世界の中心で吉熊が叫ぶ

体長15センチの「吉熊くん」と同居する独身OLの日常生活

二つの「あれから」

2011年09月11日 21時31分43秒 | Weblog
アメリカ同時多発テロから今日で10年。
「亮子ちゃん、今すぐテレビつけて」
という友達からの電話があったあの日。
目に飛び込んできたのは煙を上げている大きなビルだった。
事故?事件?とにかくテレビを食い入るように見た。

正直、当時の自分にはニューヨークは意識的に遠いところにあり、テレビの中の様子が現実とは思えなかった。
去年、跡地のグランドゼロをどうしても見たくてニューヨークへ行った。
瓦礫などは跡形もなく、クレーン車が数台見受けられる様は一見工事現場のようだった。
ここで多くの人が亡くなったのだという事実をうまく飲み込めなかった。
政治的宗教的な問題はさておき、やはり命が命を消滅させることは良くないことに違いない。
憎しみは憎しみしか生まないという基本的なことを自覚すれば平和でもっと生きやすい世界になるんではないだろうか。



跡地から偶然見つけられた十字架状の鉄骨。



アメリカという国を考えるとき、頭をよぎる歌。
「Viva America」(デーモン小暮閣下)
http://www.youtube.com/watch?v=9mJKUStuegE




東日本大震災から今日で半年。
もっと昔のようである気もするし、最近のような気もする。
普段、何気なく暮らしているが、震災をけっこう気にして生活している。
街で「節電」という文字を見ない日はないし、ニュースで「震災」という言葉を聞かない日はない。
スーパーに行けば、「カップラーメンが安い。買っておくべきか」と悩む。
職場が節電で暑いので、背中に汗疹ができてしまい、痒い。
3月11日。
あの日、私は有楽町に外出だった。
会社から自宅までだったら歩いても何とか帰宅できただろう。しかし有楽町からでは地理感に自信がなく歩いての帰宅は無理だと判断。内勤のOLにはあまりないたまたまの外出。運が悪かった。

仕事を終え、駅に向かう途中。
東京国際フォーラムのガラスの塔が頭上で一斉に震えだした14時46分。
怖くて腰を抜かしてしまった。
その後、帰宅難民になり9時間も有楽町を彷徨っていた。
心細くて、余震が怖くて…もう、あまりあの日のことは思い出したくない。

会社の停電、緊急時における周囲の人の様子、スーパーの棚に何もない状況、不眠。
33年の人生を二つに分けるとすれば、間違えなくあの日は自分にとっての分岐点である。
初めて自分の人生をまじまじと見つめた。


二つの「あれから」
秋の虫の音を聞きながら、二つの節目にそっと鎮魂の祈りを捧げた。

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「結び目」

2011年09月11日 20時11分46秒 | Weblog
どうせエロさを売りにしただけの作品なのだろうと思っていた。観る前はそう思っていた。
しかし、公開当初からなぜか心に引っ掛かるものがあり、レンタルして観てみた。
感想を一言で述べるとするならば、秀逸。




◆あらすじ◆

結婚を機に、地元である平凡な地方都市に戻ってきた絢子(赤澤ムック)は、認知症で満足なコミュニケーションもとれない義父・将司(上田耕一)の世話に追われ、夜は夫・雁太郎(三浦雅己)の相手をする日々。単調な生活のなか、満たされない想いを抱いていた。
ある日、絢子はクリーニング店に洋服を預けに行く。そこで、14年振りにかつての恋人・啓介(川本淳市)と再会する。
当時、中学生だった絢子と教師だった啓介は恋に落ちた。純粋な気持ちから始まった関係だったが、小さな町で噂はすぐに広がり、啓介は教職を追われた。
現在、啓介はクリーニング職人として、妻・茜(広澤草)とささやかながら幸せな暮らしを築いていた。
しかしその日を境に、2人の日常は一変する。啓介は、絢子のニットのクリーニングを仕上げると、そこに赤いリボンを忍ばせる。それは、2人が逢瀬を重ねた森で、自分が待っていることを知らせるために絢子が木に結んでいた印だった。絢子はそれを見ると、今の啓介をつくったのは自分だと確信し、彼女のなかで何かがはじける。絢子の甘い記憶は暴力的な衝動となり、啓介もそれに応える。理性が崩壊し、情念が限界を越えた2人は、新たな官能に達する。



