誰もが憧れる日本一の涸沢の紅葉
特に登山をやっていない人でも
それなりの装備を整えて
上高地から6時間歩けば到達できるのですから、週末の涸沢は大混雑。
小屋に予約をしていても、布団1枚に3人は当たり前の世界、
本当かどうか確認できませんが、
布団1枚に5人という阿鼻叫喚の世界が待っているかもしれません。
(話の物種に体験したい気もしますが・・・)
それは有り余る有給がありながら上司の顔色を窺い、
保身ばかりを考える日本人の哀しい性。
なぜかリタイヤした中高年でさえも、土日や3連休に押しかけるのは
「赤信号、みんなで渡ればみんな死ぬ」の世界でしょうか?
しかしながら、
一部の賢明な日本人は敢然と有給を取って、空いているウィークデーに涸沢に出掛けます。
(エッヘン!錆鉄人もその仲間ぜよ!)
涸沢ヒュッテの宿泊予約は
ウィークデーと言えども「布団1枚に2人の定員」に1か月以上も前に達しているので
とっくに予約を停止しているのですが、
予約せずに押しかける登山者の収容で、結局布団1枚3人は日常茶飯事。
但し、予約はしていてもキャンセル料は取られないので、
悪天候の時はガラガラの可能性はありますが
誰もが青空の下の紅葉が見たいものです。
地獄の涸沢ヒュッテ泊まりを回避する方法としては、
上高地と涸沢の中間地点で、最後の小屋のある横尾で小屋に泊まり、
涸沢の紅葉を見に行くという方法があります。
この場合、地獄の布団蒸しはないと思われます。
事実、28日下山する時にも、横尾から登ってくる2つの団体さんに出会いました。
その時間帯に登って来る人は、個人客を含め多くが横尾(又は徳沢)からの登山者だったと思われます。
一般的には横尾に連泊するので、体力に自信のない人にもお勧めです。
幕営案内と言いながら順番が最後になりましたが、
これらを回避する方法はテント泊(幕営)です。
幕営装備を持っている人には無用な装備のお話しがしばらく続きますが、
金無し錆鉄人ならではの代用品も紹介しているのでご覧ください。
テントは2人用で重さは2kg程度、値段は4万円程度
(あらゆる登山用品の例に洩れず「馬鹿高」です。)
涸沢はデコボコの岩の上にテントを張るので一発で破れる可能性があるので、
テントの下に敷くテントシートが別途必要です。
錆鉄人は安いブルーシートをテントの大きさに切って使っています。
それでも破れないか不安があるので、
保温を兼ねてホームセンターで売っている薄手の銀マット(厚さ2~3mm)を持って行きます。
これは結構かさばるので、
体力がない天女のザックを膨らませて、カッコよく見せるのに役立つので一石二鳥です。
夜間は0度近くまで冷え込む可能性がある涸沢では、寝袋もハイグレードのものが必要です。
寝袋と言うとモンベルが指標になりますが、グレードでは♯3程度が必要
ザックに詰め込むので高性能でコンパクトなウルトラライトが理想かもしれませんが、
年に1~2回しか使用しない事を考えると、
値段とのバランスを考えてダウンハガー800 ♯3 が最適かも?
しかしながら、これでも3万円!
2人分で6万円+テントで10万円!!
何度も言いますが、登山用品は高すぎます。
ユニクロでダウンシュラフや登山用品を売り出して革命を起こして欲しいものです。
ちなみに、♯4にグレードを落として、重ね着とホッカイロで対応するというのも可能でしょう。
続いて、寝袋の下に敷くマットですが、
ホームセンターで売っている8mm厚の銀マットで十分。
ただし90cm幅では大きすぎるので50cm程度に切断します。
長さも基本的にはお尻まであれば良いので、収納性を考えて短縮することも可能です。
錆鉄人は高価なエアーマット類を使っていましたが
今はキャプテンスタッグの EVAフォームマット(アマゾンで2000円程度)を使っています。
エアーマットは携帯性に優れますが、
使用時にエアーを吹き込むのも、テント撤収時に収納するのも時間が掛かる上、600g以上と重いのです。
しかも、こういうものの宿命、1万円もしてもやがてエアー漏れで駄目になります。
ある程度は自分で膨らむものが一般的で、
このタイプはエアー漏れしても最低限の厚みは確保されるかもしれませんが
(錆鉄人の場合はいくつかのセクションに分かれている仕切りの部分が剥がれて浮き上がってしまうようになり、
まだエアー漏れはなかったのですが、他の部分も同じように限界に来ていると考え使用を断念しました。)
EVAフォームマットのメリットは「早い、安い、軽い」の三拍子がそろった上、
厚みがあるので「寝心地が抜群」な事です。
但し、材料の特性上何十回もの使用に耐えるほどのものではないので、ヘビーユーザーには向きません。
弱点は、かさばる事。
収納サイズは13✖13.5✖56cmとエアーマットタイプの数倍、いや10倍以上かも?
