世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

エリカ様と熱く語りたい

2007年10月03日 21時59分13秒 | Weblog
この時期って、湿気が多い。
しかも、夏の名残がかすかに空気に内包されているので、少し蒸し暑い。
癖の強い毛を持つ私は、こういう時期が嫌い。
まだ縮毛矯正という技術が発展途上にあった頃、更に遡って小学生時代の私は、心ない男子に「アメリカ人」と呼ばれていた。どうもクルクルしたこの毛髪のせいらしいかった。
あの憤りは、その後の私の人生に大きな影を落とし続けている。

最近、ある有名人が私以上の癖毛保持者ということを知った。

その名も沢尻エリカ、
そう今を輝かしく生きているエリカ様だ。

ちなみに、「沢尻 天パ」で画像検索をすると、チリチリの毛髪を頭に生やしているエリカ様の画像が出てくる。
この画像を見た私は激しく感動した。
ドラマや映画では、上手く隠蔽していたのだな。
ありとあらゆる方法を駆使して。すげーや…。

もう、その時点で、私は彼女に共感を持ってしまった。

嗚呼、癖毛の傾向と対策について、彼女と熱く語りたい!

…が。

「別に」

と、腕組みをされながら捨て台詞を吐かれて終了してしまうのだろうなあ。


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回想という名の薬

2007年10月03日 21時58分34秒 | Weblog
昼食後のソラナックスを抜くようになり、4日が経過した。
時々ハイになったり、沈んだりと、少し困難。
特に夕方に沈むと一気に色々なことが不安になったり、面倒になったり、手に負えなくなる。

あれしなくっちゃ、
これも。
いや、待てよ。
…何か忘れないだろうか。
あっ、帰りにアレ買わないと。
そうだ、クリーニング店にも寄らなくては。
嗚呼、面倒臭い…。

焦りと無気力。
頑張りたいのに頑張れない。
もう、嫌。

そんな時は、薬を飲むためトイレへ。
個室で便座に座り、ひと呼吸。

そして、心療内科のクマ医師の言葉を思い出す。

「今日出来たことを一つ一つ思い出すようにしてください」

そうそう。
今日はアレやったじゃない、私。
偉い。
偉いぞう、自分。

ふと、ある光景を思い出す。
好き嫌いが激しくて、小食だった幼い頃の私。
母親が付きっきりで、食事をさせていた。
食べることに集中できない私の気を引こうと、彼女は盛り付けをお子様ランチのようにした。
パンダの形をしたオニギリは一番の好物だった(海苔で目が形作られている)。
また、おかずを私の一口サイズに切り分け
「あと3回、口でモグモグしたら終りだよ~。はい、あ~ん…」
と、叱咤激励してくれていた。
目の前にある「しなくてはいけないこと」を考える時、必ずこの光景が思い浮かぶ。

「あと、3回、モグモグすればママは喜ぶんだ」
という当時の気持ちまで再現される。

今、おかずを切り分け私に「あ~ん」をしてくれる人はいない。

自分でサイズや切り分け方を決めなくてはいけない。
逆を言えば、自分のペースで物事を推し進められる。
それが大人になった私に降るかかる、責任と自由なのだろう。

課題を一つ一つ整理してやり遂げ、自信を持つこと。
それが今一番の「課題」だ。

便座から立ち上がり、鏡の前で自分に問掛ける。

どうすんの?

迷った末に、私はソラナックスを握り、そして机に帰る。


仕事帰りの喫茶店で、
一番効き目がある「今日出来たこと」の回想という薬を服用した。