無駄がなく、切れ味が良かった。
かつて森林で激しく愛し合ったであろう回想シーンを省くことにより、今の絢子と先生の物語を浮き立たせていた。その潔さが観客を飽きさせない一つの要因なのかもしれない。

絢子は先生と噂になってから、きっとヤンキーになったのだろうと推測。
先生の奥さんに脅迫電話を掛けるシーンがあるのだが、「下妻物語」のヤンキー役・土屋アンナみたいな巻き舌になっていた。そういう、台詞にはない人物たちの背景を「観客に想像させる」という技も巧みであった。


再会した二人が森林で愛し合うシーン。
青空、風、木々、…そして二人。
これが官能的で美しい。
一番美しいのは絢子。
木々の緑を含んだ光がその白い肌にまとわりつき、揺れるんである。
あれはため息ものであった。

14年前、森林の入り口の木に待ち合わせの合図として結んだ制服の赤いりぼん。
最終的には互いの人生を歩むための「結び目」としての役割を果たしたのだろう。

絢子の服装が私好みだった。
花柄が多く、エレガント。
森林で愛し合ったときに着用していた、濃い青緑の花柄が散りばめられたシフォン地のスカートなんて欲しいぐらいだ。

絢子を演じた赤澤ムックは舞台女優とのこと。
上手だった。
先生役の川本淳市も渋くて格好良い。

DVDを買って手元に置いておきたいと思える作品だった。

映画『結び目』予告編
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アラビア語 ~思いつきかもしれないが~

2011年09月11日 19時32分16秒 | Weblog
いきなりだが、アラビア語の魅力にヤラレタ。
あのニョロニョロした字体が素敵ではないか。
そして、サラサラサラ~ってあの文字を書けたら素敵ではないか。



大学時代、語学でアラビア語の授業を取りたかった。
しかし人数オーバーで取れなかった…。
リベンジ!

しかし今は12月に受験予定のビジネス文書検定1級に向けての勉強がある。
それをクリアできたらアラビア語、頑張ってみようかと思う。



アラビア語

巨大合コン潜入 ~若さって何だ?~

2011年09月10日 23時59分04秒 | Weblog
他部署の後輩女子のツテで、バリ風パーティに出席With他部署の先輩O主任。

正直、参加する旨を伝えてから急に行く気が消沈した。夏の疲れが出てきた昨今、休日はクーラーの効いた部屋で一人でまったりしていたいという願望が出てきたからだ。
今日は13時に起きて、布団を干し、コンビニの蕎麦の朝食を摂った後はひたすら家に籠っていた。
借りてきたDVDを観たり、YouTubeを鑑賞したり、と。至福タイムである。
夕方、化粧とブローをし始め夜の帳が降りる頃、新宿へ出発。

場所を確認したらけっこう良さげで急にテンションが上昇した。

新宿駅でO主任と待ち合わせ。
花柄のワンピとアップヘアに漲る気合を見た。
私も花柄のワンピ。髪はハーフテールで、下ろした部分は25分かけてストレートにブローした。

新宿西口にあるバリラックスというバリ風のレストラン。


今日は男女80人が集結。
誘ってくれた他部署のM子ちゃんに挨拶。
彼女は超ウルトラ美人で仕事もできる。
「頼りにしてるから素敵な殿方を連れて来てね」
と念を押しておいた。







