野菜と花を育て美を眺め食を楽しむ
ジャガイモのコロコロ煮
いよいよ今年も終わり。来年も皆様に良い年でありますように。
じゃがいもの収穫が終わり、種芋(50g以下)にならない小さいじゃがいもはころころ煮にします。(じゃがいもはデストロイヤー)
① ジャガイモを5分茹で薄皮をむく。
② ①を鍋に入れ、サラダ油(ゴマ油)少々で炒め、ジャガイモに油をからめる(1~2分)。
*油で揚げてから煮ても良い
② ジャガイモ全体に油が回れば、醤油・砂糖・だしの素を加え、柔らかくなるまで煮詰めて出来上がり。
*煮る時、大きいジャガイモを下にして煮ると良い。
煮汁が少なくなってきたら、コロコロ転がして全体にからめる。
昨年の昨日のブログ
ラ・フランス
先日、友人からラ・フランスのプレゼントを頂きました。ル・レクチェに似ていますが、これも大変美味しい。
ラ・フランスは、不正円の果実で果皮部には斑点がある。外観は良くないが大変香りが良く、濃厚な甘みと滑らかな舌触りで、上品な味である。食感はリンゴやモモにも似ている。
1864年に、フランスのクロード・ブランシェが発見した品種で、日本へは1903年(明治36年)に農商務省農事試験場園芸試験地(静岡県)へ食用としてではなく、受粉用として導入された。日本では盛んに栽培されているが、本国フランスなどヨーロッパ各国では、気候が合わなかったためにほとんど生産されていない。
本国フランスでの品種名は発見者の名を取り、Claude Blanchetとなっている。
収穫は実の固いうちに行われる。収穫直後の実は堅く甘味もなくまずい。収穫後に常温で10日から2週間程度追熟されることで初めて生食に適すものになる。追熟の間、果実に含まれるデンプンが分解されて果糖・ショ糖・ブドウ糖などの糖となることで甘味が増し、ペクチンのゲル化により舌触りの滑らかさが増す。一段と芳香が強くなり、赤ん坊の頬くらいの柔らかさになったときが食べごろである。冷蔵庫などで冷却することにより、追熟を中断することもできるが、一旦食べごろを迎えると一気に熟成が進む。生っているときに枝に近い部分が褐色を帯び柔らかくなってから1日程度が完熟の目安である。