ザックの中に収納するのではなく、上ぶたの上やザックの下、はたまた背面などに露出したまま取り付けます。
でも、重さはたったの270g、エアーマットの半分以下です。
構造的に折り畳んだ時にデコボコがうまくかみ合うようになっているので
マットの厚みは素材の厚さの約3倍、3cm位にもなるので下に小石があっても全く気にならず快適です。
天女のエアーマットが壊れてからは天女はこれを使っていたのですが、
去年、錆鉄人のエアーマットが壊れてから購入したので、
今回初めて使用しましたが、エアーマットとは比較にならない寝心地・使い勝手でした。
いつまでたっても涸沢での幕営の開設に入れないので
その他の装備に関しては何れ・・・
いよいよ涸沢での幕営のポイントです。(フーッ)
まずは涸沢ヒュッテ(ちょっとした高台にある)から見たキャンプ場の全景です。
(9月28日朝5時半頃撮影)
向こう側の灯りは涸沢小屋で、涸沢ヒュッテよりはかなり高い所にあります。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結んで一直線に通路があり、その左右(上下)の広大な場所がテント場です。
ただし、涸沢は氷河が岩を削って運んだ石が堆積している場所なので、
平な土の上にテントを張るのではなく
(そういう場所も全くない訳ではありませんが、間違いなく先に占有されています)
比較的平らな石を表面にして、テントが張れる広さ分に敷き詰めた場所が普通です。
ここは比較的「地面」がある所で、最初はここにテントを張りましたが、
もっとデコボコのひどい所がほとんどです。
従って、テント受付では下に敷くコンパネを1日1000円で貸してくれます。
(ホームセンターで1280円で買えるようなものですが、担いでいく訳にはいかないので妥当な金額でしょう。)
コンパネは真っ平らですから快適な寝心地は間違いありません。
テントの受付は3時からで、場所の指定はなく1人1000円です。(2016年)
従って、涸沢に到着したらまずは適当な場所を探してテントを張ってしまい、
生ビールを飲んでおでんを食べて・・・受付をします。
ついでに、受付では寝袋や様々な幕営用品を借りる事が出来ます。
寝袋は2000円でした。
テントは予約制で、夏前には予約が終了してしまいます。
錆鉄人の前で受付していた人は16000円もの支払いだったのですが、
何を何人分借りたのか(テントを予約していて、さらに寝袋を数人分借りたのでしょうか?)
でも小屋に泊まるよりは安くて快適だったはずです。
横尾から歩いてくると
涸沢小屋と涸沢ヒュッテへの分岐があるので、
幕営するなら涸沢小屋方面に進めば、キャンプサイトの中央付近に到着します。
涸沢ヒュッテのほうに回っても行けますが、
一旦ヒュッテのある高台まで上ってから天場に下る事になるので、標高分を損をします。
(もちろん、涸沢に到着したのですから、生ビールを飲んでから一仕事というのも有りですが、
一般的には条件の良い天場を探すほうが先でしょう。)
ヒュッテと小屋を結ぶ通路の下側は、平らな石を敷き詰めたサイトですが、
先人の努力でかなり寝心地が良い状態になっています。
通路から上も基本的には同じですが、
中には石を取り除いて地面を出した所もあります。
しかしながら、そこにはデコボコの石が埋まっているので条件の良い所は僅かです。
つまり、本当に条件の良い場所は僅かで、
大抵は他のキャンプサイトでは考えられないような悪場と言って良いような場所です。
9月24日が500張りだったとヒュッテのブログに書いてありましたが、過去最高は1500張りとか。
27日の夕方に数えてみると150張り位だったので(テントを張った跡=天場はまだたくさん空いていました)
500でもそんなにたくさんのテントをどこに張ったのだろうと思ったのですが、
1500ともなるとデコボコなど関係なしにテントを張るしかなかったと思われます。
テントを張る場所は広範囲なので、遠い所にテントを張った場合はトイレまで5分以上かかります。
通路から離れた位置に設置した場合は、
デコボコの岩の上をはるばると歩いて通路まで出なくてはいけないので、さらに時間が掛かります。
生ビールを飲みに行ったりトイレに行くを考えると、やはり涸沢ヒュッテの近くが有利でしょう。
涸沢小屋はかなりの高台なので上り下りが大変な上、トイレの数も少ないからです。
(でも、そういう事でみんなが敬遠してトイレ待ち時間が短いという事もあるかもしれませんが・・・)
幕営の場合でも、ヒュッテで食事が可能です。
値段は他の山小屋と似たようなものでしょうが(カレーで1000円位)、錆鉄人は関係ないので調査していません。
ビールは350mL缶が500円、550円の所が多くなっているので優秀?