自己紹介シートが配布された。
好きなもの…。
ええ、書きましたよ。

クマ

小惑星探査機はやぶさ

って。


アピール欄には、
まだまだ賞味期限内の33歳。
粋な干物女です!
栃木出身のピチピチとちおとめです。

って。
書きましたとも。


飲んで食べて飲んで食べて。
M子ちゃんが連れてくる殿方と酒を片手に話して。

その殿方がすげーの。
国の役人とかいるわけ。
訊いてもいないのに
「原発の件で責めないでくださいね~」
とか言っちゃうわけ。
知らんがな。

じゃんけん大会で知り合った28歳の男子が可愛かった。
東北出身の美少年。
この子とセカンドバージン…とか妄想してしまった。
でもトイレから帰ってきてみたら、他の女子(若い)とメルアド交換をしていた。

周囲をじっくりと見渡すと、私なんかは年配者の域に属する。
男女ともに若い子揃い。

思わず宇宙刑事ギャバンのOPを彷彿としてしまう。
…嗚呼、若さってなんだろう…。

宇宙刑事ギャバン



ロンドン帰りの証券マンとかSEとか本当様々な人と会話ができて楽しかった。
特に証券マンはドラマ「ハゲタカ」を観ていたらしく話が弾んだ。
「私を買い叩きませんか?」
と提案したら、彼は沈黙してしまった。
TOB失敗。


料理(バイキング)が超美味しかった。
これだったら友達と来てもいいかも。
揚げ春巻きが美味しくて何度も取りに行ってモリモリ食した。
8本は食べたかも。お腹いっぱい。

じゃんけん大会では1回戦で敗退。
しかし、1位をゲットした殿方と仲良くなって景品を譲渡!!ラッキー。
その商品とは、ナノケア!!

美顔器である。
これで綺麗になって自己満足に浸るのさー。
若さって何だ?って自分に問いかけなくても良いように。

帰る間際に、店員さん(眼鏡男子)と写真を撮れた。
入店してからずっと気になっていたんである。
うぐぐ。

O主任も楽しめた模様。
「会費分楽しめたね」
と、経理部所属らしい感想を述べていた。

たまにはこんな巨大合コンもいいかもしれない。


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高校生クイズ

2011年09月10日 00時39分51秒 | Weblog
高校生クイズを観た。
これを観なければ夏は終わらない。
難易度が高すぎて、頭の中がパラッパラッパー。

問題
宇宙の年齢を137億年とし、「宇宙の大きさ」を計算せよ。

答え
9.1×10の78乗m3

とか。


決勝戦は灘高校VS開成高校。
東大生の正解率1%以下の問題なんてわかんねーよ!
これ、お茶の間で家族で観て楽しめる家庭ってあるのだろうか。
単純に「ああ、すごいね」と感想を述べ合うしかないんじゃないんだろうか。
だって早押し問題で問題文の最初を聞いただけで答えちゃうんだぜ。
問題文の冒頭で問題文を想像→正解を言い当てる…という二段構成に、私なんかはついていけないわけ。

でも、世界最初の幼稚園を作った人の名前だけは即答できた。
→フレーベル!!

「こんなの分かんないよ!」と思いながら毎年観てしまう。
若人が知力を競う姿は清々しい。眼鏡率も高いし。


私の出身校もだいぶ前に優勝した。
確か私が高校2年生の時だ。
1つ上の女子の先輩たちが優勝をもぎ取ってきた。
あの時の学校に漂う高揚っぷりは凄かった。
日テレから贈られた優勝旗とかまじまじと見てしまったっけな。

会社の飲み会の席でついこのことを言おうものならば、
「あなたの出た高校ってすごいんですね」
と言われる。
しかも東京大学卒のお偉いさんに!

