世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

X JAPAN 復活に思うこと

2007年10月23日 | Weblog
「X JAPAN」が復活するらしい。

初めてこの方々たちを観たのは、たしか中学時代の紅白歌合戦だ。

YOSHIKIさんの着ていた白いドレスがとても綺麗で、歌そのものよりも彼の衣装が気になって仕方がなかった。

「私もあんなドレスを着てみたい」
録画したビデオを繰り返し観ながらうっとりしていた中学時代の私。


高校時代、友人トモエが休み時間の音楽室でピアノで弾いていた。
うねるような優しい旋律に、全身がゆっくりと縛られていく感覚を持った。
彼女が演奏を終るのを待つ。

「トモエちゃん、それ、何ていう曲なん?」
トモエは
「Xの”UNFINISHED“だよ」
と答えた。

ああ、あの方々たちはこんなバラードをも歌うんだ…。

その意外性に心を奪われ、私は知らず知らずの内に彼等のファンになった。
元々好きだった小室哲哉との狭間で、私の乙女心は揺れ動いていたのである。うふん。

あの頃の女子って、様々な妄想に胸をときめかすものだ。

X狂であり、hideをこよなく愛していた友人U子ちゃんなんて

「私、hideちゃんの子しか妊娠したくない」

と、真面目に言ってたし…。


そんなこんなで、私は大学生になった。
高校を卒業した春に華原朋美の「I' m proud」がブレイクし、…私は女に走ったのだった…。

それもあって、またhideさん…そう松本秀人さんが亡くなられてからは、あまりXを聴かなくなった。
彼の死が衝撃的すぎた。
5人じゃない「X JAPAN」は「X JAPAN」ではないような気がしていて、怖くて…なんとなく遠ざかっていった。

「X JAPAN」復活。
さて、今夜は久々に聴いてみたんであるが、んもぅ大興奮。

「WEEK END」とか、久々に聴いたんだが、あの自滅的なところが、いとおかし。

「手首を流れる血をおまえの体に
 絡みつけると一瞬のうちに更みがえる記憶に視界を
 閉ざされ笑いながら逃げていくおまえの姿を
 見つめる傷ついたオレが立ってる
 Week End
 Week End Week End
 Week End I'm at my with end」

もー、火サスみたいな雰囲気ではないか。
片平なぎさが出てきそう。

でも、自殺。
でも、週末。

週末に自殺をした人の歌なんだろうか。
月曜日の出社がそんなに嫌だったんだろうか。
分かるわ~。
「サザエさん症候群」の悲痛さと切なさが滲み出ていて、つい共感。


彼等の歌って、決して他人を傷付けていないことに、今、気付いた。
大抵、誰かを愛しすぎて、
憎悪したり、
自殺したり、
鏡を見つめてみたり、
雨の中を徒歩したり、
静かに嫉妬したり。

でも、殺人はしない。
殺人どころか、追い掛けていったり、いきなり接吻とかいう強引な行動すら起こさない。
静かに、たまに激しく自分の気持をあたためて、そして自己完結するパターンが多い。

基本ジェントル。
刑法に引っ掛からない、善良な市民の歌なんである。


10年ぶりに気付いたことがたくさんあった。
新鮮。
復活マンセー!!
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「Hallelujah!」

2007年10月23日 | Weblog
日曜日の夜、あやみ殿から電話があった。
彼女は中学時代の友人兼マイミクである。
長い睫に縁取られた夢見る乙女ちっくな目が大変可愛い。

昨年の夏、娘さんを出産したあやみ殿。
出産寸前までmixiに日記を綴った彼女の根性に「母親の偉大さ」を見た気がした。

毎月生理が来ると私は彼女の日記の陣痛部分を読み、生理痛を紛らわせて耐えている。密かにありがとう。

沐浴のときに婦長さんに怒られたと彼女の日記に書かれてあった。
それを読んだ私は我が事のように腹が立った。


出産前、彼女の家に伺った。
あの時、あやみ殿のお腹にいた赤ちゃんが、今や「アンパンマン!」と言うらしい。
すげーよ、発育。


あやみ殿には笑顔が似合う。
そうかと思えば、突然毒舌になる。
私はそんな彼女がとても好きだ。

彼女のご主人さんも大変ユニークな方だ。
ご主人さんは夜勤のときに、このブログを読んでくださっているらしい。
嬉しい。
しかもパケ代が相当イッてしまったようで…。すまんそ。


電話を切った後、ココロがあたたかいもので満たされた。
そして、中2の合唱コンクールの我がクラスの自由曲「Hallelujah!」を歌いながら入浴した。

…私はソプラノだった(あやみ殿はアルトだったよね?)。

ついリキんでしまい、額に青筋が立つ。

「and He shall reign for ever and ever~♪」

狭い風呂に、奇声が轟いた。

お電話ありがとう、あやみ殿&ご主人さん。
いつまでもお幸せに。