姉から譲ってもらった電気チェーンソー(旦那が亡くなって粗大ごみになる運命だったので)
何度か修理していますが、今回はチェーン張り装置です。
いつなったか忘れましたが、春には壊れていて
なんとかチェーンを張って切断するとすぐに緩んでしまい、
春以降は使っていなかったのですが・・・
農繁期が終わったら大量の材木を薪用に切断しなければならないのですが
屋敷でエンジンチェーンソーを使用するのは音が大きくて近所迷惑です。
雨で外仕事も出来ないので、電気チェンソーの修理に再チャレンジしました。
チェーン張り装置の故障の原因はこれ
チェーン張り用つまみを回せば写真の下のカサ歯車が回転し、
ネジにはめ込まれているガイドピンが移動してガイドバーを外に押し出すのでチェーンが張るというメカニズムになっているのですが、
写真のようにネジが曲がっているので(曲がった原因は不明)ガイドピンが動かないのです。
曲がっているなら真っすぐにすれば良いわけなので、
春先にも両端をペンチで挟んで曲げてみたのですが、ターミネーターの怪力をもってしても伸ばせません。
(もしかしたら、出来たのかもしれませんが、勢い余ってネジ軸を折ってしまわないかが不安でパワー全開はしなかったのでした。)
という事でメインコンピューターを全開にして考えた方法は・・・
カナドコの上でネジを上からたたいて曲がりを伸ばす事です。
ネジが傷まないように浮かせる為に適当な材料がなかったので丁番を使いました。
ガイドピンの頭のほうがカサ歯車より高いのでカサ歯車が損傷する事はありません。
(普通、歯車は「焼き」が入っているので、カナドコに衝撃的に当たったら欠けてしまう恐れがあるのです。)
もちろん、ネジをかな図地でたたいたらネジ山が潰れてしまいます。
新聞を幾重にも折りたたんでその上から金槌でたたきます。
慎重にたたき、伸び具合を見ながら何度もたたいて・・・
若干曲がりは残っていましたが、ガイドピンを先端まで送ることが出来るようになりました。
まずガイドピンをカバーにはめ込み、カバーを取り付けるためにさかさまにした時に脱落しないようにグリースをたっぷり塗り付けます。
そして、カバーを本体に取り付け・・・
ツマミを回して・・・無事にチェーンが張れました。
最後にカバーを強く締め付けて修理完了!
もう今はこの機種の部品があるかどうかも分からず、諦めて買っていたら2万円位かかったはずで「大儲け!」
簡単に諦めて粗大ごみとして捨てずに修理して使うのが本当のSDGsだと思います。
(最終的には粗大ごみになる運命ですが・・・)
使い勝手が良い40cm電気チェーンソー
ハイコーキ(日立工機) CS40SB 400mm電気チェンソー 100V