いささかフクザツな気分になるんだよな…。

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いつまでも、やまとなでしこ

2011年09月09日 23時51分16秒 | Weblog
朝イチで吉熊上司から仕事をいただく。
今朝はリポビタンとキューピーコーワを服用していたので、超元気だった。捗った。


同期のSちゃんからメールが来た。先般の台風情報で彼女の住んでいる地域を見て、急に連絡を取ってみたくなったのである。
彼女とは販売員のとき、一緒に銀座に行ったりした。
ちょうどドラマ「やまとなでしこ」が流行っていた時期で、我々は松嶋菜々子扮する神野桜子の生き方に憧れを抱いていた。
彼女は公休日にわざわざ南大沢から我が家まで遊びに来てくれたこともあった。
店長の陰湿さに涙をしたとか、本当、いっぱい話した。戦友のような間柄であった。

頑張り屋の彼女は会社を辞め、その後、社労士の資格を取った。
一緒に参加した合コンで彼女はイケメンの旦那さんをGETし、そそくさと三重の実家に帰っていった。
実家の家業を継ぎ、今は塾の経営をしている。
今や立派な社長なのである。
「経営がね、難しいんだよね…」
というメールにしたためられた彼女の嘆きが新鮮だった。
店長にイビられてバックルームでメソメソしていた彼女の面影はもうない。

入社して11年。
各店舗に配属され、半年間に渡り開催されていた月一研修以後、殆どの同期は顔を合わせずに辞めていった。

研修所に入る度に、ここで行われた研修のことを思い出す。
誰かの発言でみんなで笑ったり、笑顔や褒め言葉の練習をさせられたり、商品知識の勉強をしたり、指導者の某教育店長の風貌が「ヤッターマン」のドロンジョに酷似しているという旨を隣の席の子に言ったら爆笑してしまい二人して怒られたこととか…学校の延長のようだった。

しんと静まり返った研修所は、あのときのみんなの笑い声がこだましていたことなんてまるで嘘だと言っているようだ。
そして自分だけが置いてけぼりを食らったようで少々寂しい。

時々入る彼、彼女たちの噂を聞きながら、11年間の時の流れを強く感じてしまう。


気が乗らない

2011年09月08日 23時39分06秒 | Weblog
心療内科デー。

今日の待ち時間は2時間。いつも3~4時間は待たされるので快挙である。
9月に入ってから倦怠感が凄まじく、今日も然り。待ち時間は本を読みながら寝てしまった。中途半端な睡眠後特有の頭痛を持て余しつつまた暫く待つと名前を呼ばれた。

クマ医師に色々と質問されるが、如何せん、寝起きで頭が朦朧としているので「特にありません」と沢尻エリカ的回答しかできなかった。そもそも今日は人と積極的に会話をすることに対し、あまり気が乗らないっぽい。私がもし赤ん坊だったら、絶対にぐずっていたと思う。それぐらい体も心も駄目な日だった。

前回の生理日を確認し、生理前でもないのに…とクマ医師はとても悩んでいた。
自分でもよくわからない。でも変な夢を見て途中覚醒はあるものの、けっこうよく眠れている。たぶん夏の疲れが出たのだと思うという意見に漂着した。

「他に不安になることは?」
と訊かれた。
「色々です。でも騙し騙し生きています」
と返答した。

不安なことなんてたくさんある。原稿用紙40枚ぐらいにしたためられる。でもあまりにも倦怠感が凄まじいのでそれらを掘り起こしてわざわざ対峙する気になれない。だから、騙し騙しという表現を使用した。

クマ医師はそんな私を察したのか今日の診察は数分で終了。
まあこんな日もあるわな。

処方変更なし
パキシル、マイスリー、防風通聖散、ラベプラゾール

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「サウスバウンド」

2011年09月08日 23時31分49秒 | Weblog
土曜日に台風が来るというのでTSUTAYAでDVDを借りてきた。
しかし観るのを忘れていたので昨日観た。

「サウスバウンド」
あらすじ: 浅草に住む小学6年生の上原二郎(田辺修斗)は、疑問に感じたことには猛然と盾つく父親の一郎(豊川悦司)を恥ずかしく思っていた。ある日、母親さくら(天海祐希)の発案で、一家は父の故郷である沖縄の西表島に引っ越すことに。島民に温かく迎えられる上原家だが、そこでもまた一郎は観光開発業者を相手に闘うはめになる。(シネマトゥデイ)

