- ROSE PETAL -

何気ない日々のできごとを

小さな花びらのようにかさねてみます

11月の読み聞かせ

2015-11-26 | 絵本(読み聞かせ)
今朝は小学校の読み聞かせに行って来ました。

今年度は学年固定なので、私は6年生担当です。

読んだのは

半日村 (斎藤隆介・作/ 滝平二郎・絵) 岩崎書店

高学年の頃は、あまり絵本に興味を示さなかったボクでしたが、
この半日村は気に入ってたようでした。

お話の内容は・・・

一日のうち半日しか陽があたらない半日村。

お米の出来は悪く、村の人々はみんな痩せて元気がなかった。

ある晩、一平の父ちゃんと母ちゃんが
「あァあ、おらたちの村はなんという村かのう。あの山さえ なかったらのう」

「だめさ、山は山さ。動かせやしねえ。わるい村にうまれたと思って、あきらめるより仕方がねえさ」

と話し合っていた。

つぎの朝、一平は袋をかついで山にのぼる。

その貧しい村に陽をあてようとして,村のうしろにある高い山をけずる少年の一平。

初めはバカにしていた村の子どもたちも1人2人と手伝うようになると村中の子どもたちが
一列になって山に登り始めた。

そのうち大人たちが道具の使い方などをアドバイスする。

やがて村じゅうの大人たちも仕事の合間に手伝うようになる。

こうして何年も何年も経ち、大人たちは死に、一平たちは大人になり、
その子ども達ももっこを担いで山に登った。

ある朝、村の田んぼに朝日がさした。

それから半日村は、一日村とよばれるようになった。

お話も素晴らしいし、滝平さんの版画がとても良い味をだしています。

コメント
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