世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

今年の漢字はいい感じ

2023年12月12日 | Weblog
インフルエンザホリデー、ラスト。
解熱から48時間が経過したので、遅めのランチへ。
和幸の平日限定ランチをば。



さすがに胃袋が小さくなったのか、キャベツのお代わりができなかった。
お腹いっぱい。
美味しかった。




今年の漢字一文字は「税」とのこと。

今年の漢字「税」に決まる 過去28年間分も解説【1995年~2022年】

…ちょっとしっくりこない。
物価高騰の「騰」かなと思っていたので。



私個人の今年の漢字一文字は「仁」。
「仁」とはいつくしみの心。

今年は心療内科のクマ医師をはじめ、順天堂大学病院の医師や看護師たちの「いつくしみの心」を感じる一年だった。

手術前、台に横たわった瞬間から私の周囲はわちゃわちゃしだした。
麻酔科医や看護師がトランス状態で心電図やら何かの器具を私に装着してくるので軽くパニックになった。
「何?え?何?」

わちゃわちゃしている人々の中で、唯一、落ち着いて立っている人物が見える。
三味線先生である(私の主治医1)。
私の病気の第一発見者である。
「先生、こわいです」
と、縋るように言うと、三味線先生は私の両手を包み込んで、
「この大きさはハンドボールぐらいかな」
と気を逸らすようなことを一生懸命言ってくれてた。


どこかでずっと自分には「私なんて」と思って生きていた節がある。
でもそんな私を生かそうと必死な人たちがたしかにいた。
しかも頭のいい人たちが私の命を何とかしようとしてくれていた。
その事実が「自分は生きていてもいいんだ」って思わせてくれた。
皮肉なことに、病気になって治療されていく過程で私の自己肯定感は高まったんである。

医療従事者のみならず家族や友達や同僚たちからもあたたかい気持ちをいただいた。
どん底に落ちた分、見上げた空の面積や降り注ぐ光の量が例年よりも多かった。
良い一年だった。


入院した夏の日の空。
新海誠監督の描く空のようなダイナミックな青空が眩しかった。


初めて順天堂大学病院に行った夏の日。
「これから私はどうなるのだろう」と不安でいっぱいだったあの日も空は高く、神田川沿いの木々は青々と茂っていた。


先日の通院時。
日差しが柔らかくなり、木々はその彩りを暖色系にシフトさせていた。


季節は確実にシフトしている。
そろそろ年の瀬。
来年は穏やかな一年になりますように。

とりま明日から仕事。
休んだ分、頑張らないと!