前半はとても良かった。トヨエツ扮する一郎の変わっているけど筋の通った意見やそれに振り回される家族の様子が滑稽に描かれていて面白かった。
税金を払いたくないがゆえ、取り立てに来た役人に「ナンセンス!」「税金払わなければならないなら国民辞めちゃおう!」と宣ったり、息子の修学旅行費用の高さに怒って「旅行会社と学校との癒着を暴く!」と学校に乗り込んでいったり。元過激派の父・一郎、最高だった。渋い役からこういう面白い役までこなせるトヨエツ、すげー。

しかし最後の展開はないよなと落胆。

思わず、
「ナンセンス!」
と作品に叫びたくなった。

南の島の空き家に勝手に住み、土地の所有者と悶着したあと、子供たちを置いて逃げていく夫婦ってどうなの?と思った。
で、この作品は何が言いたかったの?と、テンポよく纏まっている前半が良かっただけにちょっとガッカリだった。

原作は良いらしいので今度読んでみよう。


Salamat(ありがとう)

2011年09月07日 22時30分51秒 | Weblog
販売員時代、よくフィリピン人の女性客を接客した。接客しながら彼女たちから漂う香水のいい匂いと派手目な化粧にうっとりしていた。濃い顔立ちの私は彼女たちに親近感を持っていた。
彼女たちは大概3人ぐらいで来店し、あれやこれや商品を吟味し、細かいことは言わずに「これにするねー」と即決してくれる。国にいる両親や親戚にプレゼントを贈る習慣があるらしく、クリスマスシーズンは頻繁に接客したものだ。
帰りに、
「Salamat(サラマッートゥ)」
とタガログ語で挨拶すると、照れたように笑ってくれた。
客と販売員という間を超越し、心と心が通じあった感じがして嬉しかった。

香港の地下鉄で困った時に助けてくれたのもフィリピン人の女性たちだった。
久々に「Salamat」を使った。


今日、帰りに寄った喫茶店にて。
私の隣にフィリピン人女性2人が座った。
あちらの方の席にも2人。
どうやら4人で店に来たらしい。

私の席とあちらの席を交換したら良いのではないかと思い、隣にいた女性に
「Shall I exchange seats?」
と提案した。

返ってきたのは、
「大丈夫ねー。ありがとねー」
という言葉と笑顔。
彼女が施している真っ赤な口紅ときらきらしたアイメイクは今日日の東京では流行っていないものだ。
しかし、エキゾチックな顔立ちの彼女にはとても似合っていた。
いや、あの笑顔さえあればメイクの質なんて問われないのかもしれない。


彼女たちは祖国を離れ、知らない土地で働いているわけだが、それって本当にスゴいなあと思う。
私なんて故郷から100キロ弱しか離れていない土地で働いていても日々起こる諸問題にくじけそうになるのに。
日本文化や言葉の問題などをどのようにクリアしたら、あんな笑顔を宿すことができるのだろうか。


我も紅 ワレモコウ

2011年09月07日 21時39分19秒 | Weblog
仕事が落着し手持ち無沙汰になったので、吉熊上司に
「何かございませんか」
とお声掛けをした。
今日、彼は2つの会議を抱えて忙しそうだった。

「今日、俺、忙しいから。じゃ!あとは頑張れよ」
との声を残してパソコン画面とにらめっこをしだした。

まさかの放置プレイ!
あと7時間ぐらい会社に滞在しなくてはならないのに!


