天女さんちの辺りでは、タケノコは4月下旬ごろから収穫出来たのですが・・・
十数年前まではこの辺りにはいなかったイノシシ軍団が現れ
人間にはないソナーを装備しているイノシシは、
3月下旬には地中を30cmほど掘って、指3本ほどの小さなタケノコを食べあさり・・・
人間様はタケノコを食べられないようになったのでありました。
しかるに3年前、待望の豚コレラがまん延し、イノシシが次々と死んでいって
1~2年はそれなりにタケノコが収穫出来たのですが
どう考えてもおかしな政令?で、ものすごい費用を掛けて豚コレラに罹った豚は全部殺して地中に埋め、
イノシシにはワクチンの入ったエサを撒いて食べさせた為に
生き延びたイノシシは以前と同じくらいまで頭数が増え、
竹林は再びイノシシの掘った穴だらけになってしまったのです。
しかしながら、諦めの悪い錆鉄人は、
3日係で裏山の竹やぶに電気柵を設置し、
それ以来、3日に1回はタケノコが出ていないかと見に行ったのですが・・・
電気柵で囲った場所の外にはイノシシが掘って食べ散らかした小さなタケノコが散乱していても
肝心の電気柵の中には1本もタケノコが出てきません。
哀しいかな超音波ソナーが故障している錆鉄人は、タケノコが頭を出すのを待つしかありません。
そして、今日も何回目かのタケノコ掘りに裏山へ・・・
やはりタケノコは1本も見当たらず、
竹やぶは上へ上へと繁殖して行くので、
天女さんちの土地を越えてさらに作業路迄山を登り
作業路を山奥に向かって歩いていると・・・
数十メートル先に熊の親子と遭遇!
熊の親子は天下無双の錆鉄人に恐れをなして山奥に逃げて行きました。
優しい錆鉄人はそれ以上熊の親子を追いかけずに家に戻る事にしましたが・・・
(早い話、リスクを避けたという事ですが・・・)
戻る途中で細い竹を伐っていたら・・・
何と足元にタケノコの頭を発見!
何たる幸運、慎重に周囲の土を除去し、根元から掘り取りました!
ジャーン!
何と芋おいしそうなタケノコです。
早速、天女が調理してくれました!
タケノコの皮
本体のほうは煮てあく抜きをして・・・
食べるのは明日かも?
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