ロング缶は800円、生ビールも800円なので生ビールの勝ち!
おでんは1品100円~150円
ちょっとお得なセットがあり、おでん6品+生ビールのナマビールセットが1400円
缶ビールセット、お酒セットは1100円
ただし、おでんは煮える前に売れていくので、
生ビールセットを2回頼みましたが1回目のダイコン、2回目のジャガイモは生煮えでした。
(錆鉄人はしかたがないと思ってそのまま食べましたが・・・)
27日の混雑は通常の紅葉時より少なかったのにこの状態なので、単品で買ったほうが良いかもしれません。
テントを撤収したら、設置許可証をポストに入れて下山します。
下山は横尾までの間、登って来る登山者とのすれ違いが面倒なので、
出来ればその前に横尾まで下りたい所ですが、
横尾や徳沢から出発した登山者とのすれ違いは避けられません。
ただし、上高地からの登山者は遥かに人数が多いので、
一派ny的な上高地からの登山者が横尾を通過する9時ごろまでには横尾に到着するか、
うんと涸沢を楽しんで上高地の最終バスに間に合うくらいの時刻に出発するのがお勧めです。
錆鉄人は、
28日は登山指導所の天気予報は「西の風 雨」だったので、
4時頃から食事の準備と装備のパッキングを開始し
6時前には涸沢を出発しました。(その頃から小雨が降り始めてきました)
雨は本谷橋の手前で本降りとなったので雨具を着用しましたが、
すぐに小雨に変わり、横尾では止んで
上高地のバスターミナルに到着する寸前に振り出しましたが
本降りとなる前にバスターミナルに到着出来てラッキーでした。
特に登山をやっていない人でも
それなりの装備を整えて
上高地から6時間歩けば到達できるのですから、週末の涸沢は大混雑。
小屋に予約をしていても、布団1枚に3人は当たり前の世界、
本当かどうか確認できませんが、
布団1枚に5人という阿鼻叫喚の世界が待っているかもしれません。
(話の物種に体験したい気もしますが・・・)
それは有り余る有給がありながら上司の顔色を窺い、
保身ばかりを考える日本人の哀しい性。
なぜかリタイヤした中高年でさえも、土日や3連休に押しかけるのは
「赤信号、みんなで渡ればみんな死ぬ」の世界でしょうか?
しかしながら、
一部の賢明な日本人は敢然と有給を取って、空いているウィークデーに涸沢に出掛けます。
(エッヘン!錆鉄人もその仲間ぜよ!)
涸沢ヒュッテの宿泊予約は
ウィークデーと言えども「布団1枚に2人の定員」に1か月以上も前に達しているので
とっくに予約を停止しているのですが、
予約せずに押しかける登山者の収容で、結局布団1枚3人は日常茶飯事。
但し、予約はしていてもキャンセル料は取られないので、
悪天候の時はガラガラの可能性はありますが
誰もが青空の下の紅葉が見たいものです。
地獄の涸沢ヒュッテ泊まりを回避する方法としては、
上高地と涸沢の中間地点で、最後の小屋のある横尾で小屋に泊まり、
涸沢の紅葉を見に行くという方法があります。
この場合、地獄の布団蒸しはないと思われます。
事実、28日下山する時にも、横尾から登ってくる2つの団体さんに出会いました。
その時間帯に登って来る人は、個人客を含め多くが横尾(又は徳沢)からの登山者だったと思われます。
一般的には横尾に連泊するので、体力に自信のない人にもお勧めです。
幕営案内と言いながら順番が最後になりましたが、
これらを回避する方法はテント泊(幕営)です。
幕営装備を持っている人には無用な装備のお話しがしばらく続きますが、
金無し錆鉄人ならではの代用品も紹介しているのでご覧ください。
テントは2人用で重さは2kg程度、値段は4万円程度
(あらゆる登山用品の例に洩れず「馬鹿高」です。)
涸沢はデコボコの岩の上にテントを張るので一発で破れる可能性があるので、
テントの下に敷くテントシートが別途必要です。
錆鉄人は安いブルーシートをテントの大きさに切って使っています。
それでも破れないか不安があるので、
保温を兼ねてホームセンターで売っている薄手の銀マット(厚さ2~3mm)を持って行きます。
これは結構かさばるので、
体力がない天女のザックを膨らませて、カッコよく見せるのに役立つので一石二鳥です。
夜間は0度近くまで冷え込む可能性がある涸沢では、寝袋もハイグレードのものが必要です。
寝袋と言うとモンベルが指標になりますが、グレードでは♯3程度が必要
ザックに詰め込むので高性能でコンパクトなウルトラライトが理想かもしれませんが、
年に1~2回しか使用しない事を考えると、
値段とのバランスを考えてダウンハガー800 ♯3 が最適かも?