仕方がないので7月までの経費を元に来期の予算作成。これをちょくちょくやっておくと2月が楽。

放置しておきながらも、吉熊上司はたまに構ってくださる。
明後日、経理が締まったら私もまた忙しくなる予定。

たまにはこんなのんびりした日もいい。
毎日はさすがにキツいが。

今週の会社の花はワレモコウ。
漢字で書くと「我も紅」
地味な花。
「私だって紅いのよ」と主張していて可愛い。


日陰と日向…あるがままに

2011年09月06日 21時00分12秒 | Weblog
稟議書の写しを他部署に持って回る。途中、他部署の姐さんとお喋りをした。たまに私は彼女に甘えたりする。社内レズビアン疑惑が浮上すっかも的な勢いで。

当社には誰も気づかれない地味な仕事がある。一方で、凄く華やかな仕事もある。それらがバランスよくミックスされて一人の人の持ち場になればいいのだけれども、若干片寄っているのも事実。
他人の仕事の華やかさを羨ましがったり、選抜されなかった自分を卑下してしまうことも正直あった。私。

しかし、もう、どうでも良くなった。その日その日の仕事を間違えなくきちんとできればそれでいいじゃないかと。焦ったり僻んだり、もう本当に面倒臭い。
こんな悟りの境地に至れたのは、恐らく、だいぶ前に映画「禅 ZEN」を観てからだと思う。「あるがままに」という、当たり前でいて、しかし日常を生きているとつい見えにくくなってしまうものの大切さをあの作品は教えてくれた。

あと、昨年のニューヨーク一人旅のとき。利用したアメリカン航空の客室乗務員がちゃきちゃきと笑顔で働いていて、私は仕事に対しての意識を変えられた。

アラサー&アラフォーが集まるとつい仕事の話の延長で仕事への愚痴に話が発展してしまう。
姐さんは若干疲れているらしく、地味な仕事について憤然と怒りを露にしていた。
先日、他の建物(無人)で雨漏りが発生し、水浸しになった床を1時間かけて拭いていたが誰にも気づかれなかったとのこと。上司は見てみぬふりして逃げたらしい。

「3K(きつい、汚い、危険)では社内の誰にも負けないよ、私の仕事」
と断言していた。

二人で3Kごっこをすることにした。
自分の仕事で「これぞ3K」というものを選りすぐり、披露したのちに慰め合うのである。

「私なんて指名されて社長のゴミ箱の書類、シュレッダーしてますよ。しかもエブリデー。その内、私自身もシュレッダーされちゃったりして~!ぎゃは~」
と、私。

「えー!ウケる~」
と、姐さん。

姐さん、笑顔になった。良かった。


地味な仕事、例え誰かに見られていないとしても、どんな仕事にも意味は必ずあると私は信じている。
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Crying On Monday

2011年09月05日 22時11分05秒 | Weblog
朝、今週も始まってしまったぜ、と思う。
毎週同じようなことを思っている。

毎週月曜日は全体朝礼があり、月初は社長のスピーチがある。
以前、私が本社に来る前は社員たちが3分間スピーチをしていたらしい。
人前で話すことが苦手な私にはちょっと困難かもしれない。
なんだったらこのブログでも読んでくれ、って感じ。

最近はっきりしない天気が続いているのと、日曜夜独特不眠から意識がぼんやり。
欠伸を噛み殺せず、大きな口をオープンにしてしまう。
目の前の吉熊上司に気付かれていると思う…。

しかし、どうしてだか手だけはよく動く。
仕事の効率がむしろ元気な時より良いのは気のせいか。
正常な意識、無駄なのか?


残業後、喫茶店で一服。
嗚呼、至福の時間。

タイトルはNOKKOの「Crying On Monday
「ウゴウゴルーガ」のオープニングだったな、たしか。
高校時代、これ聴きながら身支度していたんだっけな。

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ゆうらり金魚

2011年09月04日 23時32分43秒 | Weblog
金魚がこんなに優美な生き物だとは知らなかった。

今日は日本橋のコレド室町にて開催されている「アートアクアリウム ~江戸 金魚の涼~」に行ってきた。



こんなに感動するとは思わなかった。
入場料が1000円だと聞いて「高いなあ」と思ったのだが、見て納得。これはそれ以上の価値があると断言できる。
暗闇に仄かに舞う金魚たちはまさに生きるアートだ。あの視覚的快感はプライスレス。素晴らしい。
総合プロデュースを手掛けるのはアートアクアリウムプロデューサー木村英智氏。

