世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

命のリレー

2010年03月14日 | Weblog
父方の祖父の27回忌と祖母の3回忌。父は5人兄弟なので、父方の親戚はやたら人数が多い。今日も30人近くが集合した。従兄弟の娘・ユリちゃんがギャルになっててビクーリ!こないだまで、あんなに小さかったのに。来月から女子大生だって。

石橋の開雲寺へ。私が通った高校のすぐ近くにあるお寺なので、近辺の風景がとても懐かしく感じられた。


春の日差しが仏間を柔らかく照らしていて、祖父母の写真も心なしか笑っているように見えた。あと、住職さんの読経がやはり「born slippy」に聞こえしまう。一人、トランス状態。

ここの住職さんのお話は大変面白い。今日の話は「命について」。医療や産業技術は発展して便利になったのに、逆に命そのものの価値は低くなっているのではないか…というお話。


続いてお墓参り。「一向寺 別院」へ。
一人づつお線香をあげた。


食事は雀宮の「鈴香和」にて。




従兄弟の子供たち(ヒメちゃん、チヒロちゃん)になぜだか絶大な人気があった私。
彼女たちは隙あらば私の膝の上に座ってくるんである。
彼女たちと一緒に「つながりうたもりのおく」を熱唱。
また彼女たちが所持するおえかき帳に無理矢理クマを描いて嫌な顔をされた。
私も相当酔っていたので変顔をしては、逃げる彼女たちを追いかけていた。ただの変態痴女である。

小学生のソラくんはいつも法事のときに私の隣に座ってきては手とか髪とかを触るのでちょっとドキドキする…。

普段、妹は親戚ウケが良いのだが私は無愛想なのであまり声を掛けられない。
そんな私が子供たちと遊んでいる光景を親や親戚は驚いて見ていた。ただ気が向いただけなんだが。
しかし元々は子供が大っ嫌いな人種(気配も声も無理)なので、長続きはしない。
ぶち切れしそうになると、たまにロビーに消えてはヤニをたんまりと補充。
あと20分ぐらい戯れていたらまた無愛想になっていただろう。

数人の親戚が我が家に集合。
酔っ払った叔父に
「男を選んでいるから嫁に行き遅れるんだ」
とか言われた。
「叔父様のような素敵な男子が周囲に居なくって…」
と潤んだ瞳で見つめたらイチコロだった。
「ショムニ」の佳奈さんばりに、可憐にお酌とかしてスルー。ちょろいぜ。

夕方、父と妹と弟とでカラオケに行った。
華原朋美の「I'm proud」(←これさえ歌えれば満足♪)、中島みゆきの「命のリレー」を気持ちよく熱唱。あー、すっきりした。
父は井上陽水、妹はゆず、弟はナウい曲(←よくわからん)をそれぞれ披露。



21時近い電車で妹と東京に帰った。

うたた寝をする芋子の隣で、命について考えた。
祖父母は亡くなってしまったが、その遺伝子はヒメちゃんたち…曾孫にも伝わっている。
人類がずっと行ってきたこの命のリレーが不思議でならない。

私のこの中にも、祖父母やその上の世代の人々の遺伝子が入っている。
そうと思うと、勇気が湧いてくる。
私は独りじゃないんだと。
私の中に、たくさんの先祖がいるんだと。
まあ、私はリレーのアンカーなわけだけれども。

とりあえず、恙無く法事が終わってほっとした。

次回は4年後。
祖母の7回忌だ。

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帰省

2010年03月14日 | Weblog
3/13(土)

実家に帰省。芋子と電車内(最後尾の車両)で待ち合わせて一緒に帰った。
募る話を互いに出し合っていたらあっという間に雀宮駅に到着。

夕御飯は焼き肉。




〆は、父作成のもんじゃ焼き。(我が家ではキャベツを入れない)
おふくろの味ならぬ、おやじの味。


食後、両親と芋子と話をしていたら23時近くになってしまった。
父とは吉村昭の話で盛り上がった。私が今読んでいる「羆嵐」も知っていた。
真面目な話をする父の首元に吉熊。
話に入ってこようとしていた。


父の着用しているセーターは母の手編み。
吉熊のセーターも編んで欲しいのだが、なかなか編んでくれない。

仏壇の梅の花。




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