天女さんちは築143年の古民家なので、断熱材など使われていない為に冬はすっごく寒いのです。
従って里芋などの寒さに弱い種芋は、
山の斜面に横穴をほったり、床の下に穴倉をつくったりして保存していました。
天女さんちにも玄関横に穴倉があったのですが、リフォームした時に埋めてしまいました。
その頃は園芸には無関心だったのですが、
里芋やヤーコンにコンニャクまで栽培しだしたので、種芋の保存が必要になったのです。
冬の天女さんちで一番あたたかい場所は居間ですが、暖房のない早朝には2~3℃になる事もあります。
居間ほど暖かくはないけれど温度が下がり過ぎない場所は・・・
冷蔵庫の上だ!という事で種芋の保存場所にしていたのですが
2年目収穫のコンニャク芋は1個がハンドボールほどの大きさで、
しかも生子を60個も買って栽培していたので大量!
冷蔵庫の上に保存するのはとても無理なので
他に保存場所はないかと考えたのが、お風呂の焚口があるボイラー室
錆鉄人が薪置き場として作った棚の上部はすでに里芋の保存場所になっているので
去年の秋、出入り口ドアの上部に新たに保存場所を作ったのでした。
冬の間はボイラーが稼働している上、
ボイラーでお風呂のお湯を入れた後、入る前に薪で焚いて冷めにくくしていたので
狭いボイラー室は結構暖かいのです。
という事で春になったのですが、
大量の薪が余っているので、風呂を薪だけで沸かす事にしたのでした。
2時間近く焚いてその後も熾き火が残るので、
断熱されているボイラーの熱だけの時よりもボイラー室はよほど暖かかったはずです。
そして、昨日もお風呂を焚いたのですが、
出入り口の上の種芋置き場にふと目をやると・・・
(天井や壁がすすけているのは掃除をさぼっている訳ではなく
薪を焚けばすすけてくるので掃除をしないからです)
ギョギョッ!
段ボール箱のフタを押し開けて怪獣の角のようなものが伸びだして来ているではありませんか!
脚立を持って来て箱を取り出しました。
コンニャク芋から巨大な芽がのびだしていました。
もう一つの箱も
小さい芋は伸び出しが遅いみたいです。
もう1箱は・・・
ガーン!
すっかり芽が干からびています。
今朝雨が上がったばかりなので、夕方にでもコンニャク芋を植え付けてやろうと思います。