長約39㎝
ツル目クイナ科オオバン属



この都市公園では自動販売機で「水鳥のえさ」が売られています。
  (数年前に撮影した写真を何度も使いまわしているので、既にご覧になった方もいらっしゃることでしょう)



中には粒状の餌が入っています。モナカの皮のような容器も餌として与えられます。
野鳥に餌を与えることの是非についてさまざまな意見がありますが
この公園では専用の餌を売ることで野鳥の健康被害を防いでいるようです。
パンやスナック菓子など人間の食べ物を与えると野鳥の健康を害します。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カラスの宝探し

2023年12月04日 | カラスの仲間

ハシブトガラス(嘴太烏)が桜の樹皮の間に何かを隠しました

私に観られていると悟ったのか パッと離れて知らん顔をしていますが
確かに、この目で隠すのを目撃しましたよ






カラスにも「貯食」の習性があることが知られています
食べ物を多く得られた時にいろいろな場所に隠しておいて、食べ物が少ない時に取り出して食べます。



↓ 下の写真のハシブトガラス 折れた枝の間からビスケットのようなもの取り出して食べました。
  私がベンチでカロリーメ〇トを食べている最中だったので、カラスもおやつタイム??


あっという間にパクっと一口で食べてしまいました。
(暗い樹下でビスケットをくわえた瞬間はピンボケになってしまいました)





公園のハシブトガラス
鳩にパンを与えている人を目ざとく見つけて飛んできました。


このカラスも、パンを食べずにくわえて遠くへ飛び去っていきました。
どこか秘密の貯蔵場所に、隠すつもりなのかもしれません。




ハシブトガラス(嘴太烏)Jungle Crow  全長約56cm
スズメ目カラス科カラス属


◆特集 カラス再発見 日本野鳥の会
https://mobile.wbsj.org/nature/kyozon/karasu/yacho99/621.html



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トモエガモ オナガガモ

2023年12月04日 | カモ 2023年秋~

地域の溜池に4羽のオスが飛来したトモエガモ(巴鴨)

今年は茨城や九州などで千羽単位の大群が確認されているそうです
※長崎では万羽単位のトモエガモの大群も見られたと、現地在住の方から教えて頂きました
近場でも複数のオスメスがそろった群を観られるのではないか・・・
密かに期待しつつ探鳥しています











トモエガモ(巴鴨)Baikal teal  全長約40㎝
カモ目カモ科マガモ属


警戒心の強いトモエガモに比べ オナガガモは人慣れした様子
近くからカメラを構えても気にするそぶりもなく羽のお手入れ



尾羽はまだ短いままですね


オナガガモの群だけが一斉に飛び立ちました。
何を合図にしているのか、リーダーがいるのか・・・謎や不思議がいっぱいです。





オナガガモ(尾長鴨) Northern Pintail 全長♂約75cm ♀約55cm
カモ目カモ科マガモ属

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オカヨシガモ 意外とやんちゃ?

2023年12月03日 | カモ 2023年秋~

繁殖期には華やかな羽衣に変身する雄のカモたち
そのなかで渋い雰囲気をかもしているオカヨシガモ(丘葦鴨)雄♂

和風の色模様でしっとりした大人の落ち着きを感じさせます


 




見た目はオトナっぽいオカヨシガモですが、やはり鴨
観察していると、小競り合いや恋のさや当てなど面白い場面を色々と披露してくれます。






華美なヨシガモに比べ、一見、地味なオカヨシガモですが、
よく見ると小紋柄やベージュ色の羽が小粋な洒落ものです。



オカヨシガモのペア







オカヨシガモ(丘葦鴨)Gadwall 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属

ヨシガモ(葦鴨) Falcated duck 全長約48㎝
カモ属カモ科マガモ属


最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オナガガモの群も

2023年12月02日 | カモ 2023年秋~

オナガガモ(尾長鴨)の群も昨シーズンと同じ池に到着しました

スラっと細身で洗練された雰囲気を漂わせるオナガガモ
オスたちは繁殖期の羽衣に移行中
名前の由来になっている長い尾羽はまだ伸び切っていません









こちらのオスは尾羽がかなり長くなってピーンとしています。
ほぼ生殖羽でしょうか。


この群は繁殖期も人間の近くで過ごしているのでしょうか
他人に対する警戒心が低いように感じま



昇る朝日を受けてオナガガモのメスたちも活気づいてきました。







オナガガモ(尾長鴨) Northern Pintail 全長♂約75cm ♀約55cm
カモ目カモ科マガモ属


◆e-Bird オナガガモ
https://ebird.org/species/norpin?siteLanguage=ja


今日も最後まで見ていただきありがとうございました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農耕地のモズたち

2023年12月02日 | モズ

地域の農耕地で陣取り合戦を繰り広げていたモズ(百舌鳥)たち
とりあえず縄張りが決まってきた様子です

青々と野菜の葉が広がる畑は、このモズのメスが手に入れたようです
葉っぱの間には虫も多く、昆虫を捕食しに小鳥も寄ってきます。
野菜の間に身を隠すこともできる好条件の揃った良好な縄張りです





溜池横の樹上にモズのオス





農地を一通り巡っていると、破れたビニールハウスにモズのメスが止まっています。


距離と位置からして、最初の二枚に登場したのと同じモズ子さんでしょう。
ここなら雨風も防げそう、なんともいい場所に縄張りを構えたものですね。
可愛い顔をしていますが、かなり勝ち気で強いのでしょう。






モズ(百舌鳥)Bull-headed shrike 全長約20㎝
スズメ目モズ科モズ属


いつも当ブログを閲覧して下さってありがとうございます。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒドリガモ 繁殖羽へ

2023年12月01日 | カモ 2023年秋~

毎年、都市公園のボート池で越冬するヒドリガモ(緋鳥鴨)の群
オスたちは日を追うごとに繁殖期の羽衣へと衣替えしています
赤茶色の頭の額部分がクリーム色に変わっていきます









ヒドリガモは雌♀もずんぐり体形





このメスは焦げ茶色が強く、目の周りに白いアイリングのような模様があります




群とは離れた場所でひっそり過ごすカップル



ヒドリガモ (緋鳥鴨) Eurasian Wigeon 全長約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆生態図鑑 ヒドリガモ バードリサーチニュース
https://db3.bird-research.jp/news/201601-no3/



今日も最後まで見て下さってありがとうございました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハシビロガモもやってきた

2023年12月01日 | カモ 2023年秋~

ハシビロガモ(嘴広鴨)の群が飛来しています

スコップのような掃除機の吸い取り口のような大きくて幅広いクチバシ
見れば見るほど味わいのあるユニークな顔と採食行動
鴨界トップクラスの個性派です



光彩が茶色く見えるのは雌♀


幅広いクチバシは、裏面もなんとも面白い形状をしています。







雄♂は一回り体が大きく、光彩は黄色なのでエクリプスでも雌♀と見分けられます



このオスは顔にミカヅキシマアジのような白い帯上の斑があります。


繁殖羽に移行中の一時的な模様かもしれませんが、今後の
変化を見ていきたいです。



ハシビロガモ(嘴広鴨)Shoveler 全長  ♀約43cm  ♂約50cm
カモ目カモ科マガモ属


◆野鳥画家 神戸宇考(ごうどうたか)さん ハシビロガモを観に行こう
https://vanguardbirding.blogspot.com/2015/12/42.html



今日から12月ですね。
壁のカレンダーも残り一枚となりました。
特に何をするわけでもないのに、なんとなく気忙しい師走ですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする