おばさんの料理教室

家庭菜園の野菜を使い皆で料理を楽しもう

おばさんの料理教室レポート N0.125 なれずしー1 びわますのこけらすし

2010年02月05日 | 日記
● なれずしの話
なれずしは、魚をご飯で漬けた保存食で、中国から敦賀に伝来され、全国に広がり、各地方には特有ななれずしがあります。敦賀では鯖ずし、滋賀県は琵琶湖の固有種ニゴロ鮒の鮒鮨がありますが、最近はニゴロ鮒の漁獲量が少なくなり、その他の鮒も使われていいます。ニゴロ鮒は10kg(大きい物は20匹位)10万円以下では手に入りません
さて、なれずしには生馴れ(握り寿司用)と本馴れがありあります。
琵琶湖では鮒鮨の他になれずしは、びわます(琵琶湖の固有種)・はす・うぐい・わたか・モロコ・ドジョウ・なまず・アユずしがあります。
代表的な、なれずしの塩漬け・本漬け・漬けてから食べ始めは
       塩漬ける期間   本漬け     食べられる時期
◎鮒鮨   冬~7月3カ月  7月から     12~
◎びわます 2~6カ月間  10月下旬~3月 漬け込みから40以降
◎はす  冬から梅雨3カ月以上 6月から   室内で1週間後から

●びわますのこけらずし(なれずし)
  びわますのなれずしを、こけらずしと呼んでいます、冬場の正月や祝い事に使います。10~3月までに漬ける事(温度が15℃以下を保つ)。
①びわます10kgの鱗・内臓を取り、皮を取り、三枚に下ろし、3切れ位に切り、樽に塩を敷き、魚を並べ、塩(全量7kg)を敷き順次漬け込む、ラップを被せて重石(10kg位)を乗せ、そのまま2~6カ月漬ける。卵があれば軽く塩茹でして、冷凍保存しておく。
②塩漬けが出来たら、水洗いし布で水を拭き取る。
③米5升を炊き、充分冷まし、麹5合・山椒500gを混ぜる。
④びわますを5mm位のこけら状に切る、樽に飯を敷き、魚を隙間なく並べ、冷凍した卵と山椒の実(全量1kg)を被せ、飯を被せ、順次魚を漬け込む。
⑤最初10日は10kgの重石をして後、次第に増やす。
⑥40~50日程で漬かり、後は飯で包んで冷凍保存。
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