しかしながら、これでも3万円!
2人分で6万円+テントで10万円!!
何度も言いますが、登山用品は高すぎます。
ユニクロでダウンシュラフや登山用品を売り出して革命を起こして欲しいものです。
ちなみに、♯4にグレードを落として、重ね着とホッカイロで対応するというのも可能でしょう。
続いて、寝袋の下に敷くマットですが、
ホームセンターで売っている8mm厚の銀マットで十分。
ただし90cm幅では大きすぎるので50cm程度に切断します。
長さも基本的にはお尻まであれば良いので、収納性を考えて短縮することも可能です。
錆鉄人は高価なエアーマット類を使っていましたが
今はキャプテンスタッグの EVAフォームマット(アマゾンで2000円程度)を使っています。
エアーマットは携帯性に優れますが、
使用時にエアーを吹き込むのも、テント撤収時に収納するのも時間が掛かる上、600g以上と重いのです。
しかも、こういうものの宿命、1万円もしてもやがてエアー漏れで駄目になります。
ある程度は自分で膨らむものが一般的で、
このタイプはエアー漏れしても最低限の厚みは確保されるかもしれませんが
(錆鉄人の場合はいくつかのセクションに分かれている仕切りの部分が剥がれて浮き上がってしまうようになり、
まだエアー漏れはなかったのですが、他の部分も同じように限界に来ていると考え使用を断念しました。)
EVAフォームマットのメリットは「早い、安い、軽い」の三拍子がそろった上、
厚みがあるので「寝心地が抜群」な事です。
但し、材料の特性上何十回もの使用に耐えるほどのものではないので、ヘビーユーザーには向きません。
弱点は、かさばる事。
収納サイズは13✖13.5✖56cmとエアーマットタイプの数倍、いや10倍以上かも?
ザックの中に収納するのではなく、上ぶたの上やザックの下、はたまた背面などに露出したまま取り付けます。
でも、重さはたったの270g、エアーマットの半分以下です。
構造的に折り畳んだ時にデコボコがうまくかみ合うようになっているので
マットの厚みは素材の厚さの約3倍、3cm位にもなるので下に小石があっても全く気にならず快適です。
天女のエアーマットが壊れてからは天女はこれを使っていたのですが、
去年、錆鉄人のエアーマットが壊れてから購入したので、
今回初めて使用しましたが、エアーマットとは比較にならない寝心地・使い勝手でした。
いつまでたっても涸沢での幕営の開設に入れないので
その他の装備に関しては何れ・・・
いよいよ涸沢での幕営のポイントです。(フーッ)
まずは涸沢ヒュッテ(ちょっとした高台にある)から見たキャンプ場の全景です。
(9月28日朝5時半頃撮影)
向こう側の灯りは涸沢小屋で、涸沢ヒュッテよりはかなり高い所にあります。
涸沢ヒュッテと涸沢小屋を結んで一直線に通路があり、その左右(上下)の広大な場所がテント場です。
ただし、涸沢は氷河が岩を削って運んだ石が堆積している場所なので、
平な土の上にテントを張るのではなく
(そういう場所も全くない訳ではありませんが、間違いなく先に占有されています)
比較的平らな石を表面にして、テントが張れる広さ分に敷き詰めた場所が普通です。
ここは比較的「地面」がある所で、最初はここにテントを張りましたが、
もっとデコボコのひどい所がほとんどです。
従って、テント受付では下に敷くコンパネを1日1000円で貸してくれます。
(ホームセンターで1280円で買えるようなものですが、担いでいく訳にはいかないので妥当な金額でしょう。)
コンパネは真っ平らですから快適な寝心地は間違いありません。
テントの受付は3時からで、場所の指定はなく1人1000円です。(2016年)
従って、涸沢に到着したらまずは適当な場所を探してテントを張ってしまい、
生ビールを飲んでおでんを食べて・・・受付をします。
ついでに、受付では寝袋や様々な幕営用品を借りる事が出来ます。
寝袋は2000円でした。
テントは予約制で、夏前には予約が終了してしまいます。
錆鉄人の前で受付していた人は16000円もの支払いだったのですが、
何を何人分借りたのか(テントを予約していて、さらに寝袋を数人分借りたのでしょうか?)
