世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ビジネスにおける懐古主義者の弱点

2007年10月02日 | Weblog
営業の売込電話を取ることがある。
今の部署に配属になった当初は、断り方を知らなくて、いつもオドオドしていた。実におぼこかった私。
しかし、トウが立ってきた今、私は自ら作り上げたマニュアルに沿って、ピシャリと撥ね退ける。

今日もピシャリと撥ね退けようとした。

しかし、その営業マンは
「あのう。実は私、●●にいた〇〇ですが。覚えてますか?」と言うではないか。

懐かしい!
●●という会社は当社の取引先であり、その会社にいた〇〇さんには6年ほど前にお世話になっていた。
チビノリダーみたいな顔をした殿方だ。

転職先が潰れて、また新たな会社で頑張っている〇〇さん。
阿波踊り狂の彼のことは、阿波踊りのニュースを観る度に思い出していた。

すっかり昔話に花が咲いた。

懐かしいの大好き!

「では、後程資料を送らせていただきます」
という彼の言葉を、私は、ついに遮れなかった。


懐かしさを愛することは、今に満足をしていない証拠なのだろうか?
それとも、昔があまりにも良すぎたから発生するものなのだろうか?

私は時々、分からなくなる。


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