金魚の掛け軸。


花があしらわれた金魚の水槽。


ああ綺麗だなと感じたものの、こんなもんかとも思った。

角を曲がる。
数々の金魚の水槽が闇にぼんやりと浮かび上がっていた。
その一つ一つに、様々な色合いの照明を浴びて舞う金魚たち。
それらは次第に私を魅了していった。
ディスコで乱舞するバブル期の女性みたいだ。










「美味しそう」
って吉熊!
それ、鮭じゃないからね。


もうひとつ角を曲がる。
そこにあるのは巨大な金魚鉢。
世界一大きいという金魚鉢内には1000匹の金魚!
タイトルは「花魁」。花魁と花魁を目指す女を表現しているとのこと。
色とりどりの華やかなライトを浴びて、金魚たちが官能的に浮かび上がっていた。優美という言葉がぴったり。感動した。
人を感動させるっていうことってこういうことなんだと思った。





たまに照明の色が変化。
真っ青。


一匹一匹をよく観てみると、いたって普通の金魚。





隣のダイヤモンドカットの巨大水槽も凄い!
金魚の歪みっぷりが面白い。





金魚がどれだけ愛されてきたかの絵。


夏祭りの私とO主任と後輩女子Cちゃんみたい。



行燈のようなレースがあしらわれた箱。


レースのあちらで泳ぐ金魚。
まさに視覚的快楽。


金魚の屏風。


目を凝らして見ると本物の金魚が遊泳しているではないか。
ライトによって浮かび上がる陰影は観ていて飽きない。
本当に典雅。
よくこういうのを思いつくよなあ。素敵!



奥にはDJブースがあり、夜はお酒も飲める。


今日一番のヒット。
ボールみたいな金魚。ぼよよ~ん。


共感した金魚。
隅っこの方にいた孤高な金魚!!



いいもん見た。
今日の感動はたぶん一生忘れないと思う。




virtual trip presents 「金魚の美」アートアクアリウム プロモクリップ
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「吉熊、幸せ?」

2011年09月04日 23時30分41秒 | Weblog
「吉熊は幸せね」と母は言う。
方々に付き合ってもらって幸せなのは私の方だ。疲れていて寝ていたいときもあるだろうに、吉熊。
ちょっとした外出はもちろん、情緒不安定なときは同伴出勤、果てにはニューヨークにまで付いてきてもらった。
ひっちゃかめっちゃかな私のバッグに詰め込まれ、現地に着いたら着いたで写真を撮られまくり、夜は夜で亮子が寝付くまでじっとしている。
彼には多々忍耐を強いじてきた。
2003年に我が家に迷い込んだのが運のつきなのだろう。

もしも彼と会話ができるとしたら。
「吉熊、幸せ?」
と問いたい。

今日もずっと一緒にいてくれてありがとう、吉熊。


スマートカジュアル

2011年09月04日 23時28分54秒 | Weblog
来週は巨大合コンに参加予定。
バリ風パーティだってお。

震災以降、合コンが増えまくり。
私みたいな裾野まで誘われるんだから絆効果ってすげーのな。
社会勉強のつもりでいっちょ参加してくる。
てか、ドレスコードとかあるし。
スマートカジュアルって何だろう。
いったい何を着ていくべきか。
髪型は巻いても湿気で取れてしまうし。うーん。

あと自己紹介コーナーもあるらしく、想定問答を考えなくてはならないみたい(株主総会かよ?)。

好きなもの→クマ、小惑星探査機はやぶさ、煙草、小室哲哉、一人旅、一人カラオケ

嫌いなもの→家事全般、子供、子供の奇声、集団行動、とにかく面倒臭いもの全般

とかでOK?

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