世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

生まれ変わったら道になりたい君へ

2023年12月11日 | Weblog
昨晩は血痰が出たのだが、今日はそのようなことがなかった。
そろそろインフルエンザが抜けきりそう。
免疫力が下がっているときは食べない方が良いんだろうけれども、今日はどうしてもお寿司が食べたかったので買いに行った。
変な時間帯(夕方)に行ったので3割引き。ラッキー。


吉熊はサーモンが好き。さすがクマの子。


18時ぐらいにさっさと風呂に入る。温泉気分♪



衝撃的なニュースを知った。

【生まれ変わったら道になりたい】側溝男が3度目の逮捕 母親は「側溝に入りたい気持ちはわからないけど本当に優しい子」
2023.12.11 07:00 女性セブン


ああ!江戸川乱歩の人間椅子みたいな人、…道になりたいって言った人か!!覚えている!!
たしかこのブログにも記した記憶。

2015年11月10日 道

8年ぶり3回目の犯行とのこと。
8年前のときは同僚たちと「『道になりたい』って!!ウケる!!」と笑いながらネタにしていたが、三度目となるとちょっと考えさせられる。
マイノリティーな性癖を満たすためには犯罪を犯さなければならないという犯人の苦しみについてを考えると沈痛な気分になる。
側溝の網目から見上げる空の色はきっと孤独な色だったに違いない。
誰も分かってくれない孤独、止められない衝動を前に彼はなす術がなかったのだと思う。

側溝への想いは抱きつつも、なんとか再犯しないで済めば…。
というのは、薬物への依存を抱きつつも何とかやり過ごしていらっしゃる作家を私は推しているから。


嶽本野ばら先生のエッセイ「落花生」の帯にはこう書かれている。


僕がしなければならないのは、
薬物への渇きを
断ち切る作業ではない。
欲しいと思いながら、
恥ずかしくない方法で
生き延びていくことです。

そんな気概で臨むのも一つの方法かな、と。

私自身は犯罪に抵触するようなフェチズムは持っていないのだが、もし、このようなシチュエーション(理性で欲望を抑えないといけないとき)に遭遇すると「落花生」の帯を思い出す。
欲望を抱くのはアリだけど、「恥ずかしくない方法」で凌ぐ、と。

今日は日がな一日、永山則夫を読んでいたのだが、「落花生」をつまみ食いしていたら止まらなくなってきた…。
インフルエンザなので早く寝なければならないのに。
野ばら中毒に溺れる私。
…側溝男に物言える立場ではないよな…。