世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

ステキ女子からの電話

2007年10月14日 | Weblog
午前中、私にしては早起きしたのに、今日は無気力だった。
そーいや、昨日、パキシルを飲み忘れていた…。
セロトニンの活動が狂ってしまったのかもしれない。

狭い部屋なので、一日篭ると、自らの肺から放出された二酸化炭素で部屋の気温が上昇する。
地球温暖化をミクロ単位で実感する日曜日。

最近、安彦麻理絵の漫画にハマっている。
今日は「再婚一直線」を読破した。
離婚前、ぐーたらな生活をしていた安彦さん。
「義父」のスウェット(毛玉つき)を着用していた彼女。見かねた旦那にユニクロのスウェットを買い与えられたなどのエピソードに腹を抱えて笑った。
テンション高い彼女の自虐ネタは本当に面白い。
なんか私に似ている。
そう感じるのは…やはり、私が安彦さんと同じB型だからだろうか。

そうこうしている内に夕方になった。
釣瓶落としとはよく言ったもので、秋の日は落ちるのが早い。


「化粧でもすっかなー」
煙草を揉み消して、一人ごちる。

世の中の女子が化粧を落とす時間に、私はまったりと化粧を開始する。…さすがは前世が女郎さんな私である。
廓とか赤い襦袢という単語に、狂おしい程の懐かしさを感じてしまう。
そんな私の前世は、紛れもなく女郎さんだったに違いない。そう勝手に思っている。


まったり、化粧水を肌に叩き入れる。
まったり、乳液を肌に塗り込む。
下地を丹念に塗り、ファンデーションを顔面の半分に…

と、その時!

中学時代からの友人・わかめ殿から電話がキター!

彼女はステキ女子。
…半裸で、そして顔面半分しか化粧をしていないアートな私とは違って…。
中学校で教鞭を執っている彼女。
昔からしっかりしていた。

互いに悩みを打ち明け、そして明日からの新たな一週間を乗り越えるべく、エールを送りあう。
嗚呼、美しき友情。

今日はクマとしか話さないんだろうなぁ…と思っていたが、わかめ殿からの電話で、喉が枯れるほど笑うことができた。
思いがけぬプレゼントをいただいた。
ありがとう、わかめ殿。

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「北極のナヌー」

2007年10月14日 | Weblog
10/13(土)
映画「北極のナヌー」を観てきた(ネタバレあり)。

レイトショーで観たんだが、観客は私を含めてたったの3人しかいなかった。
この閑散とした空気、映画の内容以上の切なさを感じてしまった。

しかし、この映画、クマ好きには堪らないと思う。
クマ好きの私の期待を裏切ることなく、んもぉクマ三昧。

シロクマ・ナヌーは女の子。
贔屓目無しで見ても、別嬪さんだということが分かる。
額から鼻梁にかけてのラインが綺麗なんである。

母クマと弟クマと一緒に旅をするナヌー。
3匹はいつもぴったりと寄り添っている。
しかし、厳しいブリザードに負けた弟は倒れてしまう。
息耐えてしまった弟からいつまでも離れようとしないナヌーと母親…もう、可愛そうで可愛そうで…。
弱肉強食という真理に則していると言ったらそれまでだが、でも何とかしてあげたかった。

また、地球温暖化という残酷な事実が怖かった。
溶け続ける氷。
狩場である氷が無いとシロクマは餓死してしまう。
2040年には北極は無くなるらしい。
…このままいくと。
そう、「このままいく」と。
そうならない為には一体どうしたら良いのだろう?
今まで環境問題には無頓着だったが、帰りの電車内で、「温暖化防止の為にできること…少しはやってみっかな」と考える素直な私であった。
だって、愛するクマの為だもの。

☆映画館の売店でシロクマの人形が販売されていた。
「ウチの子になるかい?」
と問掛けたのだが、家で留守番をしている吉熊の焼餅が焦げる臭いを感じたので辞めておいた。


☆獲物を狙うシロクマの表情ってけっこう物騒。
幻滅しそうになったが、「真剣に生きている」ともとれる。
…でも、怖かった。


☆母クマから独立し、一人で逞しく生き抜くナヌーに自分を投影してしまった。

私も、毎日吹き荒れるブリザードに負けてらんねぇ!と思った。





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