でも小屋に泊まるよりは安くて快適だったはずです。
横尾から歩いてくると
涸沢小屋と涸沢ヒュッテへの分岐があるので、
幕営するなら涸沢小屋方面に進めば、キャンプサイトの中央付近に到着します。
涸沢ヒュッテのほうに回っても行けますが、
一旦ヒュッテのある高台まで上ってから天場に下る事になるので、標高分を損をします。
(もちろん、涸沢に到着したのですから、生ビールを飲んでから一仕事というのも有りですが、
一般的には条件の良い天場を探すほうが先でしょう。)
ヒュッテと小屋を結ぶ通路の下側は、平らな石を敷き詰めたサイトですが、
先人の努力でかなり寝心地が良い状態になっています。
通路から上も基本的には同じですが、
中には石を取り除いて地面を出した所もあります。
しかしながら、そこにはデコボコの石が埋まっているので条件の良い所は僅かです。
つまり、本当に条件の良い場所は僅かで、
大抵は他のキャンプサイトでは考えられないような悪場と言って良いような場所です。
9月24日が500張りだったとヒュッテのブログに書いてありましたが、過去最高は1500張りとか。
27日の夕方に数えてみると150張り位だったので(テントを張った跡=天場はまだたくさん空いていました)
500でもそんなにたくさんのテントをどこに張ったのだろうと思ったのですが、
1500ともなるとデコボコなど関係なしにテントを張るしかなかったと思われます。
テントを張る場所は広範囲なので、遠い所にテントを張った場合はトイレまで5分以上かかります。
通路から離れた位置に設置した場合は、
デコボコの岩の上をはるばると歩いて通路まで出なくてはいけないので、さらに時間が掛かります。
生ビールを飲みに行ったりトイレに行くを考えると、やはり涸沢ヒュッテの近くが有利でしょう。
涸沢小屋はかなりの高台なので上り下りが大変な上、トイレの数も少ないからです。
(でも、そういう事でみんなが敬遠してトイレ待ち時間が短いという事もあるかもしれませんが・・・)
幕営の場合でも、ヒュッテで食事が可能です。
値段は他の山小屋と似たようなものでしょうが(カレーで1000円位)、錆鉄人は関係ないので調査していません。
ビールは350mL缶が500円、550円の所が多くなっているので優秀?
ロング缶は800円、生ビールも800円なので生ビールの勝ち!
おでんは1品100円~150円
ちょっとお得なセットがあり、おでん6品+生ビールのナマビールセットが1400円
缶ビールセット、お酒セットは1100円
ただし、おでんは煮える前に売れていくので、
生ビールセットを2回頼みましたが1回目のダイコン、2回目のジャガイモは生煮えでした。
(錆鉄人はしかたがないと思ってそのまま食べましたが・・・)
27日の混雑は通常の紅葉時より少なかったのにこの状態なので、単品で買ったほうが良いかもしれません。
テントを撤収したら、設置許可証をポストに入れて下山します。
下山は横尾までの間、登って来る登山者とのすれ違いが面倒なので、
出来ればその前に横尾まで下りたい所ですが、
横尾や徳沢から出発した登山者とのすれ違いは避けられません。
ただし、上高地からの登山者は遥かに人数が多いので、
一派ny的な上高地からの登山者が横尾を通過する9時ごろまでには横尾に到着するか、
うんと涸沢を楽しんで上高地の最終バスに間に合うくらいの時刻に出発するのがお勧めです。
錆鉄人は、
28日は登山指導所の天気予報は「西の風 雨」だったので、
4時頃から食事の準備と装備のパッキングを開始し
6時前には涸沢を出発しました。(その頃から小雨が降り始めてきました)
雨は本谷橋の手前で本降りとなったので雨具を着用しましたが、
すぐに小雨に変わり、横尾では止んで
上高地のバスターミナルに到着する寸前に振り出しましたが
本降りとなる前にバスターミナルに到着出来てラッキーでした。