アメリカ同時多発テロから今日で10年。
「亮子ちゃん、今すぐテレビつけて」
という友達からの電話があったあの日。
目に飛び込んできたのは煙を上げている大きなビルだった。
事故?事件?とにかくテレビを食い入るように見た。
正直、当時の自分にはニューヨークは意識的に遠いところにあり、テレビの中の様子が現実とは思えなかった。
去年、跡地のグランドゼロをどうしても見たくてニューヨークへ行った。
瓦礫などは跡形もなく、クレーン車が数台見受けられる様は一見工事現場のようだった。
ここで多くの人が亡くなったのだという事実をうまく飲み込めなかった。
政治的宗教的な問題はさておき、やはり命が命を消滅させることは良くないことに違いない。
憎しみは憎しみしか生まないという基本的なことを自覚すれば平和でもっと生きやすい世界になるんではないだろうか。
跡地から偶然見つけられた十字架状の鉄骨。
アメリカという国を考えるとき、頭をよぎる歌。
「Viva America」(デーモン小暮閣下)
http://www.youtube.com/watch?v=9mJKUStuegE
東日本大震災から今日で半年。
もっと昔のようである気もするし、最近のような気もする。
普段、何気なく暮らしているが、震災をけっこう気にして生活している。
街で「節電」という文字を見ない日はないし、ニュースで「震災」という言葉を聞かない日はない。
スーパーに行けば、「カップラーメンが安い。買っておくべきか」と悩む。
職場が節電で暑いので、背中に汗疹ができてしまい、痒い。
3月11日。
あの日、私は有楽町に外出だった。
会社から自宅までだったら歩いても何とか帰宅できただろう。しかし有楽町からでは地理感に自信がなく歩いての帰宅は無理だと判断。内勤のOLにはあまりないたまたまの外出。運が悪かった。
仕事を終え、駅に向かう途中。
東京国際フォーラムのガラスの塔が頭上で一斉に震えだした14時46分。
怖くて腰を抜かしてしまった。
その後、帰宅難民になり9時間も有楽町を彷徨っていた。
心細くて、余震が怖くて…もう、あまりあの日のことは思い出したくない。
会社の停電、緊急時における周囲の人の様子、スーパーの棚に何もない状況、不眠。
33年の人生を二つに分けるとすれば、間違えなくあの日は自分にとっての分岐点である。
初めて自分の人生をまじまじと見つめた。
二つの「あれから」
秋の虫の音を聞きながら、二つの節目にそっと鎮魂の祈りを捧げた。
「亮子ちゃん、今すぐテレビつけて」
という友達からの電話があったあの日。
目に飛び込んできたのは煙を上げている大きなビルだった。
事故?事件?とにかくテレビを食い入るように見た。
正直、当時の自分にはニューヨークは意識的に遠いところにあり、テレビの中の様子が現実とは思えなかった。
去年、跡地のグランドゼロをどうしても見たくてニューヨークへ行った。
瓦礫などは跡形もなく、クレーン車が数台見受けられる様は一見工事現場のようだった。
ここで多くの人が亡くなったのだという事実をうまく飲み込めなかった。
政治的宗教的な問題はさておき、やはり命が命を消滅させることは良くないことに違いない。
憎しみは憎しみしか生まないという基本的なことを自覚すれば平和でもっと生きやすい世界になるんではないだろうか。
跡地から偶然見つけられた十字架状の鉄骨。
アメリカという国を考えるとき、頭をよぎる歌。
「Viva America」(デーモン小暮閣下)
http://www.youtube.com/watch?v=9mJKUStuegE
東日本大震災から今日で半年。
もっと昔のようである気もするし、最近のような気もする。
普段、何気なく暮らしているが、震災をけっこう気にして生活している。
街で「節電」という文字を見ない日はないし、ニュースで「震災」という言葉を聞かない日はない。
スーパーに行けば、「カップラーメンが安い。買っておくべきか」と悩む。
職場が節電で暑いので、背中に汗疹ができてしまい、痒い。
3月11日。
あの日、私は有楽町に外出だった。
会社から自宅までだったら歩いても何とか帰宅できただろう。しかし有楽町からでは地理感に自信がなく歩いての帰宅は無理だと判断。内勤のOLにはあまりないたまたまの外出。運が悪かった。
仕事を終え、駅に向かう途中。
東京国際フォーラムのガラスの塔が頭上で一斉に震えだした14時46分。
怖くて腰を抜かしてしまった。
その後、帰宅難民になり9時間も有楽町を彷徨っていた。
心細くて、余震が怖くて…もう、あまりあの日のことは思い出したくない。
会社の停電、緊急時における周囲の人の様子、スーパーの棚に何もない状況、不眠。
33年の人生を二つに分けるとすれば、間違えなくあの日は自分にとっての分岐点である。
初めて自分の人生をまじまじと見つめた。
二つの「あれから」
秋の虫の音を聞きながら、二つの節目にそっと鎮魂の祈りを捧げた。